キャットフードのトウモロコシは高GI値でアレルゲンのリスクが高い!避けたい原材料

キャットフード トウモロコシ

キャットフードに使用されるトウモロコシ

激安キャットフードに多い

トウモロコシは、スーパーやホームセンターなどで低価格で販売されるいわゆる「激安キャットフード」に使用されることが多いです。

この激安キャットフードは国産の物が多いため、国産のキャットフードを探すとトウモロコシを配合したキャットフードが沢山見られます。

トウモロコシ不使用が売りになる

トウモロコシが配合されているキャットフードは、魅力的とは言えません。むしろトウモロコシはキャットフードに不使用である方が売りになります。

トウモロコシはキャットフードでは避けたい食材として認知されつつあり、穀物全般を不使用にするグレインフリーキャットフードの人気も高まってきています。

トウモロコシの栄養素

栄養成分タンパク質8.6g
脂質5.0g
炭水化物70.6g
灰分1.3g
水分14.5g
カロリー100gあたり350kcal

トウモロコシをキャットフードに使用するメリット

安くキャットフードがつくれる

キャットフードにトウモロコシを配合することで、企業やメーカーや安くキャットフードを製造することができます。

トウモロコシは穀物として最も生産量が多い食材の一つで、コストも他の原材料に比べて安く手に入れることが出います。そのため、キャットフードでとうもろこしを多く使用すればその分、キャットフードにかかる原価を抑えることができます。

他の原材料を極力使わずに済むので、かさ増し原材料として利用できるメリットもあります。

少ない種類の食材で多くの栄養が得られる

トウモロコシには様々な栄養素が含まれているため、使用している食材の種類が少なくても多くの栄養成分の基準を満たすのに便利な原材料です。

特にトウモロコシは炭水化物、食物繊維を多く摂取することができます。

食物繊維は穀物や野菜に多く含まれ、消化されず形を残したまま腸まで届き、腸内の掃除を行う働きがあります。便秘の改善や免疫力の向上にも役立つ成分です。

満腹感を得やすい

穀物は消化吸収されずに腸まで届くため、キャットフードに配合されると消化吸収のよい食材に比べて満腹感を得やすくなると言われています。

トウモロコシをキャットフードに使用するデメリット

タンパク質量が不足しがち

トウモロコシが多く配合されるキャットフードは、相対的に肉や魚原料の割合が少なくなるため、タンパク質量が少ない傾向にあります。

猫にとってタンパク質は体をつくる成分であり体を正常に機能させるためにエネルギー源にもなる大切な成分なので、不足しがちになるのは猫の健康に良いとは言えません。

人間にとってエネルギー源となる糖質(炭水化物)ですが、猫は3割程度しか消化できないため、糖質よりもタンパク質が猫には必要なのです。

アレルゲンになりやすい

トウモロコシは多くの品種改良を加えられ、タンパク質の構造が変化したことから、猫がアレルギー反応を起こしやすいというデメリットがあります。

猫がトウモロコシに対してアレルギー反応が出てしまった場合、トウモロコシを食べる度に皮膚炎や嘔吐、下痢などの症状を引き起こします。

肥満や糖尿病のリスク(高GI食材)

トウモロコシは、食べた直後の血糖値が急激に上がりやすい高GI食材です。血糖値が上がりやすいと猫の肥満や糖尿病の発症リスクが高くなると言われています。

血糖値がゆるやかに上がる食材や、低糖質な食材を使用したキャットフードもあるので、血糖値が気になる猫がいる場合にはトウモロコシはおすすめできません。

消化器官に負担をかける

上で消化されずに腸まで届くとお話しましたが、あまりトウモロコシの配合量が多いキャットフードでは、胃や腸に負担をかけてしまうデメリットがあります。

消化吸収の場合、効率よく栄養が吸収され排泄まで進みますが、トウモロコシなどの穀物の場合、腸までいくまでの過程で消化器官に大きな負担がかかり、場合によっては消化不良で嘔吐や下痢の原因になります。

また多すぎる食物繊維はかえって便秘を悪化させるので、トウモロコシがあまりに多く使用されているキャットフードは、便秘対策にも向いていないと言えます。

猫本来の食事とは遠い

そもそも猫は野生化では小動物を狩って食べている肉食性の動物です。そのため半分以上がトウモロコシなどの穀物で構成されている食事というのは、猫本来の食事とは違った方向性ということになります。

猫の体の機能や効率的な栄養吸収などを考えると、トウモロコシなどの穀物がメインのキャットフードは、猫にとってはあまり自然とは言えないかもしれません。

キャットフードのコーングルテンとは

コーンの植物性タンパク質

キャットフードには「コーングルテン」がよく配合されていますが、コーングルテンとは「トウモロコシの植物タンパク質」という意味になります。

これはトウモロコシやスイートコーンとは少し違って、タンパク質のみの配合となっています。アレルゲンの原因はタンパク質なので、コーングルテンでもアレルゲンのリスクは変わりません。

利用できるがアンモニアが発生

植物性タンパク質も猫はエネルギーとして消化吸収することができますが、植物性タンパク質の場合、消化吸収の過程で「アンモニア」が発生することがわかっています。動物性タンパク質の場合はアンモニアは発生しません。

アンモニアが生成されることで、解毒が必要になるため、猫の体に負担がかかってしまいます。そのため猫にとってメインで摂取したいタンパク質は動物性タンパク質と言われています。

表示のタンパク質が多く見せられる

ただタンパク質の表示には、動物性・植物性関係なくまとまった量が表示されるので、コーングルテンを使用することでタンパク質量を多く見せることができます。

しかしキャットフードの内訳をみると、動物性タンパク質よりも植物性タンパク質の方が多い、なんてこともあるかもしれません(確かめる方法もない)。

キャットフードのトウモロコシまとめ

猫田
今回はキャットフードの原材料、トウモロコシについて学びました。
鈴木さん
私たち人間に問題のない食材でも猫にとってトウモロコシはデメリットの多い原材料なんですね。
猫田

はい、トウモロコシは栄養素も豊富ですが、トウモロコシにしか入っていない特別な栄養素があるわけではなく、他の食材で補うことも可能です。

ですからあえてトウモロコシが入ったキャットフードを選ぶ必要がないというのが当サイトの見解です。