キャットフードの原材料:ささみ
鶏肉はキャットフードの原材料として定番ですが、中でも鶏ささみはキャットフードや猫用おやつでも非常に人気の食材です。
ささみは、むね肉のすぐ近くにある鶏の胸骨に沿っている「小胸筋」と呼ばれる部分のことをいい、牛肉ではヒレ肉と呼ばれる部分にあたります。
低脂質でヘルシー、かつ動物性タンパク質が豊富で必須アミノ酸もバランス良く摂取できるため、タンパク質を摂取しながら体重管理・体型維持に配慮したい猫に非常に嬉しい食材です。
淡泊で味にクセがないので犬用手作りごはんでもささみは汎用性が高く、手作りレシピでもよく取り上げられます。
猫における鶏ささみの効果や作用
成分 | タンパク質 | 23g | |
脂質 | 0.8g | ||
炭水化物 | 0g | ||
ビタミン | ビタミンK | 14μg | |
ナイアシン | 11.8mg | ||
ビタミンB6 | 0.6mg | ||
パントテン酸 | 3.08mg | ||
ミネラル | セレン | 22μg | |
モリブデン | 6μg | ||
カロリー | 100g | 105kcal |
低脂質でダイエットや体重管理にもおすすめ
肉や魚自体を少なくすると、タンパク質の摂取量も減ってしまいますが、ささみは100g中23gもタンパク質を含みながら、脂質は0.8gと非常に少ないので、脂質だけを抑えたい猫にぴったりの食材です。
また、鶏ささみ肉には脂溶性ビタミンのビタミンK、水溶性ビタミンのビタミンB群(パントテン酸、ビタミンB6、ナイアシンなど)なども豊富に含まれています。ビタミンや酵素は加熱で壊れてしまいますが、フリーズドライ製法は比較的栄養素が壊れにくいのでおすすめです。
猫に鶏ささみを与える時の注意点
生はNG!加熱する
近年は海外でローフードが注目され始め、栄養損失が少ない食材の酵素やビタミンを摂取できる生肉を与えたいと考える方もいますが、一般的に販売されている生の鶏肉からは、食中毒の原因となるカンピロバクター属菌が高確率で検出されます。
他にもサルモネラ菌や寄生虫が付着しているリスクもあり安全とは言えないので、猫にささみを与える時は、茹でる、蒸す、焼くなど加熱してから与えましょう。
猫におすすめのささみレシピ
ささみをしっとりと仕上げる茹で方やささみを使ったレシピは、当サイトが協賛している「ペットレシピ.jp」で紹介しているので、参考にしてみてください。
- 材料を用意します
- 鍋にささみが浸かるくらいの水を沸騰させます。
- 鍋にささみ(80g)を入れたら火を止めて10分余熱で火を通します。
- 粗熱が取れたらほぐして完成です。
他にも下記のようなレシピが紹介されています。
まとめ
- 鶏肉の中でもかなり低脂質でヘルシー
- タンパク質やビタミンK、ビタミンB群が豊富
- 生では与えず加熱して与える
- 手作りごはんにもおすすめ