キャットフードの原材料はアガリクス
ペットフードでは珍しい食材
アガリクスはキャットフードの原材料としては珍しい食材です。
そもそもキノコ類を使用しているキャットフードも少ないため、アガリスクを使用したキャットフードも簡単には見つけられません。
サプリメントとしても
ただアガリスクはペット用のサプリメントとして販売されている商品もあります。
サプリメントでは後ほど紹介するアガリクスの効果や働きを利用した商品になっています。
きのこの仲間、アガリクスについて
アガリクスとは
そもそもアガリクスとはキノコの仲間で、ハラタケ属という分厚い傘が特徴の見た目がマッシュルームのようなキノコです。
アーモンドのような甘い香りがすることから海外では「アーモンドキノコ」とも呼ばれています。
薬効成分が注目され、サプリメントや治療を目的とした利用が期待されました。
日本でのアガリクスブーム
1893年にブラジルで発見されて以来、世界中で栽培されるようになったことで1970年代後半から日本でも人工栽培や販売が始まりました。
1990年代からアガリクスブームが始まり、アガリクスのエキスや成分を配合したサプリメントや乾燥キノコが販売されるようになりました。
現在はすっかりブームも落ち着きましたが、当時の市場規模はなんと300億円以上だったそう。
アガリクスの効果と働き
抗腫瘍(抗がん)効果
アガリクスには抗腫瘍効果が期待されています。抗腫瘍効果とはいわゆる抗がん効果のことです。
具体的には、
- がん細胞増殖の抑制
- がん細胞の勢いを弱くする
- がん細胞を死滅させる
などの効果を言います。「アガリスクは癌に効く、癌が治った」という話はこの抗腫瘍効果から出た話ではないでしょうか。
免疫機能の活性化
アガリクスには免疫機能を活性化させる効果もあると言われています。
患者への研究例でもアガリクスの摂取によって免疫機能の上昇が見られたり、免疫力が高まったことで、症状や肝機能、口内炎の改善が見られたという報告もあります。
猫の場合、特に猫エイズや猫白血病など発症することで免疫不全になってしまう病気に対して効果を発揮するともいわれます。
血糖値を下げる作用
いくつかの研究機関から血糖値を下げる作用があるという報告があったことで、さらにアガリクスの注目は高まりました。
血糖値とは血液中の糖の量を表した値で、糖尿病患者はもちろん肥満などにも関係します。
アガリクスの副作用や懸念点
副作用は少ないと言われている
安全性については確実なデータがないことから、安全と言い切ることはできませんが、危険性や副作用の可能性は低いと言われています。
アガリクスの栄養、成分
詳しい成分データは見当たらない
アガリクスの栄養や成分について調べる中で、日本であまり一般的ではないからか、アガリクスに関する詳しい成分分析値やデータは見当たりませんでした。
また効果や働きへの注目度は高いですが、基本的な栄養について言及している文献は少なく、見つけることはできませんでした。
アガリクスを使用したキャットフード
ブリミックス
フレッシュチキンやドライチキンをメインに使用したブリミックスキャットフード チキンは、タンパク質30%、脂質12%のヘルシーなキャットフードです。
アガリクスの他にも、体内で善玉菌として働くラクトバチルスアシドフィルス菌やストレプトコッカスサリバリウスK12(口腔内善玉菌)など免疫機能に働く菌類が配合されています。