猫の爪切り、始めは先端2~3mmから!人間用爪切りはNG?頻度や方法も解説

鈴木さん
猫を飼い始めた方からよくいただく質問で多いのが「爪切り」でした。
猫の爪切りの頻度や目安、爪切りの仕方、どこまで切ればいいのかなど様々な疑問を持っているようです。
猫田
では猫の爪切りについて、爪切りの仕方や頻度などを紹介していきましょう。

爪切りを嫌がる猫もいるので、始めは戸惑う方も多いと思いますが、猫の爪が割れたり巻き爪にならないよう爪切りに慣れていきましょう。

猫の爪はどこまで切れば良い?

まず猫の爪切り気になるのは、猫の爪をどこまで切れば良いのかということ。

あまり長すぎては切る意味が無いし、短すぎると深爪になるようでどこまで切れば良いかわからないという人も多いと思います。

始めは先端2~3mmから

猫の爪を切るのが初めてだったりまだ慣れていないという人は、まず先端2~3mmから始めましょう。

猫の爪は根元部分が薄いピンク色になっていて血管が通っています。そのためピンク色の血管部分まで(肉球のギリギリ)爪を切ってしまうと出血しますし、猫も痛みを感じます。

それなら爪切りの回数は増えますが、ちょこちょこ2~3mmの爪切りから始めた方が安全です。さらに猫も飼い主さんも早く爪切りに慣れることができます。

慣れたら3~5mmくらい

猫のサイズや成長具合で変わってきますが、爪切りに慣れてきたら猫の爪の先端の3~5mmを切っていきましょう。慣れてくると爪切りが面倒だと感じて、深く切ってしまいがちです。

深爪や血管に気を付け、目で見て確認しながら切っていきましょう。

猫の爪切りの方法

猫の爪切り手順

  1. 猫がリラックスしているタイミングを見計らう
  2. 猫を仰向けにしてヒザに乗せ、後ろから抱きかかえる
  3. 肉球を持ち、爪を外に出す
  4. 爪を切りやすいように横に向ける
  5. 爪切りで猫の爪の先端2~3mmを切る
  6. 他の爪も同じように先端だけを切っていく

猫の爪切りの仕方の手順は上記のように行います。猫が爪切りを嫌がって噛みついてきたりしたりしたら、おもちゃやおやつを使って他のことに気をそらします。

他のことに夢中になっている隙に爪切りを進めていきます。

猫用爪切りは必要なのか

猫用の専用爪切りが販売されていますが、実際猫用の爪切りは必要なのでしょうか。

初心者の方には、猫用爪切りを使うことをおすすめします。猫によっては爪が固く割れやすいため、人間の爪のようにはいかないことがあります。

また大型猫の場合は特に爪も大きいため、ニッパー型の猫用爪切りの方が切りやすいと感じると思います。

しかし必ずしも猫用爪切りでなければいけないわけではありません。人間用の爪切りの方が私達は使い慣れているので、かえって人間用の方が速く正確にできる、という人も多いです。

猫の爪切りの頻度

猫の爪切りの頻度は2~3週間に1回です。前足の方が爪が伸びるのが速いので、こまめにチェックしましょう。

後ろ足の爪は前足よりも伸びるのが遅いため、前足と同じように切る必要はありません。もし後ろ足は前足の爪切りでチェックはして切るべきか判断します。

そもそも猫に爪切りは必要なのか

爪切りの方法についてご紹介してきましたが、猫に爪切りは本当に必要なのでしょうか。爪を研ぐだけで十分という話も聞きますが、飼い猫の場合はどうなのでしょう。

猫の爪の役割

猫の爪の役割は主に、

  • 狩りで獲物を捕まえるため
  • 木登りや外で走るため

などで、狩りをしたり高い所に上ったり走ったりするために使われています。

室内飼いでは爪は切った方が安全

室内で飼われている猫は狩りをすることはありませんし、木登りもキャットタワーやソファーなどの家具に上る程度です。

爪が伸びすぎると、家具や壁で爪研ぎを始めて家中がボロボロになってしまいますし、巻き爪で肉球が傷ついてしまうこともあります。

遊んでいて猫の爪でひっかかれて痛い思いをするかもしれませんし、猫の爪はなるべく切ってあげましょう。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。