猫は泳げるのか
「猫は水が苦手だから泳げない」と思われがちですが、実は猫にも泳ぐ能力は備わっています。
ただし、犬のように水遊びを好む猫は少なく、多くの猫は水に入ること自体を嫌がります。そのため、自ら進んで泳ぐ機会はほとんどありません。

猫が水を嫌う理由
猫は泳ぐことはできますが、多くの猫は水を嫌う傾向があります。その理由には、猫の祖先や体の特徴が関係していると考えられています。
祖先が乾燥地帯で暮らしていたため
イエネコの祖先とされる「リビアヤマネコ」は、中東や北アフリカなどの乾燥した地域で暮らしていました。
そのため、川や湖などで泳ぐことがほとんどなく、水に慣れる機会が少なかったと考えられています。
被毛が濡れると動きにくくなるため
猫の被毛は保温や体温調節の役割を果たしていますが、一度濡れると乾きにくいという特徴があります。
被毛が水を含むと体が重くなり、素早く動くことが難しくなるため、外敵から身を守ったり獲物を追いかけたりする猫にとっては大きな負担となります。
体温が奪われやすくなるため
濡れた被毛は体温を奪いやすく、体が冷えやすくなります。特に子猫や高齢猫は体温調節が苦手なため、水に濡れることで体調を崩すリスクがあります。
水に慣れる機会が少ないため
室内で暮らす猫の多くは、水に入る経験がほとんどありません。猫は自分で毛づくろいをするため、お風呂に入れる必要がないからです。
そのため、水に対して恐怖心や警戒心を抱きやすく、お風呂やシャワーを嫌がる猫が多いと考えられています。
ただし、すべての猫が水を嫌うわけではありません。子猫の頃から水に慣れていたり、個体差や猫種によっては、水遊びを好む猫もいます。
泳ぎが得意な猫「ターキッシュバン」
泳ぎが得意な猫の代表として知られる「ターキッシュバン」。
トルコ原産の古代種で、東トルコのヴァン湖で水遊びする姿が見られるなど水と親和性が高い猫種です。
現在もその血が受け継がれ、お風呂や水遊びを好み、水に興味を示す猫が多いとされています。
猫が泳ぐ際に注意すべきこと
多くの猫は水に慣れていないため、無理に泳がせると強いストレスや事故につながります。
猫が水遊びをしたり、お風呂に入りたがるなどの興味を示した場合のみ、少しずつ水に慣れさせるようにしましょう。
無理に泳がせない
猫は本来、自ら進んで泳ぐ機会がほとんどありません。嫌がっているにもかかわらず無理に水へ入れると、強いストレスを感じるだけでなく、パニックを起こして溺れてしまう危険もあります。
愛猫が水を怖がる場合は、無理に泳がせることは避けましょう。
深い場所では泳がせない
猫を泳がせる場合でも、深いプールや流れのある川、海などは危険です。
疲れて体力を消耗したり、水流に流されたりするおそれがあるため、猫が自力で足を着けられる浅い場所でも、安全管理を徹底することが大切です。
猫は脱走や事故にあう危険性が高いため、基本的には家の中から出さずに飼うことが推奨されています。
水温に注意する
冷たい水は体温を奪いやすく、低体温症を引き起こす原因になることがあります。
特に子猫や高齢猫、持病のある猫は体温調節が苦手なため泳がせないようにしましょう。
泳いだ後はしっかり乾かす
泳いだ後は、タオルで十分に水分を拭き取り、必要に応じてドライヤーを使って被毛をしっかり乾かしましょう。
被毛が濡れたままだと体温が低下しやすくなるほか、皮膚トラブルの原因になることもあります。ドライヤーを使用する際は、熱風を近づけすぎず、猫が嫌がらないよう様子を見ながら乾かしてください。
基本的に猫は泳ぎが嫌い
猫は基本的に泳ぐ能力を持っていますが、生存本能であり、自ら泳ぐことを好みません。
一方で、ターキッシュバンなど水に興味を示す猫種や、水遊びを好む個体もいます。しかし、それはあくまでも例外であり、すべての猫が泳ぎを楽しめるわけではありません。
愛猫が水を嫌がる場合は、無理に泳がせることは避けましょう。



































































































































































