猫が抱っこ嫌いになる理由
信頼関係がまだできていない
飼い主さんがまだ猫と打ち解ける前に抱っこするのは難しいです。
まだ猫が来て日が浅い、今まで猫とよく触れ合ってこなかったという場合、飼い主さんと猫の間で信頼関係が築けていないのかもしれません。
まずはおもちゃで一緒に遊んだり、ごはんを手から与えたり、撫でたりなどして警戒心を解き、自然と猫と接することができるようになってから抱っこに挑戦しましょう。
抱っこのためにしつこくかまった
抱っこやスキンシップをするために猫に必要以上にかまってしまう、というのも抱っこ嫌いの原因の一つです。
猫は気まぐれな動物なので、自分がかまってほしい時や触れ合いたい時だけしつこくしても嫌われるだけです。
猫が甘えたい時、猫が遊びたそうな時などに思いっきり撫でたり遊んであげると、次第に猫から来るようになるので抱っこもできるようになっていきます。
抱っこで嫌な体験をした
また抱っこ時、抱っこの前後に痛い思いや深いな体験をした猫は抱っこ嫌いになることがあります。
抱っこで猫を落としてしまったことがある、抱っこで注射や治療をしたなどのことから猫が「痛い思いや嫌な体験=抱っこ」と学習してしまうことがあります。
対処方法としては、猫にとって嫌なことは抱っこ以外の体勢でする、抱っこできた時には猫のストレスになるようなことはせず撫でる、おやつをあげる、などがあります。
そもそも抱っこが嫌い
猫によっては特に何をされた、何があったなど関係なく元々抱っこが嫌いな猫がいます。
スキンシップをあまりしたがらない猫や元野良猫は、始めから抱っこが嫌いというケースもあります。
この場合、何をしても抱っこが好きになってくれないこともあるので、しつこくせず撫でたり抱っこ以外のスキンシップを楽しむ方へ切り替えましょう。
抱っこの仕方が良くない
また飼い主さんの抱っこの仕方に猫がしっくり来ていない可能性もあります。
猫にとって抱っこされた時に安心して身を任せられる体勢にならないと、落ち着かず抱っこを嫌がります。
猫に触ったり抱きかかえたりするのはOKだけど、抱っこした状態をキープできないという方はこのパターンかもしれません。
抱っこの仕方さえマスターすれば猫も抱っこが安心できることだと分かるので、抱っこの練習から始めましょう。
猫に好かれる抱っこの仕方
猫に好かれる抱っこの仕方をご紹介します。
まずは軽いスキンシップから
抱っこ嫌いの猫の場合、始めはいきなり抱っこせず様子を見て軽いスキンシップから入りましょう。
様子を見ながら、話しかけたり撫でたりして、抱っこ以外のスキンシップをとります。
抱っこの前に激しい遊びはしない
興奮状態だと猫はじっとしていられなくなり、抱っこも嫌がるかもしれないので、猫がリラックスするように優しく撫でたりブラッシングなどをして、ゆったりとした空気をつくります。
抱っこの前におもちゃで遊ぶと、猫は興奮して抱っこどころではなくなってしまうこともあります(遊び疲れるくらいだったら逆に効果的かも…?)。
ゆっくり抱えてみる
猫がリラックスして力が抜けていくのを感じたら、いよいよ抱っこしてみましょう。
抱っこする時は、まず猫の後ろから脇の下あたりに片手を回し、もう片方の手はお尻に当てて持ち上げます。
嫌がる様子がなければ抱えやすい高さまで持ち上げます。
お尻を安定させて抱っこ完了
抱きやすい高さまで持ち上げたら抱え込むように腕を猫の体に回して、猫の体が丸まった状態になるように、体重のかかるお尻を安定させます。
猫が嫌がって身をよじったり、逃げる様子がなければ抱っこ成功です!