そうですね。原材料に含まれる栄養素には猫の体やキャットフードに必要な特徴や役割があります。
ここではキャットフードの原材料それぞれの特徴や働き、配合する目的を紹介したいと思います。
キャットフードで使用される原材料の種類
キャットフード使用される原材料一覧
種類 | 食材名 | 豊富な栄養素・特徴 |
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肉類 | 鶏肉(チキン) | ・タンパク質 ・メジャーで安定供給が可能 ・脂質は控えめ |
七面鳥肉(ターキー) | ・タンパク質 ・超低脂質 |
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鴨肉・アヒル肉(ダック) | ・タンパク質 ・脂質 ・鴨とアヒルで大きな違いはない(合鴨は鴨とアヒルのハイブリッド) |
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牛肉(ビーフ) | ・タンパク質 ・脂質 ・肥育剤やBSEが懸念 |
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豚肉(ポーク) | ・タンパク質 ・脂質 ・ビタミンB群が豊富 ・ホルモン剤の心配 |
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羊肉(ラム) | ・タンパク質 ・アレルギーを抑えるヒスタミンが含まれる ・若干クセがある |
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鹿肉(ベニソン) | ・タンパク質 ・超低脂質 ・ジビエ(野生動物) ・アレルギーに配慮 |
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馬肉(ホース) | ・高タンパク ・超低脂質 ・ジビエ(野生動物) ・細菌感染のリスクが低い |
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うさぎ肉(ラビット) | ・高タンパク ・低脂質 ・ジビエ(野生動物) ・猫の嗜好性が高いと言われている |
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カンガルー肉 | ・タンパク質 ・超低脂質 ・ジビエ(野生動物) ・オーストラリア、ニュージーランド産が多い |
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ミートミール 家禽ミール | ・タンパク質 ・肉の種類が不特定 ・避けられる原材料の一つ |
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魚類 | サーモン | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・アスタキサンチン ・ビタミンB群 ・ビタミンE |
タラ(コッド) | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンB12 ・ヨウ素 ・セレン ・リン |
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カレイ | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・リン ・セレン ・ヨウ素 |
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ヒラメ | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・リン ・セレン ・ヨウ素 |
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トビウオ(アゴ) | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB6 ・ビタミンB12 ・リン |
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マス | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン ・カリウム |
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サワラ | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン ・亜鉛 ・カリウム |
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タイ | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・リン ・セレン ・マグネシウム ・カリウム |
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サバ(マッカレル) | ・タンパク質 ・脂質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン ・セレン |
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ニシン(ヘリング) | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・リン |
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マグロ(ツナ) | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・カリウム ・リン ・セレン |
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カツオ | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンd ・ビタミンB群 ・セレン ・リン |
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イワシ(サーディン) | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン ・セレン |
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フィッシュミール | ・タンパク質 ※配合される魚による |
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白身魚ミール | ・タンパク質 ※配合される魚による |
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オキアミ(クリル) | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 |
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緑イ貝 | ・タンパク質 ・タウリン ・グルコサミン ・コンドロイチン |
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エビ | ||
しらす | ・タンパク質 ・ビタミンD ・セレン ・EPA ・DHA |
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スズキ | ・タンパク質 ・ビタミンA ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン ・マグネシウム |
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アンコウ | ・タンパク質 ・ビタミンB12 |
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キス(シロギス/アオギス) | ・タンパク質 ・ビタミンD ・ビタミンB群 ・リン |
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ギンヒラス(シルバー) | ・タンパク質 ・オメガ3脂肪酸 ・ビタミンD ・ビタミンE ・ビタミンB群 ・カリウム ・リン |
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メルルーサ(ヘイク) | ・タンパク質 ・ビタミンB12 |
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穀物 | 小麦 | ・炭水化物 ・食物繊維 ・グルテン |
トウモロコシ | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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米 | ・炭水化物 ・食物繊維 ・低アレルゲン |
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大麦 | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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オーツ麦 (燕麦) | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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ライ麦 | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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ヒエ | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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アワ | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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キビ | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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ソバ (疑似穀類) | ・炭水化物 ・食物繊維 ・アレルギー症状が重篤 |
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アマランサス (疑似穀類) | ・炭水化物 ・食物繊維 ・疑似穀類 |
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スペルト小麦 | ・炭水化物 ・食物繊維 ・品種改良されていない ・アレルギーが発症しにくい |
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キヌア | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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玄米 | ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
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小麦フスマ | ・食物繊維(低GI) ・カリウム ・マグネシウム ・鉄分 ・カルシウム |
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雑穀 | ・炭水化物 ・食物繊維 (配合種類や割合による) |
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チアシード | ・炭水化物 ・食物繊維 ・αリノレン酸 |
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野菜類 | ジャガイモ | ・炭水化物 ・ビタミンC ・モリブデン |
サツマイモ | ・炭水化物(低GI) ・ヤラピン ・ビタミンB6 ・ビタミンC ・ビタミンE ・葉酸 ・パントテン酸 ・モリブデン ・カリウム ・銅 |
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チコリ | ・イヌリン (水溶性食物繊維) ・葉酸 ・ビタミンK |
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ニンジン | ・βカロテン ・食物繊維 |
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ホウレン草 | ・βカロテン ・ビタミンK ・葉酸 ・ビタミンC ・カリウム ・マグネシウム ・モリブデン ・シュウ酸 |
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トマト | ・炭水化物 ・食物繊維 ・ビタミンC ・リコピン |
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キャベツ | ・不溶性食物繊維 ・ビタミンK ・葉酸 ・ビタミンC ・モリブデン |
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カボチャ | ・炭水化物 ・食物繊維 ・βカロテン |
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小松菜 | ・カルシウム ・βカロテン ・ビタミンK ・葉酸 ・ビタミンC ・カリウム ・マグネシウム ・モリブデン ・シュウ酸 |
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タピオカ | ・炭水化物 ・食物繊維 |
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ブロッコリー | ・ビタミンC ・不溶性食物繊維 ・モリブデン ・βカロテン ・シュウ酸 |
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豆類 | エンドウ豆 | ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
ひよこ豆 | ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
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インゲン豆 | ・植物性タンパク質 ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
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レンズ豆 | ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
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そら豆 | ・植物性タンパク質 ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 |
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大豆 | ・植物性タンパク質 ・イソフラボン ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 ・アレルギーに注意 |
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果物類 | リンゴ | ・糖質 ・プロシアニジン (リンゴポリフェノール) ・食物繊維 ・ビタミンC ・リンゴ酸 ・クエン酸 |
クランベリー | ・キナ酸 ・アントシアニン ・食物繊維 ・ビタミンE ・ビタミンC |
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ブルーベリー | ・アントシアニン ・シアニジン ・ビタミンE ・ビタミンC ・食物繊維 |
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オレンジ | ・ビタミンC ・ビタミンP (ヘスペリジン) ・クエン酸 ・糖質 |
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バナナ | ・糖質 ・食物繊維 ・カリウム ・ビタミンB6 ・ビタミンC ・モリブデン |
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アボカド | ・オレイン酸 ・食物繊維 ・ビタミンE ・葉酸 ・パントテン酸 |
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イチゴ | ・アントシアニン ・葉酸 ・ビタミンC ・モリブデン ・糖質 |
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ナシ | ・糖質 ・カリウム ・プロテアーゼ |
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ラズベリー | ・ビタミンC ・食物繊維 ・ビタミンE ・銅 |
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マルベリー(クワノミ) | ・アントシアニン ・ビタミンC ・ビタミンE ・食物繊維 |
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パイナップル | ・糖質 ・ビタミンC ・ビタミンB1 ・マンガン ・銅 ・ブロメライン ・糖質 ・食物繊維 |
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パパイヤ | ・ビタミンC ・葉酸 ・パパイン ・βカロテン |
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ドリアン | ・ビタミンE ・ビタミンB1 ・葉酸 ・ビタミンC ・モリブデン |
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桃 | ・ビタミンE ・ビタミンC ・食物繊維 ・糖質 |
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ビワ | ・βカロテン ・ポリフェノール ・糖質 |
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キウイ | ・ビタミンC ・ビタミンE ・アクチニジン ・食物繊維 ・糖質 ・カリウム ・銅 |
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パッションフルーツ | ・葉酸 ・ビタミンC ・ナイアシン ・βカロテン ・ビタミンB6 |
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ハーブ類 | ローズマリー | ・記憶力を高める ・リラックス作用 ・血行促進作用 ・肝機能を高める |
オレガノ | ・消化の促進 ・鎮静作用 ・殺菌作用 |
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ペパーミント | ・鎮静作用 ・抗菌作用 ・防腐作用 ・発汗作用 ・利尿作用 ・脳の機能を高める ・胃腸の機能を調整 |
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カモミール | ・リラックス効果 ・抗菌作用 ・安眠効果 ・鎮静作用 ・貧血改善 |
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マリーゴールド | ・血流改善 ・毒素を排出する ・胃粘膜の炎症を抑える |
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チコリ | ・腸内のガスの排泄を助ける ・緩やかに便の排泄を促す ・利尿作用 ・消炎作用 ・消毒効果 |
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アニス | ・消化の促進 ・防腐作用 ・消臭作用 ・腸内のガスの排泄を助ける ・気管にたまった痰の除去を助ける |
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パセリ | ・利尿 ・抗炎症 ・鎮静 ・血圧降下 |
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ローズヒップ | ・抗酸化作用 ・鎮静作用 ・消化の促進 ・利尿作用 |
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シナモン | ・鎮静 ・鎮痛 ・血圧改善 ・老化防止 ・血行促進 ・抗菌作用 ・腸内のガスの排泄を助ける |
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ユッカシジゲラ | ・腎臓や肝臓疾患における解毒作用 ・利尿効果 ・血圧降下作用 ・血行改善作用 ・消臭効果 |
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アルファルファ | ・利尿作用 ・疲労回復 ・便通促進 ・健胃作用 |
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セージ | ・抗菌 ・抗ウイルス ・防腐 ・制汗 ・内分泌調整 |
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タイム | ・抗菌 ・殺菌 ・抗ウイルス ・防腐 ・去痰 ・利尿 ・強壮 ・鎮痙 ・疲労回復 |
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マジョラム | ・鎮静 ・鎮痙 ・消化促進 ・食欲増進 ・利尿 ・強壮 |
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西洋イラクサ | ・抗アレルギー作用 ・利尿作用 ・血行促進 ・浄血作用 ・血流改善 |
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機能性原材料 | セルロース | ・不溶性食物繊維 ・便秘予防 ・血糖値上昇の抑制 |
ビートパルプ | ・不溶性食物繊維 ・整腸作用 ・血糖値上昇の抑制 |
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・整腸作用 ・免疫機能サポート |
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寒天 | ・便秘改善 ・毛玉ケア ・ミネラル補給 |
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きなこ | ・植物性タンパク質 ・イソフラボン ・炭水化物(低GI) ・食物繊維 ・アレルギーに注意 |
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オリゴ糖 | ・整腸作用 ・便秘予防 ・免疫機能サポート |
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ビール酵母 | ・整腸作用 ・便秘予防 ・免疫機能サポート |
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モンモリロナイト | ・毒素や老廃物吸着 | |
グルコサミン | ・関節の健康維持 ・軟骨を構成 |
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コンドロイチン | ・関節の健康維持 ・軟骨を構成 |
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加水分解タンパク質 | ・アレルギー対策 ・療法食に多い |
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ゼオライト | ・毒素やアンモニア吸着 ・水の硬度を下げる |
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海藻 | ・水溶性食物繊維 ・カルシウム ・マグネシウム ・ナトリウム ・カリウム |
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油脂類 | 動物性油脂 | ・不特定な動物の油脂 ・脂質 ・オメガ6脂肪酸 |
魚油 | ・不特定な魚類の油脂 ・脂質 ・オメガ3脂肪酸 |
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植物性油脂 | ・不特定な植物の油脂 ・脂質 |
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オリーブオイル | ・脂質 ・オメガ9 |
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月見草油 | ・脂質 ・オメガ6(γリノレン酸) |
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乳類 | チーズ(猫用) | ・タンパク質 ・脂質 ・カルシウム ・ビタミンA |
脱脂粉乳 | ・タンパク質 ・糖質 |
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全脂乳・全粉乳 | ・タンパク質 ・糖質 ・脂質 |
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キノコ | 椎茸 | ・食物繊維 ・グアニル酸 ・βグルカン |
アガリクス | ・抗腫瘍効果 ・免疫の活性化 ・血糖値上昇抑制 |
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添加物 | 添加物に関する記事はこちら |
肉類・魚類
キャットフードにはほぼ必ず使用される肉類・魚類の原材料はキャットフードの栄養素の割合や、商品の方向性、味や風味を決める重要な原材料です。主原料(第一・第二原料)として原材料上段に表示されることが多く、キャットフードのおよそ20~80%を占めています。
肉や魚に豊富な動物性タンパク質は、筋肉や皮膚・被毛など体を構成する役割の他、主要なエネルギー源としても利用されます。
また、猫は植物原料から必要な栄養素を合成するのが苦手なので、猫の必須アミノ酸や必須脂肪酸、脂溶性ビタミンが消化吸収しやすい状態で含まれる肉や魚は猫にとって重要な栄養供給源です。
キャットフードでは特にチキンが人気です。高タンパクで低脂質かつ味にクセがないので猫の好き嫌いも少ないためかもしれません。
アレルギー対策にはラムやターキー、白身魚などがよく見られます。また、国産ウェットフードにはツナ(マグロやカツオ)がよく使用されています。
動物や魚からとれる鶏脂、サーモンオイル、魚油、レバーなども動物由来の原材料としてはよく使用されます。
穀類
一昔前まではキャットフードのメイン原材料として多く配合されていた穀物。ここ最近は穀物を不使用にしたグレインフリーフードが主流になってきていますが、炭水化物(糖質、食物繊維)だけでなく、植物性タンパク質やモリブデン、パントテン酸、マグネシウム、ビタミンB群など様々な栄養素が含まれています。
ただ肉と魚の項目でも説明したとおり、猫にとって主要なエネルギー源となるのは炭水化物ではなくタンパク質なので、穀類は必要ないという見解もあります。実際、猫は炭水化物の約40%程しか消化できないので、多すぎる食物繊維は消化不良の原因になることもあります。また肉や魚が多い製品に比べると嗜好性も低い傾向があります。
アレルギーの面からも、小麦やトウモロコシに含まれるグルテンは穀物アレルギーや食物不耐症の原因となるため、穀物を不使用にしたグレインフリーが指示されています。
そうですね。ただ、穀物が全て猫にとって良くないというわけではなく、中にはグルテン含まない米やオートミール、玄米などの穀類を使用しながら猫の体や栄養面に配慮したフードもありますし、穀物と相性の良い猫もいるので、愛猫の体質や嗜好性に合わせて選ぶことが大切です。
野菜類
野菜類には食物繊維やまたビタミンやミネラルが豊富です。このため、キャットフードに様々な野菜を使用することで、食材から天然の栄養素を取り入れることができます。ただ野菜に含まれるビタミンの多くは加熱や製造過程、また保存中に損失してしまうものが多いので、中には野菜にまったく頼らず、栄養添加物や他の原材料でビタミンやミネラルを補っているものもあります。
また、使用される野菜はその原産国の特色が出ることが多く、海外産ではあまり日本では馴染みのないチコリやなどがよく配合されていますが、国産ではキャベツや人参、ゴボウなど日本のスーパーで販売されているような食材が見られます。
ただ野菜は基本的に水分量が多いので、乾燥させるドライフードではそこまで高い割合にはなりません。
野菜の中でも、ジャガイモやサツマイモは食物繊維が多く腹持ちが良いため、野菜というより穀物の代わりに炭水化物や食物繊維源として配合されることが多いです。
猫も40%は炭水化物を消化できるので、腹持ちを良くしつつサブのエネルギー源となります。
豆類
豆類は食物繊維が豊富かつ低GIでアレルギーのリスクも低い炭水化物源です。芋類と同様、グレインフリーキャットフードで使用されることが多く、エンドウ豆、ヒヨコ豆、レンズ豆、大豆など様々な豆類がキャットフードに使用されています。
豆類の中で、大豆だけは少し扱いが異なります。大豆は植物性タンパク質が豊富で、肉や魚に匹敵するほどです。おから、きなこ、大豆油など大豆から加工した原材料も多く使用されています。栄養価が高く、イソフラボンというポリフェノールも多く含まれています。また大豆からつくられる納豆菌にはプロバイオティクスとして腸内環境を整える働きがあります。
一点、豆類の中で大豆だけはアレルギーのリスクが高いとされてるので、大豆を不使用にするメーカーも多いです。また、大豆には植物性タンパク質が豊富ですが、猫にとってエネルギーとして効率的に活用しやすいのは動物性タンパク質です。なので、大豆が含まれる場合、動物性タンパク質と植物性タンパク質がどの程度の割合で配合されているかは気になるところかもしれません。
肥満や血糖値が気になる猫には低GIな豆類は嬉しいですね。大豆だけはメリットも大きいけどアレルギーのリスクもあるという感じなんですね。
果物類
果物類(フルーツ)はビタミンや食物繊維が豊富で、甘味や酸味など味を構成する成分も多く含まれています。また、生の果物には抗酸化成分やポリフェノール、酵素なども豊富に含まれます。特に抗酸化作用があり、腸内環境を整え免疫力を高めたり、尿pHを酸性に傾けるベリー系の果物は下部尿路疾患に配慮したキャットフードによく使用されます。
ただ果物をドライフードに使用する場合、どうしても加熱加工が加わるので、熱に弱いビタミンや酵素などは損失してしまいます。このため、果物は配合しないキャットフードも多く見られます。また、果物を配合すると糖質が多くなってしまうだけでなく、猫は犬のように甘味に対して嗜好性を示さないので、使用するとしても少量であることがほとんどです。
ストルバイト結石は尿pH値がアルカリ性に傾くと形成されやすくなるので、酸性に傾けてくれるベリーはよく見ますね。
猫は甘くても食いつきがよくなるわけではないんですね。
ハーブ類
ハーブ類は種類にとって様々な効能や作用が期待されていて、また猫の体への働きだけでなくキャットフードの品質保持の面においても役に立つ原材料です。配合量は多くありませんが、合成添加物等を使用せず天然原材料のみで構成されたキャットフードでは、ハーブの効果や作用も上手に使って品質を維持しています。
ハーブの効果は、ざっと抗酸化作用や防腐作用、消臭作用、殺菌作用を始め、他にも安眠効果、血流改善、消炎作用、利尿作用、消化促進、肝機能を高めるなど、猫の健康維持にも嬉しい作用が期待されています。
添加物
よく話題に上がる添加物。キャットフードでは酸化防止剤や保存料、甘味料、着色料、香料、調味料、栄養添加物などが使用されています。
添加物はそれぞれに目的があって配合されるので一概に悪いものばかりではなく、キャットフードの劣化や腐敗を防いだり、必要な栄養素の確保のために配合されていることがほとんどです。添加物にも化学由来のものもあれば、天然由来のものもあるので、原材料名欄を見て判断する必要があります。
いえ、「無添加」と言われるキャットフードも、実は明確な定義がないので、栄養添加物は使用されていたり、製造過程で記載義務のない添加物が使用されている可能性があります。このため無添加という言葉にどれくらいの信憑性があるかは定かではありません。
また本当に完全無添加でキャットフードを製造した場合、酸化や腐敗が進むので、発癌性物質の発生や食中毒、風味や嗜好性を引き起こし、添加物を使用する時よりかえってひどいことになる場合もあるんです。
このため、キャットフードでは添加物すべてを敵視するのではなく、猫に注意が必要な害の可能性のある添加物を知って避けることが大切です。
その他の機能性原材料
ビール酵母やプロバイオティクス(乳酸菌など)、オリゴ糖、ビートパルプ、セルロースなど、どの分類にも振り分けられない原材料もあります。
原材料によって様々な目的がありますが、上記のものは主に食物繊維や腸内の環境を整えるために加えられる原材料です。
キャットフードの原材料の見方
キャットフードのパッケージには使用されている全原材料名が表示されています。
日本で販売されているペットフードは「ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)」によって、名称、原材料名、賞味期限、事業者名および住所、原産国の5項目の表示義務が定められています。このため、パッケージには必ず原材料が表示されています 。
原材料名欄は、割合の多い順番に記載されているので、下の例ではチキンが主原料となります。配合が1%以下の原材料は順不同なので、最後の方に記載されている原材料は配合量順とは限りません。
危険な原材料や添加物は禁止、もしくは制限が設けられている
ペットフード安全法では表示の他、有害な物質や添加物の使用を禁止・または制限しています。
以下、ペットフード安全法で規定されている物質や添加物になります。
分類 | 規定される物質名 | 規格 |
---|---|---|
カビ毒 | アフラトキシンB1 | 0.02μg/g |
デオキシニバレノール | 1μg/g | |
有機リン系農薬 | グリホサート | 15μg/g |
クロルピリホスメチル | 10μg/g | |
ピリミホスメチル | 2μg/g | |
マラチオン | 10μg/g | |
メタミドホス | 0.2μg/g |
|
添加物 | エトキシキン | 150 g/t |
BHT (ジブチルヒドロキシトルエン) | ||
BHA(ブチルヒドロキシアニソール) | ||
亜硝酸ナトリウム | 100 g/t | |
重金属 | カドミウム | 1μg/g |
鉛 | 3μg/g | |
砒素 | 15μg/g | |
有機塩素系農薬 | BHC(α-BHC、β-BHC、γ-BHC、δ-BHCの総和) | 0.01μg/g |
DDT(DDD、DDEを含む) | 0.1μg/g | |
アルドリン及びディルドリン | 0.01μg/g | |
エンドリン | 0.01μg/g | |
ヘプタクロル及びヘプタクロルエポキシド | 0.01μg/g | |
メラミン | 2.5μg/g |
食糧には限りがあり、動物と人間にとって美味しい部位や必要な部位はまったく同じではありません。このため、共生の上で、人間が食べる部分と動物に与える部分を分けることは、動物と人間、両方の食糧を確保できるので、一概に悪いことではありません。
ですが中には「食品には規定で使用できないから、決まりが少なく配合してもバレない動物用に…」と安いコストでその原料が使用される場合もあります。これはもちろん原産国やメーカーの方針や考え方によっても異なりますが、飼い主さんが原材料や製造メーカーから判断することが大切です。
キャットフードの原材料まとめ
以上キャットフードの原材料を分類して紹介しました。キャットフードには、様々な原材料がそれぞれ目的をもって配合されています。
愛猫のためにどんな原材料を使用したキャットフードを選べばいいのか少しでも参考にしてもらえたら幸いです。下の記事ではキャットフードの成分についてご紹介しています!ぜひ合わせてご覧下さい。