【まんが】キャットフードの原材料



だいたい原材料は決まっていますからね。そこまで細かく覚える必要はありませんし、私たちの馴染み深い食材が多いので、わかりやすいですよ。
では原材料について簡単に説明したいと思います。詳しくは各項目の関連記事からご覧いただけます。
原材料名欄での見方




キャットフードの代表的な原材料
- 肉類
- 魚類
- 穀類
- 野菜類
- 豆類
- 果物類
- ハーブ類
- 添加物

肉類・魚類の原材料



特にチキンが主原料のキャットフードが多く使用されています。猫には特に動物性タンパク質が多く必要なので、キャットフードでもおよそ30~80%を肉・魚原料が占めています。
また動物や魚からとれる油脂、卵、レバーなども動物由来の原材料として非常によく使用されます。
穀類の原材料



そうですね。ここ最近は穀類使用のキャットフードはオールドスタイルとも言われ、数や種類も徐々に少なくなってきています。
ただ全部が全部というわけではなく、穀類を使用したキャットフードの中にも、猫の体や栄養面に配慮したキャットフードも多くあります。
野菜類の原材料

野菜の中でもジャガイモやサツマイモは穀類の代わりに炭水化物の役割も果たすことから、肉や魚、穀物と並んで多く使用されやすい原材料です。
またチコリという野菜も日本ではあまり馴染みがありませんが、海外のキャットフードではよく見られる原材料の一つです。


豆類の原材料

豆類ではエンドウ豆、ヒヨコ豆、レンズ豆、大豆などがキャットフードにはよく使用されます。
特に穀類を使用したグレインフリーキャットフードで使用されることが多いです。芋や穀物の代わりに炭水化物としての役割を果たします。

アレルギーのリスクが低い豆類ですが、大豆はアレルギーのリスクが高いため注意が必要ですよね。非常に栄養価の豊富な食材ですが、キャットフードでは避けたい食材の一つとして有名です。
果物類の原材料

果物類ではベリー系、リンゴ、オレンジなどの原材料がよく使用されます。果物は野菜やハーブ類と同様、少量で使用されることが多いです。
必要不可欠というわけでもないので、フルーツが使用されていないキャットフードもあります。

ハーブ類の原材料


ハーブはキャットフードの保存や品質保持の面でも役に立つ原材料です。配合量は多くありませんが、合成添加物を使用しないドライフードにはよく使用されています。
抗酸化作用や防腐作用、消臭作用、殺菌作用などキャットフードの品質を保つための作用、他にも安眠効果、血流改善、消炎作用、利尿作用、消化促進、肝機能を高めるなど、猫への効果も期待できるような作用を持ち合わせる原材料です。
添加物の原材料


注意が必要と言われる酸化防止剤や甘味料、合成着色料、香料、調味料、また合成添加物がよく聞かれますが、キャットフードでよく使われる添加物として代表的なものは、栄養添加物です。
品質の高いキャットフードでは合成添加物はあまり使用されないので、お話することも少ないですね(笑)




添加物と言っても自然由来のものもありますし、原材料から抽出した成分や自然由来のエキスを使用した添加物もあります。
無添加と謳っているものもありますが、本当に無添加にした場合、栄養を満たせなかったり保存がきかず劣化しやすかったりとリスキーな面もあるんですよ。
そのためキャットフードでは添加物すべてを敵視するのではなく、猫に注意が必要な害の可能性のある添加物を知って避けることが大切です。

その他の原材料

ビール酵母やプロバイオティクス(乳酸菌など)、オリゴ糖、ビートパルプ、セルロースなど、どの分類にも振り分けられない原材料もあります。
原材料によって様々な目的がありますが、上記のものは主に食物繊維や腸内の環境を整えるために加えられる原材料です。
キャットフードの原材料まとめ

以上キャットフードの代表的な原材料について復習しましょう。
次はいよいよキャットフードの成分、栄養素についてです。難しいと感じることが多い成分系のお話ですが、キャットフードを選ぶには必要不可欠な知識なので、ぜひご覧ください!