多頭飼い世帯のキャットフード選び
それぞれの猫に合ったキャットフード
猫を多頭飼いしている方の中には、それぞれの猫の年齢や体調に合わせたキャットフードを選んでいる方も多いのではないでしょうか。
- 毛玉が気になる長毛種の猫
- ダイエットが必要な肥満気味の猫
- アレルギーが多い猫
- 猫の好み
- 病気にかかっている猫
などそれぞれの猫に合ったキャットフードを選んであげるのが猫にとってはベストだと思います。
特に病気で食事療法で治療を進める猫がいるなら、その猫だけには療法食をきっちり指定量与えなければなりませんから、必然的に他の猫とは違うキャットフードを与えることになります。
楽なのは全年齢対応(オールライフスタイル)
もしどの猫も元気でさらに好みも似たり寄ったりで共通のキャットフードを選びたいなら、全年齢対応(オールライフスタイル)キャットフードがおすすめです。多頭飼いしている猫の年齢がバラバラでも、全年齢対応キャットフードなら、どの猫にも同じキャットフードを与えることができます。
1種類のキャットフードに絞ることができるので大容量のキャットフードを安く購入できますし、バラバラに買う必要がないので楽でしょう。
ただ猫によって好みや食いつき、体質など当然それぞれに違いがあるので、同じキャットフードを与えることができないケースも考えておく必要があります。
多頭飼いのキャットフードの与え方
それぞれの皿に分けて与える
多頭飼いの猫たちに同じキャットフードを与える時でも、キャットフードを入れる器はそれぞれの猫の分を用意し、一匹ずつの猫の量をはかって与えましょう。
大皿に何匹分かのキャットフードを入れてしまうと、肥満気味の猫や食いしん坊の猫が沢山キャットフードを食べてしまったり、他の猫が十分な量を食べたかどうかを確認できなくなってしまいます。
そのため与える時には、それぞれの猫用の器を用意して1匹1匹の体重にあった量を分けて入れることが大切です。
食いしん坊な猫が沢山キャットフードを食べたくて、他の猫の器にキャットフードを食べに来て横取りされることもあるので、注意深く見てあげることも心がける必要があります。
大皿の与え方はおすすめできない
同じキャットフードを大きなお皿に沢山入れて与えている方もいるかもしれませんが、この与え方はあまりおすすめできません。
というのも、この与え方だと猫たちがそれぞれどれくらいの量を食べたのか全くわからなくなってしまうからです。キャットフードの器が分かれていれば、横取りしているところを見れば、横取りした猫は食べ過ぎ、横取りされた猫は足りていない、と知ることができます。
しかし大皿だとその確認すらできません。そのため1つの器でキャットフードをすべて入れてしまうのはおすすめではありません。
キャットフードの横取りを防ぐ
食いしん坊猫に注意
猫によってはよく食べる猫、ゆっくりたくさん食べる猫、一度に少ししか食べられない猫、といろいろな食べ方の猫がいます。そのため、キャットフードを一斉に与えると食いしん坊の猫が、自分の分のキャットフードだけでなく他の猫のキャットフードまで食べてしまう、なんてこともあると思います。
ゆっくり食べる猫、少食猫が十分に食べられない
しかしそうなるとキャットフードをゆっくり食べるタイプの猫や、少量ずつこまめに食べる猫は、横取りされて十分な栄養を摂ることができません。
そこで、猫は犬のように簡単にしつけられるわけではありませんが横取りを防ぐ方法をご紹介するのでぜひ試してみてください。
部屋を分ける、仕切りを使う
効果的な方法として、猫と猫の間に仕切りを設けたり、部屋を分けたりしてからキャットフードを与える方法があります。
こうすることで、目を離していても他の猫がキャットフードを横取りする心配がなく、自分の分のキャットフードに集中することができます。
また少しかわいそうな気もしますが、横取り癖のある食いしん坊な猫だけを仕切りで囲ったり、別部屋でキャットフードを与えたりして他の猫のごはんを守る方法もあります。
多頭飼いのキャットフードまとめ
多頭飼いで猫を複数飼育している場合、同じキャットフードを与えている派、それぞれに合ったキャットフードを与えている派で大きく分かれます。
もちろんそれぞれに合わせたキャットフードを選ぶのがベストかもしれませんが、病気や体調に不安がなく猫同士の好みも似ているなら、キャットフード自体は同じでもかまわないと思います。