猫が花粉症になる
猫の花粉症の原因と季節
猫の花粉症の原因で多いのが「ブタクサ」です。ブタクサはキク科植物で国内外に広範囲で生息する植物で、秋の花粉症の代表格となっています。
人の花粉症は春に花粉を飛ばすスギが一般的ですが、猫の花粉症は秋に花粉を飛ばすブタクサが多いため、猫の花粉症は秋に多いです。
猫の花粉症の症状
猫の花粉症では次のような症状が現れます。
- くしゃみ
- 目の充血・涙・目やに
- 目が腫れている
- 鼻水・鼻詰まり
- 皮膚や耳の炎症
- 脱毛・抜け毛が多い
ただ症状がくしゃみだけだった場合、花粉症ではない可能性もあります。くしゃみは、たまたまホコリやゴミが鼻に入っただけや、鼻がムズムズしていただけということもあるからです。
鼻炎の他にも目や皮膚をかゆがったり、被毛の様子もチェックしましょう。また外に出た時、換気した時、飼い主さんが外から帰ってきたタイミングなどでこのような症状が出た場合は、花粉症の可能性が高いかもしれません。
花粉症と間違われやすい症状
花粉症では、発熱、咳、食欲低下、鼻血などの症状は現れません。
花粉症の症状もあったとしても、このような症状があった場合、花粉症ではなく猫風邪や感染症、腫瘍などの可能性が疑われるので動物病院で受診することをおすすめします。
猫の花粉症の検査方法
花粉症は血液検査で調べることができます。
血液検査の費用は、どのくらいの項目を調べるかによって変わってきますが、項目を絞れば2,000~3,000円くらいから調べることができます。
ただ、ついでにハウスダストや食物アレルギーも一緒に調べようと項目が多くすると、費用は5,000円~2、3万円くらいまで高くなります。
猫の花粉症の対策
治療はしないことが多い
花粉症の治療方法には、抗生物質や抗炎症薬など投薬を行います。目や鼻、皮膚に出た症状や炎症を抑えるための治療がほとんどかと思います。
花粉を持ち込まない
猫が花粉症になった時の対策、また猫の花粉症予防として下記のような方法があります。
- 外に出さない
- 空気清浄機をつかう
- 花粉を持ち込まない
まず猫が屋外に出ることがあるなら、完全室内飼いにして花粉に触れさせないことが大切です。また換気も花粉を呼び入れてしまうので、空気清浄機で空気を綺麗にしながら花粉もキャッチします。
また、飼い主さんが外から帰ってきた時にコートや上着についた花粉に気を付けましょう。