キャットフードの原材料:梨(Pear)
梨(Pear)は爽やかな甘さと瑞々しくシャリシャリとした食感が特徴のフルーツで、キャットフードの原材料や猫用おやつにも使われています。
猫に危険な成分はなく、問題なく与えることができます。梨が大好きな猫も多く、梨の入った袋や箱があると梨のニオイに反応して猫がスリスリ近寄っていくという話もよく聞きます。
りんごと似ている丸い梨は和梨、先端が細いラフランスなどは西洋原産の洋梨に分類されます。
キャットフードでナシが使用されている製品は海外産が多く、他の野菜やハーブ、フルーツと一緒に使用されたり、猫用おやつではドライフルーツで販売されていることもあります。
猫に梨を与えるメリット
成分 | タンパク質 | 0.3g |
脂質 | 0.1g | |
炭水化物 | 11.3g | |
食物繊維 | 0.9g | |
ビタミンK | 5μg | |
ビタミンC | 3mg | |
カリウム | 140mg | |
カロリー | 100g | 38kcal |
クロロゲン酸やカテキン類などのポリフェノール
梨にはクロロゲン酸やカテキン類などのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用や殺菌作用など様々な健康効果が期待されています。
食物繊維が豊富
ナシには腸内環境を掃除したり便通を整える食物繊維が豊富に含まれています。
梨には水分がたっぷり含まれる
梨には水分が豊富に含まれています。ドライフードの乾燥ナシやドライフルーツなどは乾燥していますが、生の梨には水分や酵素が豊富なので、梨が好きな猫には水分補給を目的に与えてもいいかもしれません。
猫に梨を与えるデメリットや注意点
食物アレルギー、花粉症の猫は注意
バラ科の果物にアレルギー反応を示す猫の場合、ナシは避けましょう。
また、バラ科の食べ物(りんご、もも、いちごなど)は白樺やハンノキなどの花粉と交差反応しうる食物とされています。このため、いままでナシにアレルギー反応が出ていなくても、春に花粉症が見られる猫の場合は、交差反応でアレルギーを発症する可能性があるため、ナシ含めバラ科のフルーツは避けるか、様子を見ながら少量で与えた方がいいかもしれません。
サイズ、与えすぎに注意
梨はまるごと与えるのではなく、皮や芯を取り除いて小さいサイズにカットして与えましょう。
また、梨は水分量が非常に多く、糖も含みます。与え過ぎは肥満や下痢を引き起こす原因になるので、1日で与える量は、大さじ1~2程度にとどめ、総合栄養食の給与量に影響しないおやつ程度の少量を心がけてください。
キャットフードの梨についてまとめ
- ナシはポリフェノールや食物繊維が豊富
- 生のまま与えれば水分補給になる
- アレルギー屋与えすぎに注意