人間にとっても恐ろしい病の一つに「癌」があります。人間だけでなく、癌にかかって亡くなる猫も少なくありません。
癌細胞について
細胞の突然変異
癌細胞とは、正常な細胞が突然変異によってガン化した細胞のことを言います。そして癌は癌細胞が増殖して体をむしばんでいく病気です。
猫が癌にかかる原因
猫が癌にかかる原因には、
- 遺伝
- 環境
- 食事(キャットフード)
- ウイルス感染
- ホルモン
- 放射線
などがあります。直接的な原因とはならなくとも、細胞やDNAを傷つけ癌細胞が発生・増殖する原因となります。
猫が癌にかかった時の症状
癌の初期発見は難しい
猫が癌にかかった時の症状にはあまり目立ったものがありません。そのため癌を初期で発見するのは難しいと言われています。
部位によって症状が違う
また症状自体も癌ができた体の場所によって変わってきます。
口腔内の病気の場合、歯周病と似た症状が出たり、消化器系の癌だった場合は、下痢や嘔吐などの症状が出たりします。
早期発見には病院の検査
癌の症状の判断は他の病気とも似ており難しいため、動物病院で癌を調べる検査をしてもらうことが一番です。
ここで腫瘍(癌)が良性なのか悪性なのかを判断することができます。
猫の癌の治療方法
大きく3つの治療方法
癌の治療には、
- 外科手術
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
などが挙げられます。外科手術によって癌腫瘍を取り出す方法や抗がん剤の薬を使った化学療法などが治療法としてポピュラーです。
猫の癌の治療費
ペット保険などに加入していなかった場合、猫の癌治療にはどのくらいの費用がかかるか平均的な金額をご紹介していきたいと思います。
外科手術の治療費
手術の場合、部位によって治療費用は変わってきます。
検査代なども含めて大体最低でも2万円はかかると考えておきましょう。癌ができている部位は胃や腸、肝臓、腎臓など臓器だった場合、5~10万円以上はかかることもあります。
抗がん剤治療費
抗がん剤治療の1回あたりの治療費はおよそ1~2万円になります。ただ抗がん剤も種類が様々あるため、動物病院屋選ぶ薬によって抗がん剤治療の費用はもっと高くなると思われます。
この抗がん剤治療を毎週(週に2回の場合も)通って治療を続けていくことになるため、費用は1ヶ月で4万円以上となります。
癌末期の猫に安楽死という選択肢
癌末期でつらそうな猫に対して「安楽死」という選択肢もあると聞きますが、猫田さんは猫の安楽死についてどう考えますか。