目次
おすすめのシニア猫用キャットフードを選んだ基準
高タンパク質なキャットフード(一部例外あり)
シニア猫でも特定の病気が心配されるときを除いて高タンパク質なキャットフードが望ましいと言われています。
シニア猫の場合、高齢になることで運動量が少なくなったり腎臓や肝臓に負担がかかるという理由でタンパク質を過剰に制限される場合がありますが、猫にとってタンパク質は体をつくるために働く成分であると同時に活動するためのエネルギー源でもあります。
そのため高齢になったシニア猫でもタンパク質はある程度摂取する必要がありますし、タンパク質の摂取を制限される病気でなければ、積極的に動物性たんぱく質が多いキャットフードを与えるべきです。
愛猫の健康状態を考慮したキャットフード
また愛猫の現在の健康状態や患っている病気などを考慮した上でキャットフード選びをすることが大切です。
猫も高齢になるとかかりやすい病気が増えていきます。そのため愛猫がシニアの年代に突入したら健康状態を把握しつつ猫の体の状態にあったキャットフードを選べるようになるのが理想的でしょう。
今回おすすめのキャットフードを選ぶ際も、シニア期の猫がかかりやすい病気のケアを目的としたキャットフードを意識しました。
猫の好みの味やタイプを考慮したキャットフード
シニア猫用キャットフードを選ぶ上で猫の好みは最も重要な選ぶ基準の一つと言えます。シニア猫は病気にかかりやすく体力も落ちやすいので「キャットフードを食べなくなる」という状態だけはなるべく避けたいところです。
肉が好きな猫もいれば魚が好きな猫もいます。ドライフードが好きな猫もいれば、ウェットフードでなければ食べたがらなくなるシニア猫もいます。猫の好みに寄り添うことで食事を積極的に摂ってもらいやすくなるので、なるべく猫の好きな味の中で選ぶのがおすすめです。
当サイト管理人のおすすめ!シニア猫用キャットフード
シニア猫におすすめのキャットフード5選
- カントリーロード/キドニープラスシニアケア
- オリジンキャットフード/フィット&スリム
- ロニーキャットフード/チキン
- アカナ/パシフィカキャット
- アニモンダ/フォムファインステンシニア
おすすめシニア猫用キャットフード詳細表
キャットフード名 | 病気・対策・目的 | 価格(税込) | 容量 | 主原料 |
---|---|---|---|---|
カントリーロード キドニープラスシニアケア | 腎臓ケア用 | 1,680円 | 635g | ポテト、エンドウ豆、白身タンパク質、タピオカスターチ、鶏脂肪など |
3,120円 | 635g×2 | |||
8,760円 | 635g×6 | |||
17,040円 | 635g×12 | |||
オリジンキャットフード フィット&スリム | 体重管理用 | 1,312円 | 340g | 鶏肉、鶏レバー、七面鳥レバー、七面鳥肉、全卵など |
6,123円 | 1.8㎏ | |||
14,580円 | 5.45㎏ | |||
ロニーキャットフード チキン | 肉メイン (チキン) | 4,644円 | 1.8㎏ | 肉類(脱水鶏肉、鶏生肉、鶏たんぱく質、鶏脂)、エンドウ豆、ジャガイモなど |
アカナ パシフィカキャット | 魚メイン | 1,350円 | 340g | 太平洋ニシン、太平洋イワシ、アブラカレイ、ニシンミールなど |
6,264円 | 1.8㎏ | |||
15,120円 | 5.4㎏ | |||
アニモンダ フォムファインステンシニア | ウェット 7歳以上向け | 302円 | 100g | チキン、ポーク、ビーフ、ラム、ベジタブルスープなど |
【腎臓ケア・腎不全】シニア猫におすすめキャットフード
カントリーロード/キドニープラスシニアケア
カントリーロードのキドニープラスシニアケアは、腎臓ケアを目的としたキャットフードです。一袋635gという比較的少量での販売となっています。
腎臓の負担となるタンパク質や、ミネラルのリン・ナトリウムの量を制限したレシピとなっています。
カントリーロードのおすすめポイント
カントリーロードキドニープラスシニアケアのおすすめポイントは、
- リンとナトリウム量を制限
- タンパク質量を制限
- 必須アミノ酸量を考慮
- グレインフリー
- 少量(酸化しにくい)
- メーカーが日本
- 原産地をすべて公開
- 療法食なども販売
このような点です。カントリーロードのキドニープラスシニアケアはタンパク質制限がありさらにグレインフリーなので、主原料はポテト、エンドウ豆となっています。
原材料の生産地をすべて公開している点を見ると安全性やこだわりの強さがうかがえます。
カントリーロードの原産国はアメリカですが、メーカーは日本です。腎臓ケアキャットフードの他にもウェットフードや療法食なども販売しています。
【肥満・ダイエット】シニア猫におすすめキャットフード
オリジン/フィット&トリム
オリジン フィット&トリムのキャットフードは、全年齢対応、シニア猫も食べることができる体重管理用のキャットフードです。
オリジンフィット&トリムのおすすめポイント
オリジンフィット&トリムのおすすめポイントは、
- 全体的に評価が高い
- 高タンパク質
- 低脂肪・低炭水化物
- ミネラルのバランス考慮
- 必須脂肪酸のバランス考慮
- グレインフリー
などがあります。シニア用のキャットフードではないため量の調整は多少必要になりますが、高タンパク質・低脂肪・低炭水化物なキャットフードなので、優れた体重管理キャットフードだと思います。
カルシウム・リン・マグネシウムの比率を見ても、1:0.83:0.055となっており、適正とされるカルシウム:リン:マグネシウムの比率(1:0.8:0.08)に近いです。
全体的にオリジンのキャットフードはどの評価を見ても平均的に評価が高く悪い評判はあまり聞きません。この点もシニア猫におすすめのキャットフードとして選んだ理由の一つです。
【肉好き】健康なシニア猫におすすめキャットフード
ロニーキャットフード/チキン
ロニーキャットフードは昨年の7月に販売が開始したキャットフードです。新しいだけありよく考えられた原材料、バランスで作られています。こちらもシニア用のキャットフードではありませんが、66%がチキンということで、肉・鶏肉好きな猫におすすめのキャットフードです。
ロニーキャットフード チキンのおすすめポイント
ロニーキャットフードチキンのおすすめポイントは、こちら。
- チキンを66%使用
- 高タンパク質
- カルシウム、リン、マグネシウムが適正比率
- ハーブやフルーツ、野菜など様々な植物配合
- 栄養添加物が少ない
- グレインフリー
- メーカーが日本
- 香ばしい
- 嗜好性が高い
ロニーキャットフードはチキンがメインの高タンパク質キャットフードです。ペット栄養管理士が自らヨーロッパまで足を運んで現地で交渉を行い3年かけて完成させたキャットフードで、原材料や栄養バランスなどもこだわり抜かれています。
また病気や栄養素の知識を身につけられる教材付録がつく点も、シニア猫をもつ飼い主さんには嬉しいのではないでしょうか。キャットフードそのものはもちろん飼い主さんの知識面もサポートしている点もおすすめポイントとして挙げられます。
【魚好き】健康なシニア猫におすすめキャットフード
アカナ/レジオナル パシフィカキャット
アカナ レジオナル パシフィカキャットは、魚原料をメインに使用したキャットフードです。シニア用キャットフードではありませんが、ニシンやイワシ、アブラカレイなどを豊富な種類の魚原料を使用しており、魚好きなシニア猫の嗜好性も高いと評判のキャットフードです。
アカナ パシフィカキャットのおすすめポイント
アカナ レジオナルパシフィカキャットのおすすめポイントはこちら。
- 豊富な魚原料を使用(65%)
- 高タンパク質
- グレインフリー
- 低炭水化物
- 栄養添加物
- カルシウム、リン、マグネシウムが適正比率に近い
- オメガ3脂肪酸が多い
- 肉原料不使用(アレルギーに配慮)
アカナパシフィカキャットは原産国カナダで採れる太平洋の魚を使用してます。カロリーや脂質量はやや高めですが、低炭水化物食で肥満にも配慮したレシピとなっています。
また肉原料を使用していないので、シニア猫で肉原料にアレルギーを持っている猫にも高タンパク質なフードを与えることができておすすめです。
【ウェット好き】健康なシニア猫におすすめなキャットフード
アニモンダ/フォムファインステン
高齢になるとウェットフードを好むシニア猫も増えてきます。アニモンダフォムファインステンのウェットタイプキャットフードは、シニア用のウェットフードとして3種類の販売があります。
アニモンダ フォムファインステンのおすすめポイント
アニモンダ フォムファンステンのおすすめポイントは、
- 種類が選べる(3種類)
- 水分を効率的に摂取できる
- 基準が厳しいドイツ産
- 柔らかく食べやすい
- 嗜好性が高い
- 遺伝子組み換え食物や人口添加物不使用
アニモンダのフォムファインステンのシニア用キャットフードは3種類あり、好みのものを選べる点でおすすめ度が高いです。穀物や大豆が不使用なことはもちろん使用している原材料や添加物などもドライフードに比べて非常に少なくなっています。
アニモンダはペットフードの基準や認証機関が最も厳しいとされるドイツ産のキャットフードということで、信頼性も高いウェットフードだと思います。信頼性や安全性を重視したい飼い主さんにもおすすめです。
シニア猫におすすめのキャットフードまとめ
今回は高齢になったシニア猫におすすめのキャットフードについてまとめてきました。猫の高齢期はだいたい7、8歳くらいからと言われています。そのため猫の寿命を16年前後と考えると、猫の人生の半分以上は高齢期として過ごすことになります。
長くシニア期でいる猫のためにもなるべく猫がシニア期を楽しく健康過ごせるよう、キャットフードを選んでいきましょう。