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キャットフードというと全てが食事用に作られたキャットフードだと思い込んでいるかもしれません。決して間違ってはいませんが、おやつを食事とする方はいないように、猫のご飯にも食事用もあればおやつ用もあり、栄養を考えて与える必要があります。
キャットフードがどういった用途のものなのかを確認するためにも表示項目を確認しておきましょう。
キャットフードの表示項目
表示項目の種類
あまり気にしないかもしれないパッケージの裏面に記載されている表示項目。
この表示項目には、
- 「ペットフード安全法」という法律で表示が義務化された項目
- 日本の多くのペットフードメーカーが参加する「ペットフード公正取引協議会」で定められた項目
があります。
ペットフードの目的を見ると選びやすい
前者はペットフードの名称や賞味期限などの5つの項目、後者はキャットフードであること、内容量、原産国など9つの項目があります。キャットフードを購入する時はこれらの項目を全て確認して購入すれば猫に安心して食べさせられるといえますが、そうして選ぶことは時間がかかり大変で、忙しいときにはできないことです。
そこでこれらの項目の中から素早く確認できる項目として挙げるのが「ペットフードの目的」です。
キャットフードの目的の表示の種類
キャットフードの目的の種類
ペットフードに共通して言えますが、キャットフードの商品に記載されているペットフードの目的には「総合栄養食」、「間食」「療法食」、「その他の目的食」の3種類があります。
- 総合栄養食
- 間食
- 療法食
- その他の目的食
毎日の食事として購入する場合は「総合栄養食」を購入してください。
キャットフードにおける「間食」は猫のおやつとして食べさせるもの、「療法食」は主に病院で指定されて使用するキャットフード、「その他の目的食」は不足している栄養分を補うなどを目的して食べさせるものです。
総合栄養食以外を与え続けると栄養不足になる
体調を崩す原因に
総合栄養食以外を上げ続けると猫に必要な栄養を十分に摂れなかったり、反対に栄養が偏って肥満の原因になり、体調を崩したり最悪死に至ることにありますので注意して下さい。
総合栄養食でも猫の成長段階を考慮
また総合栄養食と記載されていても注意が必要です。総合栄養食といっても猫の成長段階によって違いがあります。
たとえば1歳までの成長段階にある猫用の総合栄養食はカロリーが多くなっていますから、他の年齢の猫に与えると肥満の原因になってしまいます。総合栄養食と表示されているから全ての猫に合っているわけではないので、購入の前にはよく確認し、食べさせる猫の年齢に合っているか注意して下さい。
間食の与え方
スナックは「おやつ」ですからしつけの時に使ったり、コミュニケーションをとるツールとして使ってもいいと思います。またウェットフードやセミモイストの商品ならそのほとんどは水分でできていますので、水を全然飲んでくれないという場合にも効果的です。
その他の目的食の与え方
副食やおかずのようなものから、ふりかけなど嗜好を増進するもの、または栄養補助食品をいいます。食事を食べなかったり、マンネリ化してきた食事にひと手間く得てあげたりと、食事自体を変化させながらも、栄養のバランスをとったりとその用途は様々です。
療法食の与え方
療法食は基本的に病院などから指示を得て与えるものなので、ペットショップなどで自分で選んで使用するものではありません。
獣医の支持のもと、用法、用量を守って与えましょう。