猫に服を着せる必要はある?
野生で暮らす動物が服を着ていないように、猫に限らずほとんどの動物には服は必要ありません。
しかし、動物が人と暮らしペット化することによって、犬をはじめ、さまざまな動物に服を着せるようになりました。
一般的に猫に服を着せる飼い主さんは多くないですが、おしゃれだけでなく猫に服を着せたほうがよい場合もあります。
本記事では、猫と猫服について詳しくご紹介します。
猫に服を着せる必要があるとき
術後や怪我の養生
避妊手術後は、猫が傷口を舐めないように術後服を着せる場合があります。エリザベスカラーよりもストレスが少なく、現在では動物病院からも着用が推奨されています。
また、過剰なグルーミングによって毛が抜け落ちたり、皮膚が荒れてしまった箇所を保護する目的でも使用されます。
通販サイトでは1,000円前後から購入できますが、コットン100%や猫の体にぴったりフィットする伸縮性のあるストレッチ素材のものがおすすめです。
防寒対策や体温調整に
子猫やシニア猫は体温調節がうまくできないことがあります。
寒い時期に室温だけでは十分な防寒ができない場合など、状況に応じて服を着せることがあります。ただし、猫によっては服を着ることでストレスを感じることもあるため、様子を見ながら使用しましょう。
アレルギーや抜け毛対策
猫アレルギーの原因となるアレルゲンや抜け毛が気になる場合、服を着せることで毛の飛散をある程度抑えられる可能性があります。
ただし、服だけで猫アレルギーの症状を防ぐことはできません。こまめな掃除やブラッシングなど、ほかの対策と組み合わせることが大切です。
無毛の猫種
スフィンクスを代表とした無毛の猫種は、寒さや紫外線対策のために服を着せることがあります。
また皮膚が傷つきやすいため、遊んでいるときに家具などで体を傷つけないためにも、猫服を着せると安全です。
- スフィンクス
- ドンスコイ
- ピーターボールド
- バンビーノ
- エルフキャット など
猫に服を着せるデメリット
猫に服を着せることで、傷口の保護や防寒などのメリットがある一方、猫によってはストレスを感じたり、動きにくくなったりすることがあります。
ストレスを感じることがある
猫は体に何かを身につけることに慣れていないため、服を着せると違和感やストレスを感じることがあります。
服を嫌がって暴れたり、服を脱ごうとして無理に引っ張ったりする場合は、かえって体に負担がかかることもあります。
無理に着せ続けるのではなく、猫の様子を確認しながら使用することが大切です。
動きにくくなる
服のサイズやデザインによっては、歩いたりジャンプしたりといった猫の動きを妨げることがあります。
特に、きつすぎる服は体を締め付けたり、ゆるすぎる服は家具などに引っかかったりする可能性があるため、猫の体に合ったサイズを選びましょう。
皮膚トラブルにつながることがある
服を長時間着せていると、服の中が蒸れて皮膚が荒れたり、擦れて傷になったりすることがあります。
また、服で覆われていることで皮膚の異常に気づきにくくなる場合もあります。定期的に服を脱がせて、皮膚に赤みや傷、湿疹などがないか確認しましょう。
グルーミングができなくなる
猫にとってグルーミングは、体を清潔に保つだけでなく、リラックスするためにも大切な行動です。
服を着ていることでグルーミングがしにくくなり、ストレスを感じる猫もいます。
事故につながる可能性がある
服の一部が家具やケージなどに引っかかると、猫が身動きを取れなくなる危険があります。
また、服を噛んで糸や布を飲み込んでしまう可能性もあるため、服を着せている間は猫の様子をよく観察しましょう。
猫が服を嫌がる場合は、無理に着せる必要はありません。術後や怪我の保護など、服を着せる必要がある場合は、獣医師に相談しながら猫の負担が少ない方法を選びましょう。
猫に服を慣れさせるためには
猫に服を着せる場合は、いきなり長時間着せるのではなく、少しずつ慣らしていくことが大切です。
まずは服を猫の近くに置き、自由ににおいを嗅がせるなど、服の存在に慣れてもらうことから始めましょう。服を嫌がらなくなってきたら、短時間だけ着せて様子を見ます。最初は数分程度から始め、問題なく過ごせるようであれば、少しずつ着用時間を延ばしていきます。
服を着た状態でおやつを与えたり、一緒に遊んだりすることで、「服を着るとよいことがある」と覚えてもらうのもよいでしょう。
服は着せてもいいが無理はさせない
本来、猫に服を着せる必要はありませんが、術後や皮膚トラブル、抜け毛対策、猫種によっては服を着せたほうがいい場合もあります。
ただし、前述のとおりデメリットも多々あるので、猫が嫌がる場合は無理に着せないようにしましょう。
通販サイトでは、素材や着心地にこだわった猫服専門店もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。





































































































































































