安全なキャットフードとは?有機栽培で残留農薬やホルモン剤のリスクがない商品を紹介!

猫田
安全なキャットフードを探される方は多いですが、どの程度までの安全にこだわるかによってフード選びは大きく変わってきます。
鈴木さん
確かに「ヒューマングレード」「人間と同じレベル」という売り文句がありますが、私たち人間は着色料入りの物や遺伝子組み換えをされた食材を食べたり、残留農薬が本当にないのかわからない食べ物も口にしていますもんね。
猫田

はい、そう考えると、人間レベルのものが猫にとって安全とは言い切れなくなるわけです。私たちよりも小さな体をもつ猫は、私たち以上に食の影響を受けると考えておいた方がいいでしょう。

ではここからが本題です。猫にとって本当に安全なキャットフードとはどのようなものなのか。こだわり抜いた本当に安全性の高いキャットフードを3つご紹介したいと思います。

猫にとって本当に安全なキャットフードとは

4Dミートやミートミール、動物性油脂を不使用

基本的なところですが、病気や事故で亡くなった動物肉などを総称した「4Dミート」や、どの動物を使用したか不明確なミートミール、動物性油脂は避けたい原材料です。

現在、上記のような原材料を使用するメーカーは非常に少なくなりましたが、スーパーやホームセンターで販売されている有名ブランドのキャットフードでも、未だに上記の原材料が使用されていることがあるので、原材料名欄を注意してみてください。

ミートミール

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2016年12月2日

合成添加物不使用

安全性の高いキャットフードに、発がん性やアレルギーのリスクがある合成添加物は極力使用しません。

キャットフードには合成酸化防止剤、合成着色料、合成香料、合成調味料、合成保存料など様々な目的で人工的につくられた添加物が使用されていることがあります。特に激安と言われる安価なキャットフードには高確率で上記のような人工的な合成添加物が使用されています。

安全性の高いキャットフードは合成添加物を別の天然成分や原材料で補っており、合成添加物を極力使用しないようなレシピを組んでいます。

キャットフードの危険な合成添加物、安全性が高い天然添加物を解説

2016年8月26日

オーガニック(有機)

有機栽培、有機飼育によって育てられた動物や植物を使用したキャットフードは、添加物や残留農薬、ホルモン剤等の心配がない安心なキャットフードと言えます。

猫にとって本当に安全なキャットフードは、キャットフードに使用される原材料やその餌や土、環境などの品質まで考えています。キャットフードのパッケージに記載されている原材料は工場に運ばれてきてからの情報でしかありません。工場に来る前までに行われた工程や原材料の扱われ方は把握していないメーカーも多いです。

オーガニックの認証を得たキャットフードでは、農薬などの心配がないだけでなく、原材料の飼育や栽培から一貫して行い、管理の行き届いた環境やエサ、土で育てられているため、安全性への意識が高い信頼のおける企業が生産している可能性が高いです。

オーガニックキャットフードは化学物質を抑えた安全性の高いフード

2018年6月11日

アレルギーに配慮している

猫にとって安全なキャットフードは猫のアレルギーにも配慮しています。

猫は動物の肉に最もアレルギー反応が出やすく、次に魚、穀物という順番でアレルギーを発症しやすい動物です。そのため、あまり多くの動物原料や穀物を使用しているキャットフードは猫のアレルゲンにヒットしやすく、猫が皮膚疾患や脱毛、呼吸困難、下痢や嘔吐などの症状を引き起こしやすくなります。

アレルギーにも配慮したキャットフードは、たとえば単一の動物原料を使用する、魚原料しか使用しない、穀物を不使用にするなどアレルギーを持つ猫が安心して食べられるように使用する原材料も制限しています。

猫の食物アレルギー。アレルゲンになりやすいキャットフードの原材料と症状、原因物質の特定方法

2018年1月10日

猫に本当に安全なキャットフード3選

ヤラー オーガニックキャットフード グレインフリー

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ヤラーオーガニックキャットフードグレインフリーは、オーガニック農法で育てられた鶏肉や植物を使用してつくられているキャットフードです。工場内を公開するなどの安全性と透明性を重視しているブランドで、動物原料は鶏肉とニシンのみで穀物も不使用となっているためアレルギーへの配慮も見られます。

酸化防止剤は天然由来のローズマリー抽出物などを使用しています。

原材料

鶏肉、グリーンピース、イエローピース、じゃがいもデンプン、ヒマワリの種皮、鶏脂、海藻、魚(ニシン)、イースト、タウリン、ビタミン類(VA、VB12、VB3、ビオチン、パントテン酸、 塩化コリン、VK、VB6、VB1、VD3、VB2、葉酸)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、酸化マンガン、硫酸銅、硫酸コバルト、ヨウ化カルシウム、亜セレン酸Na )、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ビタミンE)

ギャザー フリーエイカー

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オーガニック食材を中心にメインにはチキンと豆類を配合したギャザーのフリーエイカー。キャットフードこそオーガニック認定は受けていませんが、多くの食材がオーガニック認定を受けたものを使用しており、また動物原料はチキン1種類のみでなので、チキンがアレルゲンでなければ、動物原料にアレルギーのある猫も食べることができます。

グレインフリーで穀物にアレルギーのある猫も食べることができます。

原材料

チキン(オーガニック)、乾燥チキン(オーガニック)、エンドウ豆(オーガニック)、レンズ豆、鶏脂肪(ミックストコフェロールで酸化防止)、フラックスシード(オーガニック)、天然香料(チキン由来)、ブルーベリー、クランベリー、乾燥ローズマリー、卵殻粉、ビタミン類(ビタミンAサプリメント、ビタミンD3サプリメント、ビタミンEサプリメント、ナイアシン、イノシトール、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、硝酸チアミン、d-パントテン酸カルシウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12サプリメント)、ミネラル類(タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレート銅、タンパク質キレートマンガン、ヨウ素酸カルシウム、セレン酵母)、DL-メチオニン、タウリン

オーガニクス チキン&スイートポテト

オーガニクスはアメリカで定番となっているオーガニックキャットフードの一つです。オーガニクスは2003年に発売を開始してからも改良を加え、2017年にオーガニック認証を受け、正式なオーガニックキャットフードとなりました。オーガニック認証された年が新しいため管理や基準が審査に忠実である安心感があります。

原材料

有機鶏肉、有機チキンミール、有機サツマイモ、有機ヒヨコマメ、有機エンドウマメ、有機タピオカ、有機エンドウマメプロテイン、有機ヒマワリ種子ミール、有機ココナッツオイル、有機鶏脂肪(ミックストコフェロールにて酸化防止済み)、有機亜麻仁、ナチュラルチキンフレーバー、有機鶏肝臓、有機ブルーベリー、有機アルファルファミール、有機ヒマワリ油、塩、サーモンオイル、ビタミン(ビタミンEサプリメント、ナイアシンサプリメント、硝酸チアミン、パントテン酸Dカルシウム、ビタミンAサプリメント、塩酸ピリドキシン、リボフラビンサプリメント、ビタミンB3サプリメント、ビオチン、ビタミンB12サプリメント、葉酸)、塩化コリン、ミネラル(亜鉛タンパク質化合物、鉄タンパク質化合物、銅タンパク質化合物、マンガンタンパク質化合物、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、塩化カリウム、有胞子性乳酸菌乾燥発酵品、有機ローズマリー抽出物

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猫田
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2016年8月29日

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。