猫の口臭が臭くなる理由
猫の口臭が発生する原因は私たち人間と同じです。口臭の原因は、口腔内の剥がれ落ちた粘膜や唾液、キャットフードなどの食べカスが口内に菌を増殖させ、口臭の原因となります。
また、人間は毎日歯を磨いたり、水で口を濯ぐ習慣がありますが、ほとんどの猫にはその習慣がありません。このため猫は年齢を重ねるほど口臭が臭くなる傾向があります。そして、口内の菌が増殖し続けると、歯の根元からこの菌が体内に侵入し、歯周病になって歯が抜け落ちたり顎の骨が溶けてしまうほど重症化することがあるので予防と対策が必要です。
また、恐ろしいところが、口の中のトラブルは腎臓病、肝臓病、心臓病の原因にもなることです。このため口臭くらいと侮らず早め早めに気を付け手を打っていきましょう。
猫の口臭対策におすすめの方法
もし、愛猫の口臭で悩んでいる方がいれば、私が実践している2つの方法を試してみて下さい。
歯磨き効果のあるキャットフードに替える
一番実践しやすい方法です。口臭の原因は毎日の食事、つまりキャットフードが大きく関係しています。歯磨きをさせてくれる猫は少ないと思いますが、歯磨きをしなければ歯間に食事カスが残りやすく、歯垢や歯石、口臭の原因となります。
そうした場合には動物病院の先生も推奨している歯磨き効果のあるキャットフードがおすすめです。ドライフードをカリカリと噛んでいる間に歯を綺麗に保つキャットフードです。
ドライフードや無添加で良質な原材料を使用しているキャットフードを選ぶようにしましょう。
定期的な口内ケア
口臭が臭い猫のケアをもっと徹底したい方は、自宅でできる口内ケアもおすすめです。うちで実践してる口内ケアは、毎日だと大変なので、週1回だけ猫に協力してもらってやってます。手順は以下に紹介します。
- 口内のネバネバを水に濡らしたガーゼなどで綺麗に拭き取る
- 毛先の柔らかい猫専用の歯ブラシで、歯全体を撫でるように優しく磨き、水で洗い流す
- 仕上げに市販の乳酸菌を歯全体に塗ってあげる
猫も飼い主さんも口内ケアに慣れるまで、ちょっと時間はかかりますが、週1日だけであれば、そこまで負担にならないと思うので、もし良かったら実践してみて下さい。
まとめ
- 猫の口臭は口内に歯垢や歯石が溜まり、菌が増殖することにより発生する
- 口内に菌が増殖し続けることによって、歯周病や腎臓病の原因になることもある
- 口臭対策には無添加で良質な原材料を使ったドライタイプのキャットフードがいい
- 定期的な口臭ケアを取り入れると尚良い