それでも問題ない猫もいますが、切り替えに失敗すると、猫が新しいキャットフードを食べてくれなかったり、猫が体調を崩したりすることもあるんです。なので、できれば旧フードから新しいフードへはゆっくり時間をかけて行うといいですよ。
キャットフードの切り替え方法
新旧キャットフードを混ぜて与えます
キャットフードを切り替える時は、徐々に今までのキャットフードに新しいキャットフードを混ぜていきます。
急に切り替えると、下痢や便秘、偏食などに直面しやすくなるため、徐々に体と猫の味覚を慣れさせることが大切です。
始めは新しいキャットフードを少量混ぜて与え、徐々に新しいフードの割合を増やし、何日間かかけて新しいフードが100%になったら切り替え完了です。
キャットフードの切り替えにかかる日数
日数と割合の目安表
切り替え 日数と割合 | 10日間 | 7日間 | 4日間 |
---|---|---|---|
1日目 | 10% | 14% | 25% |
2日目 | 20% | 28% | 50% |
3日目 | 30% | 42% | 75% |
4日目 | 40% | 56% | 100% |
5日目 | 50% | 70% | - |
6日目 | 60% | 84% | - |
7日目 | 70% | 100% | - |
8日目 | 80% | - | - |
9日目 | 90% | - | - |
10日目 | 100% | - | - |
切り替え目安は7~10日間
キャットフードの切り替え日数の目安としては7~10日間程度です。
7~10日と時間をかけてゆっくり切り替えることで、原材料や成分値の違うキャットフードに徐々に体を慣れさせていくことができます。なるべく多くの日にちをとっておいた方が負担は少なくなりますが、3~5日で切り替えている方もいます。
猫によっても慣れ方や体への負担は変わってくるので、日数は飼い主さんが様子を見ながら行うと良いでしょう。
キャットフード切り替えの注意点
軟便問題
キャットフードを切り替え時に起こりやすいのが、軟便や下痢です。
切り替え直後の軟便は下記の原因である可能性が大きいです。
- 急な切り替えによるもの
- 早食いや食べ過ぎ
- 食物繊維量が少なくなった
まず急な切り替えや消化器官がびっくりしてしまったことで、一時的に軟便になっている可能性があります。切り替えによる軟便の記事もありますので、ご覧ください。
新フードは余裕をもって買おう
切り替えでは旧フードが必要になるので、新しいフードは旧フードがなくなる前に余裕をもって買う必要があります。
旧フードがなくなってしまえば、新フードをいきなりあげなければならなくなるので、猫の体への負担がどうしてもかかってしまいます。
これまでと違ったフードを与えようと考えている場合は、これまでのキャットフードの残量に余裕をもって購入しておきましょう。
徐々に切り替えても食べないこともある
少しずつ正しい方法で切り替えていったはずなのに、新しいキャットフード食べてくれないケースもあります。
中には、新旧フードを混ぜた状態から、新しいキャットフードだけを避けて残す器用な猫も(笑)
このような場合は切り替え云々ではなく、単に味が好みではなかったり、体に合わないと猫が感じているのかもしれません。
キャットフードの切り替えまとめ
キャットフードの切り替えについて復習しましょう。
- 切り替え目安は7~10日間
- 徐々に新しいフードを混ぜて慣れさせる
- 急な切り替えは下痢や吐き戻しの原因に
- 新しいキャットフードは余裕をもって買う