猫の血統書の見方と団体、赤字の意味を解説!所有者の名義変更は基本的に必要なし

鈴木さん
猫の書類を整理していたら血統書が出てきたのですが、これはどう見ればいいんでしょうか。血統書の所有者のところに自分の名前がないのですが、名義変更の手続きとかしなければならないんですかね?
猫田
血統書は英語で書かれていることも多いのでよく読まれない方もいますね。では今回は猫の血統書の内容や見方、名義変更についてお話していきたいと思います。

猫の血統書(Pedigree)とは

血筋を証明する文書

血統書とはその猫の血筋を証明する文書です。正式には血統証明書と言い、その猫の親や祖先、どのような猫と交配されて誕生したのかなどの血統を確認できる、人間の世界でいう戸籍のようなものになります。

血統書付きの猫が高い理由

血統書を取得している猫は、販売されるときには価格が高く設定されます。それは血統書によって下記のことが証明されるからです。

  • 身元のはっきりとしたブリーダーに繁殖・飼育された
  • 親や祖父母の猫がキャットショーで良い成績を収めた

「血統書付きの猫を選んだ方がいい?」と考える方もいるかもしれませんが、普通に飼育することを考えれば、血統書有り無しはほとんど気にする必要はありません。

猫の血統書の名義変更

基本的に必要なし

基本的に猫を家族として飼うだけでしたら、特に血統書の名義変更はする必要がありません。

お迎えした猫が血統書付きだった場合、名義を変更をした方がいいか迷われる方もいますが、多くの飼い主さんは血統書の名義変更をされていません。

名義変更が必要なケース

ただ、ブリーダーとして猫を繁殖させたい、キャットショーに出場させたい、血統書を再発行したい場合には血統書の名義変更が必要になります。

変更すると上の血統書に記載される「所有者(Owner)」がブリーダーからあなたや家族の名前に変わります。

ただし血統書で名義変更を行い所有者になると、登録している血統書の団体に入会して会費を支払う必要があるので、登録前に会費など調べておきましょう。

猫の血統書の内容

血統情報や登録の記録

猫の血統書の内容は認定団体によって多少変わってきますが、基本的に猫の血統情報、登録される団体名や登録に関する記録などが記載されています。


詳細英語表記
猫の情報猫の名前Name of Cat
猫の生年月日Date of Birth
猫の種類Breed
猫の毛色Color
猫の目の色Eye Color
猫の性別Sex
繁殖者(ブリーダー)Breeder
所有者Owner
血統情報両親の情報

Parents
Sire
Dam
祖父母の情報
祖父
祖母
Grandparents
G.Sire
G.Dam
曾祖父母の情報
曾祖父
曾祖母
Great GrandParents
G.G.Sire
G.G.Dam
登録に関する情報登録番号
Number
登録日Date
団体名---

血統書の赤字の意味は受賞した成績

一部が赤字で記載されている血統書もあります。血統書の中で赤字で記載されているアルファベットは、その猫や家族(親・祖父母・曾祖父母)がキャットショーで獲得した成績を表しています。

 タイトル意味
CHチャンピオンオープンクラスで6本のウイナースリボンを獲得
GCグランド・チャンピオンチャンピオンクラスで同じチャンピオン200頭に勝つ
PRプレミア避妊去勢のクラス。6本のウイナースリボンを獲得
GPグランド・プレミアプレミアクラスで75頭のプレミアに勝つ
NWナショナル・ウイナー米国を中心に、年間ランキングに入賞
RWリジョナル・ウイナー日本を含め、各リジョン(地域)の年間ランキングに入賞
DMデイステイングウイシュド・メリット台メスは5頭、種オスは15頭のグランド・チャンピオンの瓢こなります。
(この称号は、猫の名前の後に付けられます)

血統書を発行する団体

血統書を発行している団体は一つではなく、国外でも国内でも多くの認定機関があります。代表的な団体をいくつか紹介したいと思います。

血統書を発行している団体
  • CFA(THE CAT FANCIERS’ ASSOCIATION, INC.)
  • TICA(THE INTERNATIONAL CAT ASSOCIATION)
  • I.C.C(International Cat Club)
  • ACC(ASIA CAT CLUB)
  • NAG(NAG CAT CLUB)
  • KCP(Kantou Cat Pedigree union)
  • JCU(Japan Canine Union)

正式な血統書はCFAとTICA

上記の団体がありますが、キャットショーなどに出場する、ブリーダーとして活動するなど、世界で通用する正式な血統書を登録したい場合にはCFAまたはTICAでの登録をする必要があります。

登録する団体は選ぼう

特にそういったこだわりや目的がなければ、この2つ以外の団体でも問題はありませんが、中には取得してもあまり意味のないと言われる団体もあるようです(具体的にどの団体とは言えませんが)。せっかく取得するなら、きちんと審査や運営が行われている意味のある団体を選ぶことをおすすめします。

猫の血統書まとめ

猫田
以上猫の血統書についてお話してきました。名義はキャットショーやブリーダーの予定がある方だけ名義変更手をすればいいと考えておけばいいでしょう。
鈴木さん
そうなんですね。名義変更はしなくていいんですね。血統書の見方もわかったので、さっそく確認してみたいと思います。
猫田
親や祖先の毛色や実績がわかるので、家系図を見てみるようで楽しいのではないかと思いますよ。今まで血統書の見方がわからず、棚の奥底で眠らせてしまっていた方はぜひ引っ張り出して見てみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。