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多頭飼いの方に必見のキャットフードをご紹介
フードジプシーの入り口ですね。今回は多頭飼いの方にイチオシのキャットフードを、比較しながらランキング形式でご紹介したいと思います。
多頭飼い向けフード以外の全商品から探したいという方は以下の記事をご覧ください。
多頭飼いのキャットフードの選び方
全年齢対応(オールステージ)
多頭飼いの猫達に与えるキャットフードは、全年齢対応・オールステージ対応のキャットフードがおすすめ。下記に記載のキャットフードも全年齢対応のものを選んでいます。
年齢別のキャットフードでも問題ありませんが、全年齢対応にすると、子猫・成猫・シニア猫、どの成長段階でも食べられるので、長い目で見て多くの猫に対応できて与えやすいです。
まとめ買いでお得
多頭飼いはフード代がかさむので、選ぶなら低~中価格帯のコスパの良い商品がが良いでしょう。良品質でも高価格だと飼い主さんの首を絞めるか、続けられず結局は探し直しになるので、飼い主さんが継続的に購入可能な範囲のキャットフードを探しましょう。
なおかつ一度に○袋以上で割引、送料無料、特典が付くかなど、多頭飼いで沢山買うからこそお得なキャットフードも見ておくといいでしょう。
猫たちの傾向に合わせる
多頭飼いの猫たちの傾向をみながらどんな栄養バランスのキャットフードにするのか選びましょう。
シニア猫が多い、食べ盛りが多い、魚好きが多い、元野良猫が多い、オスだけメスだけの多頭飼い、など傾向は様々。
下記のランキングでは順位をつけていますが、それぞれの特徴やポイント、メリット、デメリットがあるので、チェックしながら選んで頂けるといいかと思います。
【終売】1位 トムキャット ロッキーマウンテン
トムキャットのロッキーマウンテンプレミアムは個人的にコストパフォーマンスが最も優れていると思うキャットフードの一つです。1kg1,080円、2.5kg2,480円、10kg7,480円、また10kg×2袋の計20kgの販売も。1kgあたり1,080円でも十分安いですが、最高容量の20kgで購入になると1kgあたり673円と激安フードばりに安くなります。
ただロッキーマウンテンのすごいところは、これだけ安いにも関わらず、メインに肉または魚を使用し、穀物不使用(グレインフリー)、添加物も最低限かつ天然由来、成分表示も細かく親切で、安全性とコスパを両立したレシピである点です。
全年齢対応で、ラインナップも肉系のチキン&ターキーと魚系のホワイトフィッシュ&サーモンの2種類があり、肉好きと魚好きの猫それぞれに対応可能です。カロリーも366kcalとそこそこで脂質も14%程度と抑えめでこってりしすぎないところも良いかと思います。またシニアがカルシウム、リン、マグネシウムの比率もほぼ適正なので、どの年齢層の猫にも良いでしょう。
2位 ピュリナワン グレインフリー
ピュリナワンは1.6kgサイズが1,600~1,700円で1kgあたり1,000円のやや低価格帯のキャットフードです。ピュリナワンはラインナップが豊富ですが、中でも高タンパクで低脂質なグレインフリー(穀物不使用)ラインがおすすめ。グレインフリーラインはチキンと白身魚の二種類があるので、猫たちの好みの傾向に合わせて選べればいいかと思います。全年齢対応ではありますが「1歳から全ての年齢に」と記載があるので、子猫がいない成猫~シニア猫世代の多頭飼いの方に良いでしょう。
低価格ですが肉や魚原料をメインにエンドウ豆やタピオカの原料キャッサバを炭水化物源に使用しています。原価の高い卵も使用されていて、コストパフォーマンスの高い商品だと思います。着色料やBHT・BHAなどの発がん性が危惧される酸化防止剤は使用していません。ミックストコフェロールという安全性が高い酸化防止剤を使用しています。水分12%以下で少々水分が多めなので、長期保存する場合には湿気の少ない保管環境を意識しましょう。
3位 ホリスティックレセピー
ホリスティックレセピーはお試しサイズの330gから4.8kg、15kgの大サイズがあるので、試してから大容量の購入に踏み切れます。4.8kgの価格は6,050円で1kgあたり1,260円。15kgの価格は15,950円で1kgあたり1,063円で、こちらもやや低価格帯に当てはまります。猫ライト(体重管理、去勢)、7歳以上(シニア)、7歳まで(幼~成猫用)、お腹の健康をサポートの4種類があります。成長段階別なので、年齢が若年層もしくは高年齢層どちらかに偏っている多頭飼いにおすすめです。
小麦やオーツ麦繊維を使用しているのでグレインフリーではありませんがメインは鶏肉で、卵やツナミールなども使用しています。腸内環境に配慮して数種類の乳酸菌を配合しています。また、酸化防止剤は安全性の高いミックストコフェロールを使用。タンパク質量は32%と中程度ですが脂質が19%とタンパク質量のわりに高めなので、やせ気味の猫や太りにくい猫たちに良いでしょう。
4位 ヒルズ サイエンス・ダイエット
ヒルズのサイエンスダイエットは、療法食を広く展開しているメーカーです。2.8kg以上の大サイズはありませんが、1kgあたり1,000円以下と多頭飼いでも手の届きやすい価格設定なので、複数の猫が療法食を利用する場合もおすすめ。年齢が1~6歳、7歳以上と分けられていて健康状態や悩みで選べるので、ある程度年齢層や健康状態が似ている多頭飼いの家庭で良いでしょう。
小麦やコーングルテンなど穀類が多く使用されていますが、合成酸化防止剤のような危険性が指摘される添加物は使用していません。
5位 カークランド コストコ
コストコで人気の高いカークランドのキャットフードは、大容量11.34kgで4,870円。1kgあたり429円という破格の安さで購入できます。コストコまでいかずとも楽天やAmazonなど通販サイトからも購入可能です。ただし全年齢対応ではなく成猫用なので、子猫やシニア猫には別のキャットフードが必要になります。
鶏肉とチキンミールを主原料に、グレインフリーではありませんが穀物アレルギーが出にくい玄米や白米が配合されています。香料がどのような成分かはわかりませんが、他着色料や合成酸化防止剤の使用は見られません。腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌が数種類含まれています。オメガ6とオメガ3の比率は6.6:1で適正範囲に収まっています。
6位 ねこ元気
「ねこ元気」はユニチャームペットが販売するとても安価なキャットフードで、「複数ねこ用 お魚とお肉のスペシャルブレンド」の多頭飼い向けのラインがあります。3kgと5kgの販売があり、参考価格は5kgで1,628円。1kgあたり325円と激安フードで非常に購入しやすい金額です。
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉)を主原料に使用しています。着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)を使用していますがBHTやBHAなどの合成酸化防止剤は使用していません。
7位 カナガン
カナガンは価格高めで継続は難しいかもしれませんが、高価格なりに多頭飼いさんにメリットがある理由があります。それは、まとめ買いでお得に購入ができるためです。
カナガンは合計金額によって割引金額が変わります。定期コースで1回の注文が2万円以上だと商品価格が20%オフになるので、通常より1袋あたり792円安くなります。1回の注文で5袋以上、定期コースで設定できる最大サイクルが13週なので、約3ヶ月で5袋以上を消費できれば最も安い価格で買えるわけです。792円×5袋ということは、3,960円安くなるので、1回の注文で1袋分の金額が浮くということになります。カナガンは1袋1.5kgなので5袋だと7.5kg。3ヶ月で7.5kgということは、1日あたり約83g以上を消費すればいいので、猫が2~3匹以上いれば問題なく食べきることができます。送料や手数料も無料になるので、お得になる金額はもっと大きいです。プレゼント特典なども付きます。
2匹とも2.5kg以下の成猫で少食だった場合、5袋で3ヶ月サイクルだと余ってしまう可能性がありますが、一時停止やお届け日の先延ばし対応も可能なので、大きな問題はないかと思います。ただ、届いた5袋のフードを保管しておく必要があるので、保管環境が良くない(日が当たる、気温・湿度が高い等)場合や、保管する場所がない方にはまとめ買いは難しいかもしれません。
カナガンは全年齢対応なので、子猫からシニアまで食べられますし、グレインフリーで高タンパクです。健康な猫ならどの猫にも推奨できるといえます。また、動物原料はチキンとサーモンオイルだけなので、アレルギー反応の原因となる原材料も少なく、どの猫がどんなアレルギーを持っているか分からない多頭飼いの方に適しているといえます。
8位 ロニーキャットフード
ロニーキャットフードが多頭飼いにおすすめの一番の理由は、いろんな猫に広くウケが良いところ。好みが分かれやすい多頭飼いにおいて全年齢対応で食いつきに関する口コミが良い印象を受けたので、今回ロニーはランクインしています。プレミアムキャットフードなので価格は高めで多頭飼いでは厳しいかもしれませんが、猫の好みが分かれてみんな食べてくれるフードが見つからない!という多頭飼いの方にはぜひおすすめしたい商品です。原材料や成分へのこだわり、プレミアムフードの中で見ると高品質でギリギリの攻めた価格で販売していることが見受けられます。
ロニーは定期購入にすると約18%オフで1袋あたり946円安くなり、また3袋以上で682円の送料が無料になります。定期で設定できるサイクルは最大60日なので、約2ヶ月で3袋が消費できれば最も安い価格で購入できることになります。946円×3袋と送料682円なので、1回の3袋注文で最大3,520円安くなります。ちなみにロニーは1袋が1.8kgなので3袋5,4kg。5,400gを2ヶ月ということは、1日あたり90gずつ消費できればいいので、こちらも猫が2~3匹いれば問題なく食べきれます。
ロニーはペット栄養管理士が相談に乗ってくれるところも魅力です。多頭飼いだと与え方や猫それぞれの悩みを抱えている方が多いので、ショップ店員さんのように気軽に相談できる存在がいる安心感は大きいのではないかと思います。
9位 エリザベスキャットフード
エリザベスキャットフードは、シニア猫や運動不足で肥満気味の猫が多い多頭飼い家庭におすすめのキャットフードです。上位の低価格帯に比べれば非常に価格は高めですが高タンパク、低脂質、低カロリーなので、パワフルなフードが重く感じるシニア期の猫や、脂質をカットしたい肥満気味の猫に良いでしょう。多くの魚系フードはミネラルバランスやオメガ脂肪酸のバランスが崩れがちですが、エリザベスキャットフードは成分の配合量を調整しているので、シニア期の猫への配慮も見られます。
カルシウム:リン:マグネシウムを適正比率に限りなく近いため、シニア猫がかかりやすい尿路や腎臓に配慮していることが分かります。平均的な数値から見ても灰分の量がそこまで多くないので、ミネラルを抑えたい猫が多い場合にも適しているといえます。
また、エリザベスはすぐ上のロニーと同じメーカーが製造しているので、ロニーと合わせて3袋でも送料無料が適用になります。3袋のまとめ買いで違う種類を試したい人は、ロニーとエリザベスを混ぜた注文をしてみましょう。
10位 オリジンキャットフード
オリジンは5.45kgサイズのものを買えば3,232円お得に購入できます。通常の1.8kgサイズの商品は5,544円で大容量と同じ5.4kg分を買うには1.8kg×3袋で16,632円ほどかかる計算になりますが、5.45㎏サイズを購入すると13,200円。同じ量消費するなら大容量にしましょう。
オリジン キャット&キトゥンは肉原料の含有量が非常に多く高タンパクかつ高脂質という高栄養なキャットフードなので、パワフルでよく動く成長期の猫が多い多頭飼いの方に良いでしょう。
太り気味の猫が多い場合は、低炭水化物で体重管理用のフィット&トリムが良いでしょう。運動量が少なく消費エネルギーが少ない猫や脂肪として蓄えられてしまう猫、シニア期の猫、あっさり系が好みの猫は、穀物入りやさっぱりとした魚が多いフードにしましょう。
オリジンは定期が可能なサイトもありましたが、定期と単品の価格を比べたところ、100~300円しか変わらなかったので、そこまで定期にこだわらなくてもいいかと個人的には思いました。
多頭飼いの場合のキャットフードの与え方
多頭飼いでキャットフードを与えると、先輩猫に遠慮して食べなかったり、食いしん坊な猫が他の猫のごはんを横取りしたり、種類や量を調整してもぐちゃぐちゃになって管理にならない!とお悩みの方も多いはず。
多頭飼いの場合、食べていない猫と食べ過ぎている猫がいても気がつきにくく、その状態はどちらの猫にとってもよくありません。そのため、まずは以下のような点を注意しましょう。毎回するのは難しいかもしれませんが、多頭飼いの食事管理を一度お試しいただければと思います。
器の位置を遠ざける
多頭飼いでは器が近いと、どれが自分のごはんかどうかわかりにくいので、器を遠くにするだけで自分のごはんに集中してくれる場合もあります。
食事の時間をずらす
器同士を離してもだめなら食事の時間をずらす方法があります。
古参の猫や力関係の強い猫に先にフードを与え満足させ、その後に新参の猫に与えるというように食事の時間をズラすと、新参猫がごはんを奪われないことがあります。
ただ食事をずらすことでかえって奪われやすくなることもあるので、性格や食事へのがっつき具合を見ながら試してみましょう。
与える部屋や場所を別にする
与える場所や部屋自体を変えることが、猫同士のごはんを邪魔させない効率的な方法です。
一方だけケージの中でごはんを与えるなどすれば同じ部屋でも食事だけを分けることができます。
食べ残しは早めに下げる
食べ残しを早めに下げることで、次回からの食べ残しが減り、他の猫に食べられてしまうことを防げます。
何分くらいで片付けるかは、飼い主さんのライフスタイルや与えるフードによりますが、ウェットフードは悪くなりやすいので、食べない場合にはドライより早めに下げましょう。
多頭飼いの猫のキャットフードと与え方まとめ
そんな猫たちが美味しい物を食べて健康でいられるよう、ごはんや与え方にも配慮してきましょう。
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