ペットシッターとは
ペットのお世話をする
ベビーシッターが人間のお子さんをお世話する仕事に対して、 ペットシッターは、ペットのお世話をする。これがペットシッターです。
引用:ペットシッター協会
ペットシッターとは、家に出向き留守中の家族に代わってペットの世話をする人を言います。
ペットシッターという仕事
ペットシッターに国家資格はまだありませんが、ペットシッターの事業を行う際には「第1種動物取扱業」の届け出を自治体に提出することが義務づけられています。
ペットシッターにも日本ペットシッター協会が認めた「ペットシッター士」という民間資格がありますが、資格を持っていなくてもペットシッターとして働くことは可能です。
猫にペットシッターを利用するメリット
猫にとってメリットが大きい
ペットシッターのサービスは猫にとってメリットが大きいサービスと言えます。
環境の変化が少ない
猫は犬と比べても、周りの環境や動物(人も含め)に敏感に反応しストレスを感じやすい動物です。
ペットホテルなどに預けられると、猫にとってはすべてがガラリと変わるので、精神的にも不安定になりやすくなります。
ペットシッターの場合は、環境も食べ物も他の動物(ペット)も今まで変わらず、ペットシッターさんという新しい人が家に入ってくるだけなので、ストレスはペットホテルに比べると少なく済みます。
感染症や病気、ケガのリスクが少ない
ペットホテルでは他の猫との共同生活になるため、ウイルスや細菌に感染してしまうリスクがあります。
ペットシッターさんも前後で他の猫と触れ合って菌やウイルスを持ち込む可能性が0ではないのでリスクが0というわけではなりませんが、
- 直接の触れ合いではない
- ペットシッターさんが消毒や着替えをすることで対策できる
などの理由から感染のリスクはペットホテルよりぐんと低くなります。
病気を持っていても利用できる
反対にペットホテルから断られやすい高齢猫、病気を持っている猫、毎日の薬の投与が必要な猫もペットシッターがおすすめです。
自分の猫を個別で見てもらえるので、行き届いたケアや報告などが期待できます。
飼い主さん側のメリット
また飼い主さん側からすれば、
- 送迎が必要ない
- ケージを用意する必要がない
- 準備物が少なくて済む
などのメリットもあります。ケージや預けるための準備にお金や時間がかかってしまうことを考えるとペットシッターサービスは便利と言えるのではないでしょうか。
猫にペットシッターを利用するデメリット
シッターがいない時間に対応不可
ペットシッターのデメリットとしては、ペットシッターが自宅にいない時間帯に問題が起こった時に対応してもらえない点です。
ペットシッターが帰ってしまってから空調に問題が出たり、猫の体調に異変が起きた時に誰も対応できないことが挙げられます。
防犯・プライバシーの問題
もう一つのデメリットが防犯面とプライバシーの問題です。
自分がいない間に家にあがられたり、鍵を預けたりすることに抵抗がある人は少なくないと思います。
セキュリティー面や家の中に入って何かされることに不安を感じる方にはあまり向かないかもしれません。
ホテルに比べて割高
ペットホテルは何時間も預かってもらえて4,000~5,000円となっていますが、ペットシッターにお願いする場合、自宅に来てもらい自分の猫だけを世話してもらうことになるため、料金はペットホテルよりも割高になります。
ペットシッターの料金相場
1回の利用料金(1~2時間)
猫の場合、ペットシッターさんに1回1~2時間のお世話をお願いすると、料金はおよそ2,000~4,000円となります。
自宅の場所(出張費や交通費)やお世話の内容などによるので一概には言えませんが、ペットホテルに預けた時の1泊2日の料金(4,000~5,000円)より少し安いくらいの料金設定となっています。
猫のペットシッターの選び方
必ず一度会って打ち合わせ
ペットシッターさんを選ぶ時は必ず一度会って打ち合わせを行いましょう。
会ってみないと分からない雰囲気や伝えわらないこともあります。猫との相性もあるので、いきなりお願いするのではなく、事前に打ち合わせができるペットシッターさんを探しましょう。
リアルな口コミを検索・確認
ペットシッターさんやペットシッターを派遣している事業者などの口コミを見てみましょう。
過去に利用したことがある人が書いている口コミは参考になるので、公式サイト以外に載ってる口コミも要チェックです。
動物取扱責任者・登録証を確認
ペットシッターの事業者として行うには動物取扱責任者の届け出が必要なので、サイトをみたり電話で問い合わせるなどしてきちんとした事業者かを確認しておきましょう。
カメラ設置をしておくと良い?
ペット用WEBカメラ
ペットシッターさんについて不安という方は、ネット上や携帯端末から猫とシッターさんの様子や音声を確認できるカメラを利用するのがおすすめです。
玄関先から部屋まですべてを監視することはできませんが、ごく自然にペットシッターさんや猫の様子をみたり聞いたりすることができます。
録画可能なカメラなら、万が一猫がひどい扱いを受けたときの証明にも利用できるかもしれません。