目次
- 1 鹿肉(ベニソン)について
- 2 【鹿肉の総合栄養食】アディクション (ドライ)
- 3 【鹿肉の総合栄養食】クプレラ (ドライ)
- 4 【鹿肉の総合栄養食】ジウィピーク (ドライ)
- 5 【鹿肉の総合栄養食】プレイアーデン(ウェット)
- 6 【鹿肉の総合栄養食】アディクション(ウェット)
- 7 【鹿肉の総合栄養食】ナチュラルバランス(ウェット)
- 8 【国産鹿肉の総合栄養食】カントリーロード(ウェット)
- 9 【国産鹿肉のおやつ】たまのおねだり(レトルト)
- 10 【国産鹿肉のおやつ】バーフジャパン ピース(ジャーキー)
- 11 【国産鹿肉のおやつ】コモロプレミアム(ジャーキー)
- 12 【国産鹿肉のおやつ】キッチンスタジオ(ジャーキー)
- 13 【国産鹿肉のおやつ】生鹿肉ミンチ (冷凍生肉)
- 14 鹿肉(ベニソン)キャットフードまとめ
そうですね。しかし鹿肉は非常に高タンパク・低脂肪・低カロリーな注目の原材料ですよ!
鹿肉(ベニソン)キャットフードもご紹介していきますので、ぜひキャットフード選びの参考にしてみてください!
鹿肉(ベニソン)について
猫のエネルギー源が豊富
鹿肉には猫にとってエネルギー源となる重要なタンパク質が豊富に含まれています。猫の皮膚や筋肉、毛などの体をつくる成分としてはもちろん、猫にとってタンパク質は体を動かすためのにも大切な成分です。
また鹿肉に含まれるアセチルカルニチンというアミノ酸(タンパク質)は、脳の機能を向上させる働きを持っていることから、脳の働きにも良いとされています。
鹿肉は低脂肪でヘルシー
動物原料はタンパク質が多い分、脂肪分も多くなりがちですが、鹿肉は高タンパクでありながら低脂肪となっています。
脂肪分が少ないため、鹿肉は猫にとって必要な栄養を摂りながらヘルシーな食材となっています。
必須脂肪酸DHAが豊富
青魚などに多く含まれている必須脂肪酸DHAは、あまり肉には多く含まれていない傾向にありますが、鹿肉には必須脂肪酸が豊富に含まれています。
必須脂肪酸であるDHAもまた脳や神経の機能を高める機能を持っています。
最近では高齢猫の認知症も増えてきていますので、脳の機能を高める鹿肉を摂取させることで予防や改善につながるかもしれません。
鹿肉の鉄分で貧血予防
鹿肉には貧血予防に効果的な鉄分も豊富に含まれています。鉄分は赤血球が酸素を運ぶ手助けをするミネラルで、鉄分が不足してしまうと体へ送られる酸素の量が減ってしまいます。
猫がふらふらすることが多かったり貧血気味の傾向があるなら、鹿肉を使って鉄分を補給してはいかがでしょうか。
鹿肉で毛並みや皮膚を美しく
鹿肉にはビタミンが豊富に含まれています。ビタミンの中でも鹿肉に多く含まれるビタミンB2は、皮膚や毛並みを美しく保つために必要な成分です。
ただ長生きするのではなく、健康的で元気な姿で長生きしてもらうためにはビタミン摂取も大切です。
アレルギー対応にも便利
鹿肉(ベニソン)キャットフードはアレルギー対応をしやすいメリットもあります。
ベニソンは非常に栄養価が豊富なので、少ない種類の原材料でも効率よく栄養を摂取することができます。
鶏肉や魚などキャットフードにおける定番食材にアレルギーを持っている猫にもおすすめの原材料です。
【鹿肉の総合栄養食】アディクション (ドライ)
ビバ・ラ・ベニソンキャットフード
価格 | 1,767円/450g 4,536円/1.8kg |
成長段階 | 成猫用 |
1kgあたり | 2,520円/1kg |
主な原材料 | 鹿肉粉、ポテト、タピオカ、鶏脂肪(鶏たん白質除去)、エンドウ豆など |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | タンパク質 30%以上 粗脂肪 15%以上 粗繊維 3.5%以下 水分 10%以下 灰分 11%以下 |
カロリー(100g) | 370kcal |
原産国 | ニュージーランド |
メーカー・ブランド | アディクション |
猫田さんの評価
アディクションのビバ・ラ・ベニソンキャットフードは、グレインフリー(穀物不使用)のアレルギー対応のキャットフードです。メインの原材料である鹿肉は、ホルモン剤やステロイドなどを一切不使用で、ニュージーランドの牧草地でのびのびと育った鹿を原材料にしています。
穀物に豊富に含まれる食物繊維や植物性タンパク質はポテトやタピオカ、エンドウ豆などで補っています。
また鹿肉の使用とグレインフリーに加え、鶏脂肪に含まれる鶏タンパクを除いている点を見ても、猫のアレルギーに配慮しているキャットフードであることがわかります。
アレルギーは食べ物それぞれにある“タンパク質の構造”によって引き起こされるので、鶏肉にアレルギーがある猫も鶏タンパク質が除去されているキャットフードは食べることができるんですね。
【鹿肉の総合栄養食】クプレラ (ドライ)
ベニソン&スイートポテト・キャットフード
価格 | 2,160円/900g 3,758円/1.81kg 8,176円/4.54kg |
成長段階 | 全成長段階 |
1kgあたり | 2,076円 |
主な原材料 | 鹿肉、サツマイモ、燕麦、カノラオイル、フラックスシード、魚類(銀平須、シロギス、豪州真ダイ)、サーモンオイル等 |
穀物 | 燕麦 |
成分表 | 粗たんぱく質 31%以上 粗脂肪酸 10%以上 粗繊維 5%以下 粗灰分 8%以下 水分 10%以下 |
カロリー(100g) | 365kcal |
原産国 | オーストラリア |
メーカー・ブランド | クプレラ(CUPULERA) |
猫田さんの評価
魚類もギンヒラスや白ギス、真ダイ、サーモンオイル、藻類、珊瑚ミネラルなど魚や海の食べ物の種類も豊富ですね。
気になる点としては燕麦(別名オーツ麦)という穀物やアマランサス(疑似穀物)が含まれていますね。
はい、穀物を遺伝子組換えや保存料を不使用で栽培されている食材のようです。穀物は遺伝子組換えがされている物がアレルギーのリスクが高いため、遺伝子組換えがない種類の穀物は小麦やトウモロコシと比較するとアレルギーのリスクは低くなります。
またこちらのキャットフードもホルモン剤や抗生物質、成長促進剤などを投与せずに自然に育てた鹿肉を使用した安心の原材料となっています。
【鹿肉の総合栄養食】ジウィピーク (ドライ)
エアドライ・キャットフード ベニソン
価格 | 4,663~6,706円/400g |
成長段階 | 全成長段階 |
1kgあたり | 1万1,657~1万6,765円 |
主な原材料 | ベニソン生肉、ベニソントライプ生肉、ベニソンハート生肉、ベニソンラング生肉、ベニソンレバー生肉、ベニソンキドニー生肉、ニュージーランド緑イ貝、ベニソンボーン(生肉・内臓・魚介類…96%) |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | たんぱく質 45.0%以上 脂質 23.0%以上 粗繊維 2.0%以下 水分 14.0%以下 灰分 12.0%以下 |
カロリー(100g) | 470kcal |
原産国 | ニュージーランド |
メーカー・ブランド | レッドハート ジウィピーク |
猫田さんの評価
ジウィピークのエアドライ・キャットフードベニソンは、エアドライ製法によって98%以上が鹿肉(緑イ貝も含まれる)となっています。
鹿肉のレバーや内臓類も含まれているので栄養価も充実していると思います。
【鹿肉の総合栄養食】プレイアーデン(ウェット)
100Wild 贅沢ジビエ 野鹿 レバーミックス
価格 | 1,058円/200g |
成長段階 | 全成長段階 |
1kgあたり | 約5,597円 |
主な原材料 | 雄鹿(74.8%)、雄鹿心臓・肝臓(24.7%)、有機キクイモ 0.5%、タウリン100mg(100gあたり) |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | 粗タンパク質 11% 粗油脂 7% 粗繊維 1% 粗灰分 1.5% 水分 78.5% |
カロリー(100g) | 100kcal |
原産国 | ドイツ産 |
メーカー・ブランド | プレイアーデン |
猫田さんの評価
そういうことになりますね。さきほどのエアドライ製法のジウィピークより%は多いです。タウリン以外の添加物も見られませんし、猫の食べている物により近くしようとしている印象です。ウェットフードで柔らかく風味も強いので、高齢猫や食欲のない猫にもおすすめです。
ただ野生の鹿を使用していることもあり、やはり価格は高いですし安定的な供給が可能なのかという点も気になります。ウェットフードはドライフードと違って1日の目安量(g)も多いので、費用面や供給面を考えると踏み切れない方も多いかもしれません。
【鹿肉の総合栄養食】アディクション(ウェット)
ニュージーランドベニソン&アップル
価格 | 702円/185g |
1kgあたり | 約3,795円 |
成長段階 | 成猫用 |
主な原材料 | 鹿肉、ニンジン、リンゴ、ポテト、エンドウ豆等 |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | たん白質 9%以上 脂質 3%以上 繊維 1%以下 灰分 1% 水分 80%以下 |
カロリー(100g) | 79.4kcal |
原産国 | ニュージーランド |
メーカー・ブランド | アディクション |
猫田さんの評価
そうですね。アディションドライフードのベニソンと同様でバランスのとれたベニソンキャットフードではないかと思います。
【鹿肉の総合栄養食】ナチュラルバランス(ウェット)
ベニソン&グリーンピース
価格 | 395円/85g 432円/156g |
1kgあたり | 約2,769円 |
成長段階 | 成猫用 |
主な原材料 | 鹿肉、鹿肉煮汁、鹿肉レバー、グリンピース粉、自然風味、鹿肉ミール、サーモンオイル |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | タンパク質 9%以上 粗脂肪 5%以上 粗繊維 1%以下 水分 78%以下 |
原産国 | アメリカ |
メーカー・ブランド | ナチュラルバランス |
猫田さんの評価
そうですね。ただしこれは85gのお話なんです。85gの他に156gサイズもあるのですが、156gになると原材料や配分が少し変わってきます。
156gでも鹿肉とグリンピースがメインに変わりありませんが、キャノーラオイルが追加されていたり、栄養添加物の配分が多くなって使用される食材の割合が低くなっています。
【国産鹿肉の総合栄養食】カントリーロード(ウェット)
モグモグベニソン
価格 | 360円/70g 4,080円/70g×12袋 |
成長段階 | 成猫用(シニア用) |
1kgあたり | 5,245円 |
主な原材料 | シカ、シカレバー、シカ脂肪、にんじん、かぼちゃ |
穀物 | グレインフリー |
成分表 | 粗タンパク質 12.5%以上 粗灰分 2.0%以下 粗脂肪 6.0%以上 水分 72.5%以下 粗繊維 0.5%以下 |
カロリー(100g) | 130kcal |
原産国 | 日本 |
メーカー・ブランド | カントリーロード |
猫田さんの評価
国産の食材や製造にこだわったカントリロードから販売されているモグモグベニソンは、鹿肉と野菜を使用したグレインフリーのウェットフードです。
鹿肉(レバーや脂肪も含む)の他ににんじんやカボチャ、エンドウ豆繊維、オリゴ糖、タピオカスターチなどが含まれています。
そうですね。カントリーロードは国産キャットフードメーカーの中でも質が高いと思います。自社で工場を持っている点も強いですね。
一つ心配な点としてはレシチンの種類です。大豆由来のレシチンだった場合、アレルギーのリスクが高いため、卵白由来なのか大豆由来なのかを確認できると安心できますね。
【国産鹿肉のおやつ】たまのおねだり(レトルト)
エゾ鹿 ダイスカットレトルト
価格 | 560円/80g |
原材料 | 鹿肉、タウリン、卵殻カルシウム、キレート亜鉛 |
原産国 | 日本 |
カロリー(100g) | 101.25kcal |
販売元 | TAMA |
猫田さんの評価
【国産鹿肉のおやつ】バーフジャパン ピース(ジャーキー)
丹波鹿肉 犬猫用ジャーキースライス
価格 | 864円/40g |
原材料 | 鹿肉 |
原産国 | 日本 |
カロリー(100g) | 353kcal |
販売元 | バーフジャパン |
猫田さんの評価
【国産鹿肉のおやつ】コモロプレミアム(ジャーキー)
犬猫用 鹿肉ジャーキー
価格 | 700円/30g 1,400円/70g |
原材料 | 長野県産ニホンジカ肉 |
原産国 | 日本(長野県) |
カロリー(100g) | 90kcal |
販売元 | 小諸市役所農林課 |
はい。小諸市・軽井沢町の浅間山の麓で捕獲された鹿肉を100%使用し、ペット用食品に加工して販売しています。
コモロプレミアムの鹿肉ジャーキーは農林水産大臣賞も受賞しています。
【国産鹿肉のおやつ】キッチンスタジオ(ジャーキー)
三重県産鹿肉ジャーキー
価格 | 698円/50g |
原材料 | 鹿肉(三重県産) |
原産国 | 日本 |
カロリー(100g) | 367kcal |
販売元 | ペット愛らんど西焼津店キッチン部門 |
ペット愛らんど西秋津店内のキッチンスタジオが販売している三重県鹿肉を使用した犬猫用ジャーキーです。
【国産鹿肉のおやつ】生鹿肉ミンチ (冷凍生肉)
価格 | 1,426円/500g |
原材料 | 国産鹿肉 |
原産国 | 日本 |
カロリー(100g) | 110kcal |
販売元 | 帝塚山WANBANA |
鳥取県若桜町の野生の鹿肉を使用しており、抗生物質やホルモン剤などの薬品は使用されていません。
熱に弱いとされる酵素やビタミンなどを生肉から摂取することができるため、猫は少量でも豊富な栄養を得ることができます。
解凍して与えるのでお肉としてのニオイも強く、食欲のない猫や食の細い猫に食べさせてあげることで食欲増進につながるかもしれません。
野生化のことを考えれば、火が通った肉にありつけることはほとんどないので生肉自体に問題はありません。生肉は寄生虫の心配はありますが、鹿肉は体温が高く、さらに冷凍保存なので、寄生虫のリスクは低いと思われます。しかし100%安全かと聞かれると、やはり火が通った肉に比べれば多少リスクはあると思います。
鹿肉(ベニソン)キャットフードまとめ
- 高タンパク・低脂肪でヘルシー
- 脳の機能を向上させる成分が多い
- 貧血予防に効果的な鉄分が豊富
- 価格は全体的に高め
- 鹿肉のフードは種類少なめ
- アレルギー対応の商品が多い
- 国産の場合、野生鹿のジャーキーが多い
今回は鹿肉(ベニソン)を使用したキャットフードやおやつについてまとめました。