猫が嘔吐する原因
早食いによる消化不良
猫は食べ物を丸呑みする癖があるので、早食いによって消化しきれずに吐いてしまうことがあります。
毛玉を吐く
また長毛猫に多いのは毛繕いで飲み込んでしまった毛の塊、毛玉を吐くための嘔吐です。
これはよほど多くなければ問題ではありません。猫の習性として自然なので、急に吐く回数や量が増えたりしていなければ問題はありません。
ストレス
新しいペットや人が増えたり、音や匂い、気温など猫にとってストレスになる変化があった場合、猫はストレスが溜まって嘔吐してしまうことがあります。
ストレスが原因の場合、
誤飲・誤食
猫が間違って誤飲や誤食をしてしまった場合、嘔吐して異物を出そうとすることがあります。異物が吐き切れていない場合は病院に連れて行きましょう。
事故やケンカなどによる怪我
事故にあったりケンカなどをして怪我や外傷を負った場合、嘔吐することがあります。
キャットフードとの相性が良くない
また新しいキャットフードやおやつを食べて猫の体と相性が悪かったりアレルギーだった場合、嘔吐してしまいます。
病気が原因の嘔吐
最後に何らかの病気が原因で猫が嘔吐をしている可能性があります。
- ここ最近突然吐くようになった
- 嘔吐だけでなく他にも症状が出ている
- 1日に何度も吐く
- 嘔吐が長期間長引いている
- 食欲がない
このような項目に多く当てはまっている場合、猫が病気が原因で嘔吐を引き起こしている可能性が高いです。
猫の嘔吐物の色で分かる病気の可能性
猫の健康な嘔吐物の色
猫が健康で病気ではなかった場合、嘔吐物の色は白い泡状、または透明な色をしています。
反対に透明・白色以外の色の嘔吐物だった場合、なんらかの病気が原因の可能性が高いと言えます。
猫の嘔吐物が黄色・緑色
猫の嘔吐物が緑色だった場合、内臓のどこかに障害や炎症、腫瘍があるか中毒を引き起こしている可能性があります。
いずれにしても猫の嘔吐物が緑色だった場合、危険な状態になりかけていると言えるので、できる限り早く動物病院に連れて行きましょう。
猫の嘔吐物がピンク・茶色(血が混ざっている色)
猫の嘔吐物がピンク色だった場合、胃が傷ついて炎症や障害を引き起こしていることが考えられます。
これは胃が傷ついて出血していることから、胃液と血が混ざってピンク色の嘔吐物になっていると考えられます。
急性胃炎の場合は、1週間程度で治るのであまり心配ありませんが、胃に負担がかからない消化しやすいものを与えましょう。
慢性胃炎の場合は長期間の治療が必要になりますので、動物病院を受診しましょう。