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キャットフードにかかる支出金額 全体では月2,000円
平成30年にペットフード協会が実施した全国犬猫飼育実態調査によると、1ヶ月間にかかる主食用キャットフード(総合栄養食)の支出金額の中央値は2,000円となっています。
平均額で割り出すと3,142円になります。
1頭飼いと多頭飼いの1ヵ月の支出金額
飼育している猫の数が1頭か複数かによって支出は変わります。ちなみに猫を飼育している世帯の平均飼育頭数は1.74頭なので1~2頭の家庭が多いです。
次で紹介する平均値と中央値について、平均額は上下の幅が大きいので、どちらかというと中央値の方がよりリアルな平均の支出金額に近いかと思います。
1頭飼いの支出金額
1頭のみの平均は2,599円、中央値は2,000円です。
- 1頭のみ 2,599円(平均値)
- 1頭のみ 2,000円(中央値)
多頭飼いの支出金額
複数でも2、3頭飼いの方の数が多いため、平均は4,864円、中央値は3,000円となっています。こちらには少し開きがあります。沢山飼育されている方はそれなりに高くなってしまうかと思います。
- 2頭以上の多頭飼い 4,864円(平均値)
- 2頭以上の多頭飼い 3,000円(中央値)
おやつを含めた猫の食事にかかる支出額
猫は主食キャットフード以外にも猫缶やトッピング、おやつなど様々な物を食べるので、おやつや猫が食べるもの全てを含めた猫の食費にかかる総支出額も見ていきたいと思います。
- 全体 3,000円
- 1匹のみ 2,800円
- 2匹以上 4,000円
それぞれの中央値は上記の通り。このうち猫缶やおかず、ウェットフード等のおやつにかかる費用は、月で800~1,000円程度といった感じです。
医療費などねこにかかる総支出金額の中央値が5,000円なので、月にかかる猫の出費の半分くらいを食費が占めていることになります。
1ヶ月あたりのキャットフードの金額を計算してみよう
1ヵ月の支出金額の計算方法
1ヶ月あたり愛猫のキャットフードにどれくらいの金額がかかっているのか、キャットフードと給与量から導くことができます。
- 1袋の金額 ÷ 食べきる日数 = 1日あたりの金額
- 1日あたりの金額 × 30日= 1ヶ月の支出金額
この計算で1ヶ月の猫の食事にかかる金額を計算することができます。
例・カナガン(体重4kgの猫に)
たとえば人気のカナガンキャットフードを与えた場合の1ヶ月あたりの食事金額を計算してみましょう。カナガンは1袋あたり1.5kgの内容量で価格は3,960円です。
カナガンの給与量は体重4kgの猫の場合、45~60gなので1日50gずつ与えるすると、ちょうど30日で1袋食べ切るため、カナガンを与えた場合、月にかかるキャットフードの支出金額は約4,000円となります。
例・ロイヤルカナン(体重4kgのアメショー)
知名度が高く大手メーカーのロイヤルカナンのアメリカンショートへア用キャットフードを与えた場合の1ヶ月あたりの食事金額を計算してみます。ロイヤルカナンは2kgの内容量で価格は3,748円です。
ロイヤルカナンの給与量は体重4kgのアメリカンショートへアの猫の場合、1日43gずつ与えます。すると、2,000g ÷ 43g =46日分の食事になるため、月(30日)にかかるキャットフードの支出金額は約2,430円になります。
1ヶ月間にかかる計算を見ると、よりキャットフードの平均金額に近いブランドはロイヤルカナンだということが分かりました。
キャットフードの1ヵ月の支出金額まとめ
一ヵ月の支出でみると、猫のごはんには大体2,000~3,000円、おやつには1,000円前後が一般的なようです。あまり平均金額にはとらわれずに、飼い主さんが継続できる範囲で、人生の楽しみの一つである食事を猫のためにより豊かなものにしてあげましょう。