目次
猫はレモンを食べても大丈夫?
柑橘類の中でも酸味が強く、さわやかな香りが特徴の「レモン」。国産レモンは、広島県や和歌山県で生産され10月~3月ごろに旬を迎えます。

結論から言うと、猫にレモンはNGです。また、猫は柑橘類の匂いを嫌う傾向があるため、誤食も少ないとされています。
そのため、キャットフードの原材料にレモンが使用されることはありません。

猫にレモンを食べさせてはいけない理由
猫にレモンを与えてはいけない理由は、レモンに含まれる2つの成分が有害だからです。
リモネン
レモンの皮に多く含まれている「リモネン」は、柑橘類特有の香り成分です。人間にとってはさわやかな香りとして、アロマオイルやハンドクリームなどによく使われますが、猫にとっては有害となる場合があります。
猫はリモネンをうまく分解・代謝できないため、摂取すると中毒症状を引き起こす恐れがあります。主な症状としては、嘔吐や下痢、よだれ、ふらつき、元気がなくなるなどが見られ、重症化すると肝臓へ負担がかかる可能性もあります。
リモネンは果肉よりも皮に多く含まれているため、少量であっても猫が舐めたり誤飲したりしないよう注意が必要です。
ソラレン
「ソラレン」は、レモンなどの柑橘類に含まれる天然成分のひとつです。紫外線に反応しやすい性質を持っており、人間ではシミや肌荒れなどの肌トラブルの原因になることがあります。
こちらも皮により多く含まれているため、猫の皮膚に触れたあと日光に当たると、かゆみや炎症など皮膚トラブルにつながることも。
また、猫が大量に食べた場合、胃腸への刺激や体調不良を引き起こす可能性があるため少量でも注意が必要です。
この2つの成分はみかんにも含まれています。
猫はレモンの匂いが嫌い?
嗅覚が鋭い猫は、レモンだけでなく柑橘類全般を避ける傾向があります。

ただし、すべての猫が必ず嫌うわけではなく、「うちの猫はレモンの香りが好き」「レモンに近寄ってくる」といったことも報告されています。
いずれにしても、猫にとってレモンの皮は有害であることは変わりないので、安易に近づけさせないようにしましょう。
猫がレモンを食べたときの症状
猫はレモンの香りや酸味を嫌う傾向があるため誤食することは少ないと思われますが、万が一、大量に食べてしまった場合の症状や対処法を解説します。
主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 嘔吐
- 下痢
- よだれが増える
- 食欲不振
- 元気がなくなる
- ふらつき
- 震え
特に、レモンの皮を大量に摂取した場合は症状が強く出やすく、重症化すると肝臓や神経系へ悪影響を及ぼす可能性もあります。また、レモンの皮は硬いため、飲み込んだ際に喉に詰まる恐れもあります。
レモンの強い酸味によって胃腸が刺激され一時的にお腹を壊すなど、猫にとってレモンは危険な食べ物であることが分かります。
猫がレモンを食べたときの対処法
猫がレモンを口にしてしまった場合は、まず落ち着いて食べた量や部位を確認しましょう。
少量でも体調に異変が見られる場合は、できるだけ早く動物病院へ相談し、診療時には以下の情報を伝えるとスムーズに進みます。
- いつ食べたのか
- どのくらい食べたのか
- 果肉・皮・加工品のどれを食べたのか
- 現在の症状
なお、飼い主の判断で無理に吐かせるのは危険です。誤った対処によって症状が悪化する場合もあるため、自己判断は避け、獣医師の指示を仰ぎましょう。
猫がレモン汁を舐めるのも危険!
猫にはレモンそのものだけでなく、レモン汁やレモンの加工品を与えることもNG。
レモン汁にも、もちろんレモンの成分は含まれており刺激が強い食品です。また、人間用に味付けされている食べ物は、猫にとって塩分や糖分が多く有害です。
猫が食べられる食材を味付けなしで与えたり、キャットフードに混ぜたりすることはありますが、猫が嫌う食べ物をわざわざ与える必要はないと考えられています。
レモンバームやレモングラスは猫が食べても大丈夫
レモンと似た名前の「レモンバーム」や「レモングラス」といったハーブは、猫による中毒症状は報告されていないため、少量なら食べても大丈夫とされています。
しかし、猫が分解・代謝しにくい精油成分が多少入っていることから、積極的に与える必要はない植物と考えられています。
猫にレモンは食べさせないで!
猫がレモンの匂いを嗅いだり舐めたりする程度では、中毒症状が出る可能性は低いですが、レモンの皮には猫に有毒な成分が含まれているため近づけさせないようにしましょう。
柑橘類の匂いは、猫が本能的に避ける傾向がありますが、万が一レモンを食べてしまった場合は様子を注意深く観察してください。
基本はキャットフードなどの総合栄養食を与え、猫にとって危険な食べ物は手が届かない位置に保管すると安全です。



































































































































































