キャットフードのブルーベリー。アントシアニンやビタミンEの効果、葉を食べるのは危険!

ブルーベリー キャットフード
鈴木さん

目に良いと言う言葉が一人歩きしているブルーベリーですが、キャットフードに使われることもありますよね。猫の目にとってもブルーベリーは良い食べ物なんでしょうか。

猫田
「目に良い」というのは非常に抽象的なので、ここではブルーベリーに含まれる栄養素と目や視覚に関する影響を解説していきたいと思います!

キャットフードの原材料:ブルーベリー

目に良いと言われるブルーベリー

ブルーベリー(blueberry)は、ブルーベリーは「目に良い果物」と様々な効果が謳われており、そのままフルーツとして食べたり、お菓子やケーキ、ブルーベリージャム、ブルーベリーソースなどに用いられます。またその効果からサプリメントなどの栄養補助食品にもよく利用されています。

キャットフードでも配合量は多くありませんが、ブルーベリーが使用されることがあります。クランベリーやマルベリー、カウベリーなどの他のベリー類と一緒に使用されていることも多いです。またアントシアニン配合のペット用サプリメントでブルーベリーが利用されたりすることもあります。

ブルーベリーについて

ブルーベリーはツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される落葉低木果樹の総称です。温帯圏で広く栽培されており、果実は始め緑色で、徐々に赤っぽい色に変わったのち、濃くて鮮やかな青紫色に熟し甘酸っぱい味となります。

原産は北アメリカですが、ブルーベリーの元となる植物があったのは南アメリカで、その植物が北アメリカに渡って現在のブルーベリーとなりました。

ブルーベリーの栄養素

アントシアニンやビタミンEが豊富

ブルーベリーで注目される栄養素は紫色の色素の「アントシアニン」です。アントシアニンはポリフェノールの一種で抗酸化物質として様々な効果が期待されています。抗酸化物質ではビタミンEも豊富に含まれています。

ブルーベリーは炭水化物が主な栄養素で、その中でも食物繊維(不溶性)が豊富に含まれています。

タンパク質0.5g
脂質0.1g
炭水化物総量12.9g
食物繊維3.3g
ビタミンビタミンE1.7mg
ビタミンC9mg
カロリー100g49kcal

キャットフードにブルーベリーを使うメリット

視覚を正常に保つ

アントシアニンには猫の目に関する作用が多く、猫の視覚を正常に保つ働きがあります。

まずアントシアニンには光を取り込むために必要な感光色素「ロドプシン」の再合成を助ける作用があります。ロドプシンが増えることで、目に光が正常に取り入れられるようになるため、目の神経伝達が良くなり、眼精疲労を回復させたり暗闇でも物を見やすくする作用があります。

生活習慣病のリスクを低下させる

最近は室内飼いで運動不足になる猫が多く、猫の生活習慣病も話題に上がるようになってきました。

ブルーベリーには様々な生活習慣予防に役立つ作用があるとされています。たとえば肥満や高血圧、動脈硬化、糖尿病、循環器疾患など生活習慣病と呼ばれる病気の予防に、ブルーベリーのビタミンEやアントシアニンが有効と言われています。

英国イーストアングリア大学などの共同研究では、日常的にブルーベリーを食べている人はそうでない人に比べて2型糖尿病や循環器疾患のリスクが低かったと報告しています。

これまでの研究では、日常的にブルーベリーを食べる人では、2型糖尿病や循環器疾患を発症するリスクが低かったことが明らかになっている。/—省略/

この理由には、アントシアニンと呼ばれる果物の赤色などの成分であるフラボノイドの一種を多く含むためであると、イーストアングリア大学のエディン・キャシディ教授は述べている。
引用元:LINK de DIET [栄養]毎日のブルーベリーで循環器疾患リスク低下か

人における研究結果なので猫に当てはまると言うことはできませんが、様々な効果が期待できるということは事実です。

キャットフードにブルーベリーを使うデメリット

視力を上げる、高める効果はない

目に良いと聞くと一度悪くなってしまった視力を上げたり、元々の視力以上に見えるようにする効果を期待される方もいますが、ブルーベリーを与えても元々の視力を高める効果などは実証されていません。

ブルーベリーは一時的な回復には効果的ですが、根本的な視力や視覚を向上させる効果はないので、視覚が改善されたことで目が良くなったように感じることはあるかもしれません。

ブルーベリーを生で与える場合

ブルーベリーは猫に与えてOK

栽培のしやすさから家庭菜園でブルーベリーを育てる方も多いかと思います。そのため屋外に猫が出た際に食べる可能性は少なくないかもしれません。

猫が食べてはいけない食べ物として有名なブドウと見た目が似ているため心配される方もいますが、ブルーベリーは猫が食べられる果物です。

食べ過ぎは炭水化物の摂り過ぎになりますが、少量のおやつとして与えるのは問題ありません。

ブルーベリーの葉には注意

ペット 危険 植物 ブルーベリー 猫

引用元:ペットが出合う危険な植物 環境省

ただしブルーベリーの葉は猫が食べないよう注意しましょう。環境省の「ペットが出合うと危険な植物」には、ツツジ科の植物全般が中毒症状を起こす危険な植物として指定されています。

ツツジ科の葉や根皮には有毒成分が含まれており、口の灼熱感・よだれ・嘔吐・下痢・徐脈(脈が遅くなる)、不整脈、中枢神経の抑制、血圧低下などの中毒症状を引き起こします。

キャットフードのブルーベリーまとめ

 

猫田

以上今回はキャットフードのブルーベリーについてお話してきました。簡単に復習しましょう。

  • 視覚を正常に保つ働きがある
  • 生活習慣病のリスク低下も期待される
  • 元々の視力や視覚を高める力は証明されていない
  • ブルーベリーの葉は与えないよう注意
鈴木さん
ブルーベリーは猫にとってメリットも多いんですね。でも葉っぱには注意する必要があるんですね。

投稿者プロフィール

【監修・執筆】鈴木利奈
【監修・執筆】鈴木利奈ペットフード販売士 / コスメコンシェルジュ
一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。

日本化粧品検定協会会員。

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。