目次
徐々に食いつきが落ちる
「与え始めた時は、モリモリ食べてとても気に入っていたのに、しばらくしたら食いつきが悪くなった!」という相談が多いですね。このような経験をされた猫飼いさんもいるのではないでしょうか。
ですがせっかく見つけた猫好みのキャットフード。
また新たなキャットフード探しをしてフードジプシーに陥る前に、まずは猫の食いつきが落ちた原因を確認して、対処方法を試してみませんか。
今まで足りなかった栄養素を補えた
高タンパク質なキャットフードでよくある
今まで足りなかった栄養素を補えたことでキャットフードの食いつきが安定し落ち着いたというケース。
肉・魚原料が豊富に含まる高タンパク質キャットフードでよく見られます。今までのキャットフードではタンパク質量が足りていなかった猫は、始めは自分に必要なタンパク質をたくさん摂取しようとガツガツもりもり食べますが、しばらくして自分の体でタンパク質不足が解消されると、食いつきが落ち着いて、始めほど食べなくなることはあります。
1日で食べきれば問題なし
もともと猫は少ない量を1日で何度も食べる「少食多食」スタイルの動物なので、キャットフードをすぐに食べきれなくても問題はありません。
始めと比べて食いつきが「落ちた」のか「落ち着いた」のか観察してみましょう。むしろ何度も分けてゆっくり食べている方が吐き戻しや下痢、消化不良になりにくいので猫にとって負担のない食べ方です。
1日の給与量を数回に分ける
ただし、まる1日放置されたキャットフードは衛生的ではありませんし風味や味も落ちてしまっているため、食べなかった分は捨てて新しい物を入れておきましょう。
給与量が落ち着いてきたなら、1日の指定量のキャットフードを何回かに分けて与えると、フードの酸化や劣化を抑えながら猫のペースに合わせて与えることができます。
毎日の主食として食べたいフードではなかった
慣れ親しんだフード、習慣的な理由
今まで同じキャットフードを与え続けて切り替えた場合、また穀物メインのキャットフードから肉や魚原料メインのキャットフードに切り替えた場合、猫にとって新しいキャットフードをご褒美やおやつ、おかずのような感覚で食べていた可能性があります。
始めは食いつきが非常に良くおやつを食べているのかというような食いつきを見せますが、しばらくすると自分の主食だったキャットフードに戻ろうと、今までのキャットフードを食べなくなってしまうことがあります。
元のキャットフードやそれに近いフードにする
この場合、元のキャットフードに戻すか、その原材料や風味に近いキャットフードを探すと食べくれるようになりやすいです。
また元のキャットフードに新しいキャットフードを少しずつ混ぜていって徐々に切り替えていくと成功しやすいです。
短期間でキャットフードに飽きてしまう猫
グルメで飽き性な猫
単純に飽き性でどのキャットフードを与えたとしても短期間で飽きてしまう猫もいます。
今回以外にも何度挑戦してもすぐにキャットフードに飽きてしまう猫は、もしかしたら元々飽き性でグルメな猫なのかもしれません。
食べなければ違うフードが出てくると学習
猫が学習してしまった
多いのが、食べなければ飼い主さんが新しいフードを用意してくれると学習してしまうケースです。
特に飽きてしまったわけではなく、猫がたまたまごはんを食べなかった時に、他のキャットフードを沢山用意したり、ウェットフードやおやつを与えたりすると、猫は学習して食べなければ毎回違う美味しいごはんが出てくると思ってしまいます。
ころころ変えない
その場合、飽き性ということではないので、しばらく違うキャットフードは封印して、ウェットフードやふりかけを混ぜて同じキャットフードを与え続けるとまた食べくれるようになることが多いです。
切り替えが上手くいかなかった
フードを危険と認識してしまう
キャットフードを食べた日に猫が下痢や嘔吐、お腹を壊すなどしたことで、猫自身が「このキャットフードは危険、食べたくない」と判断してしまった場合、始めは食べていたのに、次の日から警戒して食べなくなることもあります。
切り替え方法の見直し
沢山食べるからといってすぐに全切り替えせずに、徐々に以前のフードに新しいキャットフードを混ぜて慣れさせていくことで、体の変化がゆっくりになるため、キャットフードを切り替えてすぐに起こりやすい下痢や吐き戻し、お腹を壊すなどのトラブルの予防につながります。