どんな猫にキャットフードを砕いて与えるのか
噛めない子猫や老猫
上でも少し紹介しましたが、キャットフードをそのままの状態では食べられない猫には、キャットフードをふやかしたり砕いたりして与えることがあります。
子猫の場合、まだ歯が生え揃っていなかったり、噛む力も十分ではないので、ドライフードをそのまま与えると、飲み込めずに吐き出してしまったり、栄養を摂取できない可能性があります。
老猫もまた、歯周病や歯が抜けてしまう、噛む力の衰えなどの理由から、固いドライフードが食べられなくなることがあります。
大きい粒が苦手な成猫も
他にも大きい粒のキャットフードが苦手で食べてくれないなどの理由からキャットフードを食べてくれない場合もあります。
せっかく買ったキャットフードですし、味や風味は好みなら粒を砕いて与えてみる方法も一つの手だと思います。
ふやかすと食べない猫も
当記事ではキャットフードのふやかし方についても紹介していますが、キャットフードはふやかすと食感がかなり変わってしまうので、ふやかしたことで食べてくれなくなる猫もいます。
ふやかした方法で食べてくれないなら、やはり砕いて猫に与える方が有効かもしれません。
キャットフードの現実的で簡単な砕き方
キャットフードの砕き方を見ると、1粒1粒パキッと手で割っている人や、キッチンハサミ、包丁を使って切っている人もいるようです。
でもそれを毎日するのはかなり大変ですし、調理器具を使うのに抵抗がある人もいると思います。毎日の食事でできる現実的かつ簡単な砕き方を2つ紹介します。
密封できる袋に入れて棒で砕く
1つ目の方法は、密閉できる袋にキャットフードを入れて上から固い棒などで叩いて砕く方法。
ジップロックやチャック付きのビニール袋を使うことで、砕いても周りに飛び散ったり、叩く棒が汚れることもありません。密閉できるのでこのまま数食分保存することも可能です。
ただデメリットとしては、この方法だと粒の大きさを揃えることが難しいこと。粒の大きさを同じに使用とすると粉状になってしまうので、猫が食べてくれない可能性もあります。
プレカットチョッパーで砕く
2つ目の方法は、みじん切りをするフードプロセッサーやプレカットチョッパーなどの器具を使う方法です。
プレカットチョッパは1,000円程度で購入でき、キャットフードをみじん切りの細かい状態に砕くことができます。粒が均等になって粉々になることがありませんし、周りが汚れることもありません。
ただデメリットを挙げるなら、上の方法よりも高く付き、わざわざプレカットチョッパーを購入しなければならないこと。
またキャットフードで使うので、調理など本来の使い方は基本できないと考えた方がいいでしょう(気にされなければ問題ありませんが)。