猫の爪とぎのしつけ方法!ガリガリから家具を守るアイテムも紹介

鈴木さん
猫の爪とぎって、用意した場所でしてくれたら良いのですが、ソファーや壁みたいな場所でされてしまうと厄介ですよね。
猫田
「猫は家具が傷つくから」という理由で猫を飼うことに踏み切れない方もいるみたいですね。
鈴木さん
今現在、猫の爪とぎに悩まされている方もいますよね。私もその1人です…。
猫田
では今回は鈴木さんのために、猫の爪とぎの場所のしつけ方法、そして猫の爪とぎから家具を守るアイテムもご紹介したいと思います。

猫の爪とぎの目的

狩りで獲物を捕まえるため

野生化の猫は狩りをして獲物を捕まえていました。そのため、狩りで重要になる爪は鋭く尖っていなければ、小動物や昆虫を捕まえることができません。

外敵から身を守る

また野生化の猫は外敵から襲われる可能性もあるため、素早く逃げたり身を守るためにも、爪は万全の状態にしておく必要があります。

現在の室内飼いの猫は、食べ物や外敵の心配がなくなりましたが、その名残りや本能から、猫は今も爪を研いでいます。

猫の爪とぎ場所のしつけ方法

猫の爪研ぎの正しい場所をしつける方法をご紹介します。

音を使ったしつけ

爪とぎをしてほしくない場所や家具で爪とぎをしていた場合、猫が嫌いなスプレーの音や、アプリでクラップ音やを慣らしたりするしつけ方法があります。

猫をびっくりさせることで、ここでは安心して爪とぎができないと思わせることで、特定の場所の爪とぎを回避できるようしつけることができます。

爪とぎ器でガリガリさせてみる

爪とぎ器を使わないのは、爪とぎ器に気づいていないから、また爪とぎ器を爪をとぐための道具だと認識できていないからかもしれません。

一度、猫を爪とぎ器の前に連れて行き、飼い主さんが前足を持って爪をとぐような動きで猫の爪とぎを促してみましょう。

ここで爪をとげると猫が認識し、爪とぎ器が気に入れば、次回からは爪とぎ器を使ってくれるかもしれません。

この方法は爪とぎを始める子猫の時期に始めるのがおすすめです。猫は生後2ヶ月くらいから爪を固い木などを使って爪を研ぎ始めるので、猫が別の場所で爪とぎを始める前に、爪を研ぐ場所を早々に覚えさせることで家具や壁がボロボロにならずに済むこともあります。

猫の正しいしつけ方法とNG行動!おすすめのしつけグッズやアイテム紹介

2018年9月28日

家具で爪を研いでしまう理由

家具がちょうどいい

猫が家具で爪を研いでしまう理由としては、野生の猫のように爪をとげる固い木のようなものがないこと、そして家具が猫にとって最も爪が研ぎやすいからだと思います。

家具は猫にとって高さもちょうど良く、よりかかっても支えてくれる安定感があり、木製の家具なら固さも猫にとってはちょうど良いのではないでしょうか。

用意された爪とぎが気に入らなかった

また猫に用意した爪とぎ器が気に入らなかったため仕方なく家具で爪とぎをしている可能性もあります。爪とぎ器の場所が猫にとって安心できる場所ではない場合なども、爪とぎを使用してくれないかもしれません。

猫に自主的に爪とぎ器を使用させたい

しつけというよりも、猫が自主的に「ここで爪をとぎたい」と思ってほしいという方は、様子を見ながら爪とぎ器に移行してもらう方法を使ってみましょう。

爪とぎ器にマタタビを塗る

爪とぎ器に特にニオイがないようなら、マタタビの匂いがするスプレーを吹きかけて猫にとって良いニオイを付ける方法もいいかもしれません(爪とぎ器によってはすでにマタタビの香りがついている物もあります)。

マタタビのニオイで引き寄せられた猫が爪とぎの場所を変えてくれるかもしれません。

爪とぎ器を変える

用意した爪とぎ器とは違った材質の爪とぎ器を用意してみるのも一つの手です。

猫によって気に入る爪研ぎの材質は違ってきます。そのため、もし猫が爪とぎ器を使ってくれないのは、猫が用意した爪とぎが気に入っていないからかもしれません。

気に入らない爪とぎ器よりも、家具や壁の方が爪とぎには良いと感じている可能性もあるので、お気に入りの家具に似ている材質の爪とぎ器を用意してみましょう。

家具に爪とぎを移動

猫を爪とぎ器に向かわすのではなく、猫が好きな家具の場所に爪とぎを設置してしまう方法もあります。

爪とぎシートを貼る、爪を研ぐ場所に爪研ぎ器を置く、など猫が気に入っている場所に爪とぎ器を移動させてしまうことで、猫もストレスなく自分の好きな場所で爪をとぐことができます。

猫の爪とぎ器の種類

最近は爪とぎ器と言っても様々なタイプがあります。おしゃれなデザインでとても爪とぎ器には見えない物まで登場してきています。

猫が気に入る爪とぎもきっと見つかると思います。ここで猫の爪とぎ器の種類をいくつかご紹介したいと思います。

キャットタワー・ポールタイプ

キャットタワーやポールタイプの爪とぎ器は、猫が木登りや運動をする目的としても利用できるので、爪とぎと一石二鳥のアイテムです。

猫が安心できる場所となりやすく、自然とその場所で爪とぎを覚えてくれる猫もいるかもしれません。シンプルで小さめデザインのものは比較的安価ですが、キャットタワーとして大きくて立派な物だと根は張ります。ただ爪とぎ器を別に買うよりは安上がりかもしれません。

お洒落なベッドタイプ

次に紹介する爪とぎ器は、お洒落なデザインが多いベッドタイプの爪とぎ器です。

猫がくつろぐベッドとしての役割も果たしつつ、ゴロゴロしながら爪を研ぐこともできるアイテムです。お洒落な爪とぎ器の多くはこのベッドタイプの爪とぎ器なので、部屋の雰囲気やインテリアにこだわりがある方は必見です。

壁を守るシート・マットタイプ

最後にご紹介する爪とぎ器は、家具や壁を覆うことができるシートタイプ・マットタイプの爪とぎ器です。

壁を守るシートタイプ・マットタイプの爪とぎ器は、爪とぎ器でありながら家具を守ることも同時にできる優れもの。よく爪とぎをしている家具や壁に貼ったり巻いたりすることで、猫の爪とぎを邪魔せず家具も守ることができます。

猫の爪とぎまとめ

猫田
いかがでしたでしょうか。今回は猫の爪とぎについて、爪とぎの場所のしつけ方法やご紹介してきました。
鈴木さん
猫の爪とぎの場所をしつける方法もですが、猫に自主的に爪とぎ器を使ってもらう方法も便利ですね。爪とぎ器を変えてみようと思います!

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一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。日本化粧品検定協会会員。