猫の食物別アレルギー対策におすすめのキャットフード【療法食、健康維持食、対応食】

猫田

猫が食物アレルギーを発症する確率というのは、そこまで高いわけではありません。ただ先進国では猫のアレルギーの発症率が高い傾向にあり、日本も例外ではありません。

鈴木さん
アレルギーになってしまった猫のフード選びに関する相談はよく聞きますし、好みに加えアレルギー反応が出る食べ物も避けなければならなくなるので、キャットフード選びはより難しくなりますよね…。
猫田
アレルギーの特定もですが、すでにアレルギーが出ている猫は似た形のアレルゲンを持つ食材にもアレルギー反応を示すリスクが高いため、なるべく少ない原料でアレルギー反応が出るのを避けることも大切です。 

猫の食物アレルギーの原因

牛肉、魚、鶏肉、小麦、コーン、乳製品、ラムが多い

BMC Veterinary Researchという獣医学や疫学について記事を掲載しているサイトに、コンパニオンアニマル(ペット)のアレルギー反応や食物アレルゲンについての調査した記事がありました(BMC Veterinary Research)。

その2015年1月16日時点での調査結果には、猫の食物アレルギーの原因として多いのは、下記の食べ物であると記載されています。

  1. 牛肉(ビーフ)
  2. 鶏肉(チキン)
  3. 小麦・コーン・乳製品
  4. ラム

また、卵や大麦、およびウサギもアレルゲンとして報告されています。

ただ猫の場合、動物性タンパク質は体をつくだけでな効率的に消化吸収できるエネルギー源でもあり非常に重要な成分なので、特定の食べ物にアレルギーが出た場合、他の食べ物からタンパク質を摂取する必要があります。

【療法食】現在アレルギーが出ている猫におすすめの療法食(※療法食は猫に与える前に獣医師に要相談)

アレルギー療法食は、アレルギーを発症した猫の回復のために必要な栄養に合わせてつくられたキャットフードです。

  • サイエンスダイエットプリスクリプションダイエット 低アレルゲン
  • ファルミナ ベットライフ ウルトラハイポ
  • アニモンダ インテグラプロテクト アレルギーケア

アレルギーに特化しているため、現在アレルギー症状が出ている猫には療法食がすすめられます。ただ療法食を与える場合は、必ず獣医さんや動物病院で診察を受け相談してからにしましょう。

サイエンスダイエット プリスクリプションダイエット 低アレルゲン ドライ

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プリスクリプションダイエット
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サイエンスダイエットが販売するプリスクリプション・ダイエットのアレルギー療法食は、食物アレルギーの原因になりにくい加水分解タンパク質と単一炭水化物源を使用しているので、幅広い食物アレルギーに対応できます。

アレルギー療法食では低タンパク質なものが多いですが、こちらはアレルギーに配慮しながらタンパク質量が35%も配合されています。

ファルミナ ベットライフ ウルトラハイポ

vatlife 療法食 食物アレルギー

ベットライフのウルトラハイポはイタリア産のキャットフードで、食物不耐性下痢、突発性下痢、炎症性皮膚炎、炎症性腸疾患、食物アレルギー除外食食物アレルギーになった猫に向けの療法食です。

価格は2㎏あたり5,439円(税込)と中価格帯のキャットフードと比べると少し高め設定ですが、食物アレルギー除外食であり合成酸化防止剤も使用していません。

アニモンダ インテグラプロテクト アレルギーケア

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アニモンダ
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アニモンダのインテグラ アレルギーケアは、ドライフードとウェットフードの両方があるので、口の中に炎症が出てしまったり、食欲不振でドライフードが食べられない猫にもおすすめのアレルギーケア療法食です。

ドライフードには、比較的アレルゲンになりにくいラビットミールやドライポテトが使用されています。

【肉】にアレルギーがある猫におすすめのキャットフード

肉にアレルギーが出てしまった猫の場合、他の動物の肉をつかったキャットフードや加水分解タンパクを使用したキャットフードに変更するなどして対策することができます。

  • クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフード
  • フィッシュ4キャット サーモン

また広い範囲で肉に対してアレルギーが出ている場合、魚肉がメインのフードにシフトする選択肢もあります。

クプレラ ホリスティックグレインフリーキャットフード

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クプレラホリスティックグレインフリーキャットフードは、魚原料を豊富に使用したキャットフードであり、肉原料は使用していません。そのため肉原料全般にアレルギーがあって魚原料のみを使用したキャットフードしか食べられないという猫にも与えることができます。

乳酸菌や活性酵素なども配合されており、アレルギー対策と腸内サポート両方の効果が期待できるキャットフードでもあります。

フィッシュ4キャット サーモン

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フィッシュ4キャットサーモンは、サーモンを主な原材料に使用しているキャットフードであり肉原料は使用されていません。

フィッシュエキスはどの魚のエキスかわからないため、魚にアレルギー反応がある猫は注意した方がいいかもしれません。

低GIなサツマイモを使用しているため糖尿病や肥満対策も考慮されており、魚系キャットフードの中でも評価の高いキャットフードと言えます。

【魚肉】にアレルギーのある猫におすすめのキャットフード

魚肉にアレルギーが出る猫の場合、肉のみを使用したフードを利用するのがおすすめです。フード名がチキンや肉系になっていたとしても、魚が使用されていることもあるので、原材料名はしっかり見ておきましょう。

  • ナチュラルバランス グリーンピー&ダック キャットフード
  • モグニャン キャットフード

魚の中でも白身魚はアレルゲンになりにくいので、青魚にアレルゲンが出ているなら、白身魚を使ったフードに切り替えてもいいかもしれません。

ナチュラルバランス グリーンピー&ダック キャットフード

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ナチュラルバランスのグリーンピー&ダックは、あひる肉をメインに使用したキャットフードで魚原料や穀物は使用されていません。

アレルギーに配慮しながらグレインフリーで高タンパク質なのでコストパフォーマンスに優れたキャットフードです。ちなみに商品名や原材料の「グリーンピー」はグリーンピースのことです。

モグニャン キャットフード

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モグニャン
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モグニャンキャットフードは白身魚を63%使用しています。サツマイモや豆類を使用して、他の動物原料は使用していないので、同じ魚系のキャットフードの中でも低アレルゲンなフードかと思います。

ただ白身魚の場合なんの魚が使用されているか特定できないので、広範囲で魚にアレルギー反応が出る場合、魚自体を避けた方がいいかもしれません。

【穀物】にアレルギーのある猫におすすめのキャットフード

小麦やトウモロコシは穀物の中でもアレルギーを引き起こしやすい食材です。グルテンフリーやグレインフリーの人気の要因の一つになっています。

  • ロニーキャットフード
  • ヤラーキャットフード
  • カナガンキャットフード

小麦・トウモロコシのみを不使用にしたキャットフードもいいですが、交差反応で近い種類の他の穀物にもアレルギー反応が出る場合もあるので、今市場に多いグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードを選ぶのもいいかと思います。

ロニーキャットフード チキン

ロニーキャットフードはチキンとサーモンオイルの2種類の動物原料しか使用しておらず、様々な種類の肉や魚がまぜこぜになった動物原料は使用していません。

遺伝子組み換え原材料(GMO)や人口酸化防止剤も不使用、さらにグレインフリーです。

サイズ展開が1.8㎏のみですが、リピーターや根強いファンが多く、口コミでは長年悩まされていた皮膚の状態が良くなったという口コミも見られました。チキンとサーモンにアレルギーがない猫にはおすすめのキャットフードです。

ヤラーキャットフード グレインフリー

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ヤラーのグレインフリーキャットフードは、オーガニックと品質管理に徹底的にこだわった環境でつくられ、有機農法で栽培・飼育された原材料が魅力です。穀物が不使用であることに加え、添加物やGMOフリーにも配慮されています。

メインの原材料はチキン、鶏脂肪ですが、ヘリング(ニシン)も使用されています。ヤラーはオーガニックで工場や農法にもこだわりがあるため価格も他のキャットフードに比べて高いです。800gで3,456円するのでお財布事情を考えると難しいと感じる方も多いかと思いますが、品質や猫の安全性について考えると個人的には最も信用できるのではないかと考えています。

カナガンキャットフード

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カナガンキャットフードは様々なサイトで取り上げられ、アフィリエイトで批判を受けることもありますが、使用している動物原材料を見ると鶏肉とサーモンオイルの2つですし、グレインフリーで穀物も使用していないのでアレルギー対策のキャットフードとしても優秀だと思います。

1.5㎏の販売のみということであまりサイズは選ぶことができませんが、まとめ買いで安くなるなどのお得な購入の仕方もあるのでチェックしてみてもいいと思います。

【卵】にアレルギーのある猫におすすめのキャットフード

卵には非常にタンパク質が豊富に含まれるため、卵にアレルギー反応が出る猫もあります。他の項目で紹介しているフードの中にも、卵も使用していないフードは割とあったので紹介しておきます。

  • ジウィピーク
  • クプレラ
  • モグニャン
  • フィッシュ4キャット
  • ナチュラルバランス グリーンピー&ダック
  • ヤラーグレインフリー etc…

ちなみにレシチンは大豆由来と卵由来のものがあるので、レシチンが含まれる場合には、卵由来かそうでないかも確認した方がいいかもしれません。

ジウィ・ピーク NLフリーレンジチキン

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ジウィ・ピークはエアドライ製法という低温の熱風でゆっくり乾燥させる製法でキャットフードを製造しています。

原材料は生の鶏肉やレバー、ハートなどで、魚ではありませんが緑イ貝という貝も含まれています。

400gで3,585円とは超高額だと感じた方もいるかと思いますが、ジウィ・ピークはお湯や水でふやかして与えるので、与える際には質量が増えるため、400gでも1.5~2㎏分くらいにはなります。

【単一】動物性タンパク質が1種類のおすすめキャットフード

動物性タンパク質を1種類に限定しているキャットフードは個人的にもおすすめです。たとえばチキンのみ、サバのみ、鹿肉のみ、というように限定して、種類を少なくしています。

  • アディクション ビ・バラ・ベニソン
  • ギャザー フリーエーカー

よっぽどピンポイントでその食べ物のタンパク質がアレルゲンであった場合を除けば、広い範囲のアレルギーに対応できるおすすめのアレルギー対応キャットフードです。

アディクション ビ・バラ・ベニソン

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アディクションのビバ・ラ・ベニソンキャットフードは、鹿肉をメインに使用したキャットフードです。鶏脂肪が使用されていますが、鶏肉のアレルゲンとなるタンパク質は除去してあるので、動物性タンパク質は鹿肉のみとなります。

キャットフードの肉原料として多い鶏肉にアレルギーを持っている猫におすすめのキャットフードです。また魚原料も使用していないので、鹿肉にアレルギー反応が出る猫以外に与えることができます。

ギャザー フリーエーカー

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ギャザーフリーエーカーキャットフードは、メインの食材にオーガニックチキンを使用しており、添加物や残留農薬、GMOへの配慮もなされています。

魚原料も含まれていないので、チキン以外の動物原料がアレルゲンでも問題なく与えることができます。

オーガニック食材を使用していることもあり、価格は1.81㎏で6,264円と高めになりますが、高タンパク質かつ単一の動物性たんぱく質、さらにグレインフリーでオーガニックという好条件なキャットフードはあまり見られないのでチェックしていて損はないと思います。

【選び方】アレルギー対策キャットフードを選び方

  • 愛猫のアレルゲンが含まれないか
  • タンパク質が摂取できるか
  • 気になる添加物は含まれていないか

アレルギー反応の原因アレルゲンが含まれていないか

アレルギー療法食やアレルギー対策として最も重視するのは、そのキャットフードに愛猫のアレルギー反応を引き起こすアレルゲンが含まれていないかという点です。

愛猫のアレルゲンを特定する方法としては、

  1. 与える食事を変えて症状の変化を見る
  2. 動物病院でアレルギー検査

の2つの方法があります。原因となる食べ物を特定することで、猫が食べてはいけない物がはっきりするので、無駄に沢山の食べ物を制限する必要がなくなります。

タンパク質の摂取は必要

アレルギーになるとアレルゲンとなるもの全てを排除しようとする方もいますが、猫にとってタンパク質は体をつくるだけでなくエネルギー源としても重要な成分です。炎症の回復や体力を維持するためにも、タンパク質が少なくなることは望ましいことではありません。

このためアレルギー反応が出てもタンパク質は過度に制限するのではなく、使用する動物原料の種類を絞ってアレルゲンの食べ物だけを排除するのがおすすめです。

人工的な添加物、GMOフリー

アレルギーの原因は食材だけではなく、添加物が原因であることも。人口的につくられた合成添加物や遺伝子組み換えを行っている原材料(GMO)に対してアレルギー反応が出る猫もいるので、しっかりとアレルギー対策を考えているキャットフードでは、人口添加物や遺伝子組換え原材料を不使用にするなどレシピに工夫がされています。

【価格】おすすめのアレルギー対策キャットフード一覧

キャットフード名容量価格肉原料魚原料
ナチュラルバランス
グリーンピー&ダック
500g1,455円・ダックミール
・ダック肉
1㎏2,006円
2.27㎏4,345円
ベットライフ
ウルトラハイポ
400g2,931円・加水分解魚タンパク
・魚油
2㎏5,439円
アディクション ビ・バラ・ベニソン450g1,782円・鹿肉粉
・鶏脂肪(鶏たん白質除去)
900g2,916円
1.8㎏5,292円
5.4㎏14,580円
カナガン1.5㎏4,346円・乾燥チキン
・骨抜きチキン生肉
・鶏脂
・チキングレイビー
・サーモンオイル
クプレラ
ホリスティックグレインフリー
900g2,160円・魚類( ギンヒラス、シロギス、豪州真ダイ)
・ 魚油
1.81kg3,758円
4.54kg8,175円
フィッシュ4キャット
サーモン
400g1,404円・サーモンミール
・サーモン
・サーモンオイル
・フィシュエキス
1.5㎏4,536円
ギャザーフリーエーカー454g1,782円・チキン(有機)
・乾燥チキン(有機)
・鶏脂肪
・天然香料(チキン由来)
1.81㎏6,264円
3.63㎏9,288円
ロニーキャットフード1.8kg4,644円・肉類(脱水鶏肉 、鶏生肉 、鶏タンパク質 、鶏脂)・フレッシュサーモンオイル
ジウィピークエアドライ
NZフリーレンジチキン
400g3,585円・チキン
・チキンレバー
・チキンハート
・鶏骨
・緑イ貝
1㎏7,603円
ヤラーキャットフード
グレインフリー
800g3,456円・チキン(乾燥・有機)
・鶏脂肪(有機)
・ヘリング(乾燥・MSC)
2.4㎏9,180円

猫のアレルギー対策キャットフードまとめ

猫田
以上今回は猫のアレルギー対策のキャットフードについてまとめてきました。
鈴木さん
意外にもアレルギーに配慮されているキャットフードはたくさんあるんですね。皮膚の炎症や被毛の脱毛といった症状が出ている子はもしかしたらアレルゲンがあるキャットフードを食べているのかもしれないですね。
猫田

そうですね。キャットフードを変えたことで治ったという声も聞かれるのでキャットフード選びは猫のことを考えてしっかり選んであげるといいのではないかと思います。

総合ランキングが気になる方は下の記事からよりたくさんのフードの評価を見ることができますよ。

112種徹底比較!真のキャットフードランキング【おすすめ10選&口コミ評価】

2016年8月29日

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。