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キャットフードの原材料:ダック(鴨肉・アヒル肉)
鴨肉もアヒル肉もダック!アレルギー対応食に多い
キャットフードのメイン原材料としてダック(鴨肉・アヒル肉)が使用されたキャットフードも販売されています。
アレルギーが出やすい猫やアレルギーが出てしまった猫に対する療法食やアレルギー対応食によく使用されます。
日本では、鴨とアヒルは野生化にいるか家畜かという違いで別の動物として扱われますが、生物学的には明確な違いはありません。
栄養的に見ても鴨とアヒルで大きな違いはなく、実際、鴨肉と調べるとアヒルの栄養成分が表示されます(笑)
鴨のイメージで、野生化で育つため引き締まった肉というイメージがあるかもしれませんが、鴨肉の多くは家畜として育てられるためアヒルの肉付きとほとんど同じです。
猫におけるダック(鴨肉・アヒル肉)の栄養素とメリット
栄養成分 | タンパク質 | 12g |
脂質 | 42g | |
炭水化物 | 0.1g | |
マグネシウム | 15mg | |
ナトリウム | 47mg | |
カリウム | 300mg | |
コレステロール | 82mg | |
カロリー | 100gあたり | 450kcal |
ダック(鴨肉・アヒル肉)は、チキンやターキーなど他の鳥類の肉に比べて非常に高脂肪・高カロリーとなっています。
タンパク質量はチキンやターキーに比べると半分程度なので、高タンパク質なキャットフードにするためには他の動物原料やタンパク質・アミノ酸の添加物を利用するケースが多いかもしれません。
食物アレルギー対応食や療法食
猫のアレルゲンになりにくいタンパク構造をもつダックは、食物アレルギーの悩みをもつ猫向けのキャットフードによく利用されます。
キャットフードでは、チキンやサーモンの商品が多いですが、中にはチキンや魚のタンパク質にアレルギー反応をしめす猫もいます。
アレルギー反応が出るキャットフードを食べ続けると皮膚の炎症や下痢・嘔吐などの症状が続き、症状も改善されません。そんな猫には食物アレルギー対応食や療法食を与えます。
痩せ気味の猫におすすめ
ダック(鴨肉・アヒル肉)は痩せ気味の猫に対しておすすめです。
痩せ気味で、少量で多くのカロリーを補給させたい時にはダックのキャットフードは効率よくエネルギーを摂取させられるので便利です。
キャットフードにダック(鴨肉・アヒル肉)を使用するデメリット
高カロリーなので肥満に注意
ダック(鴨肉・アヒル肉)は高脂肪でカロリーはチキンに比べ倍以上もあるため、肥満や与えすぎには注意しましょう。
脂質は効率よくエネルギーになりますが、消費されなければすぐに脂肪に変わってしまいます。
あまり種類がない
ダックのキャットフードを使用したキャットフードとなると販売しているメーカーが限られてくるため、種類は少なく選べる幅は狭くなります。
ダック単一タンパク質となるとさらに選択肢は少なくなるので、多くのキャットフードから選びたいという方にはデメリットになるかもしれません。
キャットフードにダック(鴨肉・アヒル肉)を使用しているキャットフード例
- AATUキャットフード ダック
- GO!SS LID ダックキャット
- ナチュラルチョイス アダルトダック
- アボ・ダーム キャット ダック&ターキー
- ロイヤルカナン セレクトプロテイン ダック&ライス
まとめ
- 高タンパク・高脂肪
- 食物アレルギー対応食や療法食にも使用
- 海外では鴨肉もアヒル肉もダック