猫の大量の抜け毛!噛みちぎるのはアレルギーや病気が原因?対策方法を解説

猫田
今回は猫の抜け毛が増える原因とその対策方法などを解説します。

猫の抜け毛が増える原因

猫の抜け毛が急に多くなった場合、次のとような原因が考えられます。

換毛期には抜け毛が増える

猫の抜け毛が急に増えた原因は「換毛期」という体毛の生え替わりの時期に差し掛かったからかもしれません。

換毛期は年に2回ほどあり、だいたい春と秋にくるのが一般的です。猫の抜け毛の原因が換毛期だった場合、特に猫の体に問題はないので心配ありません。

しかし飼い猫は家で過ごしているため季節や気温の変化を感じにくく、換毛期がない猫も多いため安易に換毛期とは決めつけない方がいいです。

ストレスで抜け毛が増える

ごっそり抜け毛が抜けていたり、体毛を自分で噛みちぎるような仕草を見た場合、ストレスが原因で抜け毛が増えている可能性があります。

  • 引っ越しや模様替えによる環境の変化
  • 新しい人や動物が住みだした
  • キャットフードやお気に入りの物が変わった
  • 気に入らない物やニオイがある

など大きな変化から些細な変化までありますが、猫にとってはストレスになることがあるため、何かを変える時には少しずつ、猫のストレスにならないように徐々に変えていきましょう。

また新しい環境や物に早く慣れるように、無理がない程度に猫と遊んだり触れ合ったりおやつでコミュニケーションを取ったりしてストレスを解消してあげる工夫も大切です。

皮膚病・アレルギーで抜け毛が増える

猫が皮膚病にかかっていたり、アレルギー症状で抜け毛が出ている可能性もあります。

痒がっていたり、ごっそりと束で抜け毛が出ていたり、体毛を噛みちぎっているなら、皮膚病やアレルギーの可能性も疑った方がいいです。

考えられる皮膚病やアレルギーは、

  • ノミやダニ(ツメダニ症、アレルギー性皮膚炎)
  • 食物アレルギー
  • 肉芽腫症候群
  • 日光皮膚炎
  • クッシング症候群
  • 糸状菌症
  • アトピー性皮膚炎
  • 扁平上皮がん

などが挙げられます。どの病気やアレルギーがによって対処が変わってくるので、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

その他の病気

また皮膚に関する直接的な病気やアレルギーの他にも、抜け毛の原因として考えられる病気があります。

  • 腎臓病
  • 糖尿病
  • 免疫異常
  • ビタミン欠乏症

などは直接的に皮膚の病気というわけではありませんが、病気の症状の一つとして抜け毛が増えることがあります。治療や対処を急がないと命に関わることもあるためこちらもすぐに動物病院に連れて行きましょう。

大量の抜け毛を対策する方法

普段から大量の抜け毛に悩まされている方や、換毛期で猫の抜け毛が大量になっている場合、どのような抜け毛対策があるでしょうか。

なるべく床や家具に体毛が散らからないようにする方法、抜け毛自体を抑える方法をご紹介します(病気やストレスが原因だった場合は、ストレスのもとを取り除いたり、病気を治療したりなどの方法になります)。

抜け毛の対策方法

  • 頻繁にブラッシング
  • シャンプーや濡れタオル
  • トリミングする
  • サプリを使う

ブラッシングやシャンプーをすることで抜け毛が落ち、床や家具に散らばる体毛が少なくなります。

シャンプーは嫌がる猫が多いのであまり頻繁に行うのはストレスになるため良くありません。ブラッシングは猫が嫌がらなければ毎日行ってもかまいません。

また長い体毛は特に抜けやすいので、トリミングで猫の体毛を短めにカットすることも抜け毛対策になります。

また抜け毛対策に効果的なサプリも販売されていますので、利用してみてもいいかもしれません。

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。