キャットフードの使われる穀物の種類一覧
穀物の種類 | カロリー(kcal/100g) | 炭水化物 | アレルギー |
---|---|---|---|
小麦 | 337kcal | 72.2g | 高 |
トウモロコシ | 363kcal | 72.4g | 高 |
米 | 356kcal | 77.1g | 低 |
大麦 | 340kcal | 77.8g | 低 小麦と交差反応のリスク |
オーツ麦 (燕麦) | 380kcal | 69.1g | 低 小麦と交差反応のリスク |
ライ麦 | 334kcal | 70.7g | 高 小麦と交差反応のリスク |
ヒエ | 367kcal | 94.12g | 米や小麦の代替品として利用 |
アワ | 364kcal | 73.1g | 米や小麦の代替品として利用 |
キビ | 356kcal | 73.1g | 米や小麦の代替品として利用 |
ソバ (疑似穀類) | 359kcal | 77.6g | 症状が出ると重篤 |
アマランサス (疑似穀類) | 358kcal | 64.9g | 低 |
キヌア | 368kcal | 64.2g | 低 |
小麦
三大穀物の一つ、小麦は穀物の中では意外にもカロリーの低い食材です。キャットフードでは、小麦、小麦粉、小麦グルテンなどが使用されています。
ただし小麦には猫のアレルギー反応を引き起こしやすいグルテンが多く含まれています。そのためアレルギーの対策として小麦タンパクを使用しないキャットフードも多く、海外ではグルテンフリーという言葉も浸透しています。
ただし、改良が加えられていないスペルト小麦を使用しているキャットフードも見られます。
トウモロコシ
トウモロコシは小麦と同様、三大穀物の一つでこちらもアレルギーが心配される食材です。キャットフードでは、トウモロコシ、コーン、スイートコーン、コーングルテンなどが使用されています。
コーンは糖質が高く、また高GI食材で食べた直後に血糖値を急激に高めてしまう食材であるため、肥満や糖尿病が心配される猫には特に注意が必要です。
米
米は小麦、トウモロコシとならぶ三大穀物ですが、アレルゲンのリスクは比較的低いと言われています。そのためアレルギー療法食のキャットフードなどに米や玄米が使用されることも多いです。
精米されたコメよりも玄米の方がミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、あえて玄米を使用したキャットフードも多いかもしれません。
大麦
大麦は三大穀物に続いて生産量の多い穀物になります。小麦と混同されがちですが、見た目が似ているだけで主としては別物になります。
炭水化物量は若干多めですがカロリーは低く、ウイスキーやビール、麦ごはん、焼酎など様々な食品に利用されている身近な食材です。
オーツ麦(燕麦)
オーツ麦は、キャットフードではオートミールとして配合されていることが多い原材料です和名は「燕麦(えんばく)」といい、葉の部分は「猫草」として販売されています。
レルゲンのリスクは低いですが、炭水化物量が多くカロリーも他の穀物に比べて若干高めとなっています。
ライ麦
ライ麦パンやクラッカー、焼き菓子などに利用されることが多いライ麦。上記の穀物に比べるとキャットフードではあまり見かけない原材料です。
小麦と成分構成が似ており、アレルギーのリスクも高めですが、小麦よりは若干タンパク質量は少なめになっています。
雑穀(ヒエ・アワ・キビ)
雑穀ともいわれるヒエ・アワ・キビは、他の穀物に比べると種子が小さく生産量も上記に比べて少ないです。
五穀米などに配合されることが多く、成分は似たり寄ったり。ただヒエに関してはアワやキビに比べて炭水化物量が多くカロリー高めです。
疑似穀類
イネ科の植物ではないため穀物には分類されませんが、非常に見た目が穀物に似た種子を「疑似穀類」と呼びます。
キャットフードではそば、キヌア、アマランサスなどが使用されることがあります。グレインフリーで穀物を使用しない代わりに疑似穀類が使用されることがあります。
ただソバはいざ症状が出た際に他の穀物に比べて症状が重篤であるため、あまりおすすめはできません。
キャットフードの穀物の種類まとめ
以上、キャットフードの穀物の種類をまとめました。
穀物の中でもアレルギーのリスクが高い小麦とトウモロコシは不使用にしたキャットフードが増えてきています。グレインフリーとまではいかなくともこの二つには注意した方がいいでしょう。
地域によって盛んに栽培されている穀物が違うので、原産国によっても使用される穀物の傾向は変わってくるかもしれませんね。
穀物を不使用にしたグレインフリーが気になるという方はぜひランキングでどのようなキャットフードがあるのかチェックしてみてください!