オス猫メス猫の発情期はいつまで?去勢・避妊手術の方法や費用、必要性について

鈴木さん
猫の発情期について困っている人は多いですよね。
猫田
かなり大きい鳴き声やマーキングなど発情期の行動は、近所の迷惑になることもありますし、なにより飼い主さんにとって大変だと感じることが多いと思います。

今回はそんな猫の発情期と去勢・避妊手術、対策などについてお話したいと思います。

メス猫の発情期について

メス猫の発情期の行動

  • 落ち着きがない
  • 動き回る
  • 外に出たがる
  • 体をこすりつける
  • すりよって甘えてくる
  • 大きな鳴き声をあげる
  • 床でお腹を見せて転がる
  • お尻を突き出す
  • お尻を過剰に毛繕い

などがメス猫の発情期の行動です。

発情期の鳴き声はオス猫を呼ぶためのものなのでひときわ大きく、夜にも鳴き続けるため近所迷惑になったり飼い主さんの睡眠に支障が出ることもあります。

発情期は生後6~10ヶ月から

メスの猫が発情期に入るのは、生後6ヶ月~10ヶ月くらいからです。大きな猫の場合、発情期が少し遅い傾向がありますが、それでも1年以内には発情期を迎えます。

発情しやすい春夏

発情期になりやすい季節は春夏で、日照時間が長く暖かい時期は猫の出産の時期になります。

しかし都会に住む猫や飼い猫の場合、常に明るく暖かい環境にあるため季節に関係なく発情するとも言われています。

メス猫の発情期は7~9歳まで

メス猫の発情期は7~9歳頃まで続くため、もし避妊手術をしない場合、7~9年は発情期の行動に悩まされることになります。

メス猫の発情期の対策・予防

避妊手術

メス猫の発情期の予防や対策で最もおすすめなのは、避妊手術を行うことです。

ベストは発情期が来る前の6ヶ月前後で手術をしてしまうことですが、発情期が始まってからでも避妊手術をすることで発情期の行動が改善されることが多いです。

綿棒で排卵させる

メス猫の発情期の行動を抑える方法として、綿棒を使って擬似的に交尾を行ったようにしてメス猫に排卵させ性衝動を緩和させる方法があります。

しかしこの方法は慣れない人が行うと、メス猫の膣に雑菌が入ってしまったり、膣の粘膜を傷つけてしまったりなどの可能性があるためおすすめできません。

この綿棒による疑似交尾が原因で子宮の病気になることもあります。そのためできるなら避妊手術をしてあげましょう。

オス猫の発情期について

オス猫の発情期の行動

  • 落ち着きがない
  • 動き回る
  • 外に出たがる
  • 大きな鳴き声をあげる
  • マーキング(スプレー)をする
  • 興奮しやすくなる
  • 攻撃的になる

オス猫もメス猫と同様、落ち着きがなくなり、大きな鳴き声をあげ、外に出たがる行動を見せます。

しかしオス猫の場合、すりよってくるメス猫とは対照的で、神経質になって興奮しやすくなったり、攻撃的になる傾向があります。

時には飼い主に噛みついてきたりひっかいたりすることも。

また一番の悩みとなるのがマーキングの一種で濃い尿をあちこちに吹きかけるスプレー行為。掃除や対策に追われるため、悩まれる方が多いです。

発情は生後6~9ヶ月以降

オス猫の発情期が始まるのは、生後6ヶ月を過ぎたあたりからで本格的な発情を迎えるのは、生後9ヶ月目くらいからと言われています。

オス猫の発情のきっかけ

オス猫の発情期はメス猫のように決まっているわけではありません。

オス猫の発情はメス猫の鳴き声、匂い、フェロモンなどがきっかけになるので、発情したメス猫さえいればいつでも発情する可能性があると言えます。

しかしメス猫の発情が春夏に多いわけですから、それに伴ってオスの発情も比較的、春夏が多い傾向です。

オス猫の発情は生涯続く

オス猫は去勢されなければ、発情がなくなることはありません。

メス猫がいれば、年齢や生殖能力に関係なくおじいちゃん猫でも発情します。

オス猫の発情期の対策・予防

去勢手術

オス猫もまた発情期の対策・予防として最も効果的なのは去勢手術です。

オス猫は1度発情期に入ると、去勢してもクセや名残りから発情行動がやめられないことがあるため、できるなら発情前に去勢手術を行った方が良いでしょう。

メス猫を近づけない

オス猫はメス猫の誘発行動によって発情するので、メス猫を一切近づけなければ発情行動もないと言えます。

しかしメス猫の鳴き声がちらっと聞こえただけでも発情してしまうため、かなり気を使う必要があります。

猫の去勢・避妊手術について

飼い主さんのためにも猫のためにも去勢手術や避妊手術は行うべきでしょう。去勢・避妊手術は発情期に入る前ですから生後5~6ヶ月目くらいに行うのが一般的のようです。

去勢手術の方法と費用

去勢手術の手順

去勢手術は次のような手順で行われます。

  1. 麻酔をし猫が眠るのを待つ
  2. 去勢を行う睾丸近くの体毛を剃る
  3. 睾丸を消毒する
  4. メスで切り口をつくり睾丸を取り出す
  5. もう一つの睾丸も同じように取り出す

去勢手術後は麻酔から目が覚めるのを待ち、数時間様子を見てから帰宅になります。

去勢手術の費用

オス猫の去勢手術にかかる費用の平均は約1万5,000円です。

動物病院によって費用が違ってきますが、1~2万円程度の費用があれば去勢手術をすることができます。

避妊手術の方法と費用

避妊手術は次のような手順で行われます。

避妊手術の手順

  1. 麻酔をし猫が眠るのを待つ
  2. 下腹部の体毛を剃る
  3. 開腹する場所の周辺を消毒をする
  4. メスを入れ開腹する(切開する)
  5. 切り口から子宮と卵巣を取り出す
  6. 切開した部分を縫合する

避妊手術後は麻酔から目が覚めるのを待ち、1~2泊動物病院で入院し様子を見て退院になります。

避妊手術の費用

メス猫の避妊手術にかかる費用の平均は、約2万5,000円です。

動物病院の料金と、卵巣のみ取り出すケースと卵巣子宮どちらも取り出すケースによっても費用が前後しますが、およそ1万5千円~3万円の間で避妊手術は可能です。

去勢・避妊手術は猫が健康に過ごすために必要

感染症の予防

去勢手術や避妊手術は、猫の交尾やケンカによる感染症を予防するのに効果的です。

猫の感染症には猫エイズや猫白血病などがあり、感染している猫との交尾やケンカでうつってまいます。

このような感染症は潜伏期間を終えると病状が一気に悪化し、数年で死に至ります。

そのような病気にかかるリスクを減らせるという意味で去勢・避妊手術は猫の健康を守るために必要と言えます。

脱走による事故や餓死

猫は発情期になると家から脱走したり外に出たがるようになります。うっかり外に出してしまったことで病気にかかるだけでなく、猫が事故に遭ったり、餓死してしまったり、連れ去られてしまう可能性もあります。

猫の健康と安全を考えるなら脱走のリスクを減らせる去勢・避妊手術はしておくべきだと言えます。

鈴木さん

「去勢・避妊手術=人間が猫を飼いやすくするためのエゴ」というふうに考えている人はまだいますが、実際は猫の健康や安全を守るために大切なんですよね。

猫田
そうですね。去勢・避妊手術をしないことで、世話をしきれないほどの子猫が生まれてしまい餓死したり保健所行きになってしまう、という現状も大きな問題だと認識しなくてはなりません。
鈴木さん
猫の去勢・避妊手術は飼い主の責任として行うべきことなんですね。