ペットフード販売士とは?
ペットフード販売士(Petfood Sales Adviser)は、一般社団法人ペットフード協会が認定する民間資格で、ペットショップやペットサロン、動物病院、ペットフードメーカー、ペットフード製造業者などのペットフード業界を始め、動物医療従事者や動物関連事業者、ペット関連のメディア運営をされている方や、一般の方の飼い主さんまで様々な方が受験しています。
認定を行っている一般社団法人ペットフード協会は、1969年10月に任意団体ペットフード工業会として設立し、2009年に現在の一般社団法人ペットフード協会にかわった歴史ある団体で、ペットフードの製造や販売を行う企業87社で構成されています。
ペットフード販売士になるには
申込みから資格取得までの流れ
- ペットフード販売士の受験申込(7月~9月)
- テキストの発送(8月~)
- オンライン講習(2週間程度の動画視聴)
- 試験(10月)
- 合否通知(11月)
これまで試験会場は2020年度までは横浜・名古屋・大阪・東京の4会場に限られていましたが、今年からは全国で講習や試験を受験することが可能となりました。
オンラインになる以前は…
私の時は東京会場で講習・受験が同日で行われました。午前が講習、午後が試験だったので、講習後はお昼ごはんにお弁当とお茶が支給されました。
2021年度からは、講習は全国にあるテスト会場でeラーニングの動画視聴によって行われるので、前よりもいろんな地域の方が受験できるようになりました。合否通知は後日郵送されます。
ペットフード販売士の受験料
受験料は、一般(会員・非会員)は1名3万3,000円、学生は1名2万5,000円、企業団体割引などもあります。
ペットフード販売士の講習内容
ペットフード販売士の講習は、事前に送付されていた講習会テキストを使って受けます。
講習では以下のような内容を学習します。
- 犬や猫の体の生理学
- 基礎栄養学
- ペットフードの製造や保存
- 愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律の概要(ペットフード安全法)
- 関連法規(景品表示法、薬機法など)
- 店頭や動物病院でのQ&A
- エキゾチックアニマル
- ペットの効用
- 飼育の基礎マナー
事前の講習テキストはサンプルが公開されています。3ページほどですがPDFでダウンロードできるので、もし興味がある方が見てみてもいいかもしれません。
ペットフード販売士の試験、難易度
ペットフード販売士の試験の難易度は高くありません。テキストの到着から事前学習期間が1ヶ月あるので、なんとなく読んでおくだけでも予習になります。
また、予習がしっかりできなくても、講習をしっかり視聴して試験前に勉強すれば十分に合格できる内容です。
すでに動物やペットフードに関する知識をある程度持っている方であれば、余裕を持って合格できるレベルだと思います。
ペットフード販売士の試験合格者への特典
合格すると認定証書、認知バッジ、POPなどが送られます。WEBバナーで使用できるデータもダウンロードできるようになります。サイトや店頭でペットフード販売士がいるというアピールになります。
ペットフード販売士の更新手続き
ペットフード販売士の資格を取得してから3年頃に最新情報の履修と更新料が必要になります。更新料は、学習プログラムの登録料、認定更新料の合計7,000円になります。
更新対象は資格有効期限の2ヶ月前までに事務所から案内がくるので、期限までに入金と更新手続きを行います。
もし更新しないと資格が失効してしまうので、更新時期はチェックしておいた方がいいですね。
まとめ
- ペットフード販売士は一般社団法人ペットフード協会が認定する民間資格
- ペットフードに関する法律、製造、保存、種類や特徴、また犬や猫の生理学や基礎栄養学などを学ぶ
- 難易度は高くない