猫が噛む理由と心理とは
楽しい、嬉しい、興奮
猫は撫でてもらって嬉しい時や、楽しくて興奮している時などに噛むことが多いです。
猫は遊んでいると狩猟本能がうずくので「獲物を噛む」という意味で飼い主さんに噛みついてしまうことがあります。
また撫でてもらってリラックスしている時やもっと撫でてほしい時にも甘噛みで愛情表現をすることがあります。
もういい、ウザい、どっか行け
遊びや抱っこに飽きてもうやめたいと思っている時や、飼い主さんに触れられすぎて「ウザい」と感じている時に追い払う意味を込めて噛むこともあります。
たとえ自分から寄ってきたとしても、しばらくすると「もういい」と思うこともあるので、その終わりの合図として噛んでいる子もいるようです。
この対処方法は、飼い主さんが猫の様子を見て飽きてきたと思ったらサラッとやめてあげることです。
怖い、来るな、警戒
また猫は新しい物や人、環境に対して恐怖や不安を感じやすい動物です。そのため、なにかしら新しい状況におかれると警戒心や恐怖心が働き、威嚇してきたり噛んできたりします。
この場合、噛む以外にも声や目、体勢などから警戒していることが分かると思います。
痛い、つらい、触らないで
また病気や怪我が理由かもしれません。猫の病気の患部や怪我をして痛みがある場所を触られたりしたことで、噛んでしまったという可能性もあります。
特定の部位だけ噛むほど触るのを拒否された場合、何かしら病気や怪我をしているかもしれません。
猫の噛み癖を直す方法
猫に噛み癖がついてしまった場合、それを直すにはどんな方法があるでしょうか。
噛んだ部分を引かないで押す
猫が噛んだ時、普通なら噛まれた部分を引いて噛むのをやめさせようとしますが、あえてグッと口の奥の方に押します(もちろん加減はして)。
すると猫は嫌がって自分から口を離します。これを繰り返すことで、噛んでも押し込まれることを学習します。
噛んだ時点で遊び終了
次に痛くても痛く無くても、とりあえす噛んだ瞬間に遊びや撫でるのをやめる方法です。
別室や別階に移ってもいいでしょう。楽しくて仕方ない興奮状態で噛んだ時に、いきなりやめて離れられることで、噛む=楽しいことが終わってしまうと学習させます。
噛んだ瞬間に一声で叱る
猫が噛んだ瞬間に「だめ!」「痛い!」と一声だけ叱る方法もあります。この方法で怒鳴ったり叩いたりしてはいけません。
猫は音に敏感なので、噛んだ瞬間に声で叱られることでびっくりして噛み癖が改善しやすくなります。