キャットフードの雑穀。栄養と特徴、米や麦などの主要な穀物以外の総称

雑穀 ドッグフード

キャットフードの原材料:雑穀

主穀類以外の穀類の総称

雑穀とは主穀類ではない穀類の総称です。主穀類とは、米・小麦・トウモロコシなど生産量や消費量の多い代表的な穀物が挙げられます。これらの陰にひっそりと隠れている穀類を雑穀と呼んでいます。

また一般的に何種類かの穀物を混ぜたものを雑穀と呼ぶことも多いかと思います。

ただ雑穀は定義が曖昧なところもあり、何と何を混ぜると雑穀という具体的な決まりはないので、主要な穀物以外で何種類か混ざっていればどれも雑穀と呼ぶようです。

このため雑穀は配合量や種類によって栄養素も大きく変わります。キャットフードでは「雑穀」と一言だけの表記のものもあれば種類や内容までしっかり記載されたものもあります。

主な雑穀の種類

雑穀は主要な穀類以外の穀物全般をさすので種類は非常に多いです。

  • アマランサス
  • モロコシ
  • ハトムギ
  • ヒエ
  • アワ
  • キビ
  • オオムギ
  • オート麦
  • 黒米
  • 赤米
  • 緑米
  • 玄米
  • ソバ
  • キヌア
  • 大豆
  • 黒豆

雑穀の栄養素

植物性タンパク質、ビタミンB郡、ミネラル

雑穀はいくつかの穀類を混ぜているので、混ぜるものや量によって栄養は変わりますので、全体的に共通している栄養の傾向についてご紹介します。

穀物というと炭水化物ばかりにフューチャーされがちですが、雑穀には炭水化物だけでなく、植物性タンパク質やビタミンB郡、ミネラルなども豊富に含まれています。

ナイアシン(ビタミンB3)や葉酸、ビタミン6などのビタミンB郡、カルシウムや鉄分など、穀物には様々な種類の栄養がまんべんなく含まれるような印象です。

雑穀をつかったキャットフードのメリット

グルテンフリーが可能

雑穀をつかったキャットフードには小麦やライ麦に含まれるグルテンが含まれないので、穀物を使用しながらグルテンフリー(Gluten free)キャットフードをつくることができます。

グルテンはタンパク質の一種で、穀物の中でもアレルギーを引き起こしやすいため、キャットフードでも小麦やライ麦を使用しないグルテンフリーのペットフードを選ぶ人が増えています。

様々な栄養をカバー

雑穀は様々な穀物が混ざっているので、1種類の原材料ではカバーしきれない様々な栄養素を摂取することができます。

特にビタミンやミネラルは非常に豊富なので、原材料からの栄養価を重視するなら雑穀もおすすめかと思います。

食物繊維で腸内活動を活発に

穀物には不溶性食物繊維という腸内でも消化されにくい食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維は腸内の水分や不要物を掃除し、便の量を増やして腸内を刺激し、腸の活動を活発にして便通を促進する効果があります。

雑穀をつかったキャットフードのデメリット

アレルゲンの特定が難しい

雑穀には様々な穀物が混ざっているので、もし穀物アレルギーが出た場合、どの穀物のアレルゲンに反応したのか特定しにくいというデメリットがあります。

穀物アレルギーにかかる猫自体はそこまで多くはありませんが、いざ穀物でアレルギーが出た場合、他の雑穀にもアレルギー反応が出てしまう可能性もあります。

炭水化物や食物繊維が多い

また仮に雑穀がたくさん配合されているキャットフードの場合、炭水化物や不溶性食物繊維の摂取量が多過ぎて、消化器官に負担をかけてしまったり、うんちが堅くなって便秘を引き起こしたりする可能もあります。

ただ雑穀がメインで使用されることはほとんど見られないので、そこまでの心配要素では無いかと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。