猫は桃の匂いが好き?食べても大丈夫な量や種に含まれる「アミグダリン」の注意点

猫は桃の匂いが好き?食べても大丈夫な量や種に含まれる「アミグダリン」の注意点

猫は桃を食べられる?

夏の果物の一つ、「桃」。果肉がジューシーで水分量もたっぷり含まれる桃は、いい匂いにつられて猫が近寄ってくることも。

いつも食べているキャットフードとは見た目が違い、物珍しさから興味を示すこともあります。

杉浦さん
愛猫が桃を欲しがっている場合、食べさせても大丈夫ですか?

結論から言うと、猫に桃は少量なら与えてもOKな果物です。

ただし、与え方を間違えると下痢や嘔吐といった症状にもつながるため、注意が必要です。

猫田
ここでは、猫に桃を食べさせる際のメリットや注意点などを解説していきます。

猫が桃を食べたがる理由

猫は本来、肉食動物のため果物を積極的に食べる動物ではありません。そのため、キャットフードやウェットキャットフードに桃が含まれることはありません。

飼い主さんが桃を食べている時に、猫が興味を示す理由の一つは、桃が持つ「甘い香り」にあります。桃には強くフルーティーな香りがあり、その匂いに反応して近づいてくることがあります。

また、桃は水分が多い果物のため、喉が渇いている時に興味を示すこともあります。

猫は人間のように甘味を強く感じる動物ではないといわれているため、「甘いから好き」というよりは、香りや食感、飼い主さんが食べていることへの興味から欲しがっている場合がほとんどです。

猫が食べられる桃の栄養成分と効果

には、疲労回復を助ける糖質や、むくみ対策に役立つカリウム、腸内環境を整える食物繊維が含まれています。さらに、ビタミンCによる美肌効果や、水分補給にも役立つ果物です。

カリウム

カリウムは体内の水分バランスを保つ働きがある栄養素です。人間では塩分排出を助ける成分として知られています。

ただし、猫では必要量を総合栄養食(キャットフード)から十分に摂取できるため、桃から積極的に補う必要はありません。

ペクチン(食物繊維)

桃には少量のペクチン(食物繊維)も含まれています。

食物繊維には、お腹の調子を整え便秘の解消を助ける作用があります。

こちらも、猫は食物繊維を大量に必要とする動物ではないため、食べすぎると下痢や消化不良の原因になることがあります。

ビタミン類

桃に含まれるビタミンCやビタミンEは、健康維持をサポートする栄養素があります。

しかし、猫は体内でビタミンCを合成できる動物のため、人間ほど積極的に果物から摂取する必要はありません。

ほかには、クエン酸やナイアシン、カテキンなども含まれています。

猫に桃を与えるメリット

①水分補給のサポート

桃は水分を多く含む果物。普段あまり水を飲まない猫でも、桃のやわらかい果肉なら興味を示して食べることがあります。特に暑い季節には、水分補給のサポートとして熱中症対策にもなります。

②便秘解消

に含まれる食物繊維(ペクチン)には、腸内環境を整え、便秘解消をサポートする役割があるため、便秘がちな猫にも効果が期待できます。

③食欲がない時の気分転換

甘い香りのある桃は猫の興味を引くため、食欲が落ちている時や、いつもの食事に飽きてしまった時に、少量与えることで気分転換になることもあります。

桃の花や葉、種に含まれる「アミグダリン」は危険!

の花や葉っぱ、特に種の中には「アミグダリン」という成分が含まれ、体内で有毒物質「シアン化合物」に変化するため、猫だけでなく人も誤って食べないよう注意が必要です。

体内で分解され、中毒症状が引き起こされると、下痢や嘔吐、痙攣、呼吸困難といった症状が見られます。

また、アミグダリンは、桃以外にも梅やびわ、りんご、あんずなどのバラ科植物の種子や未熟な果実に含まれています。

猫に桃を食べさせる際の注意点

①種や皮は与えない

の種にはアミグダリンが多く含まれているため、必ず取り除きましょう。また、種は大きくて硬いため、誤飲すると喉が詰まり、呼吸困難に陥る可能性があります。皮も消化しにくいため避けるのが安心です。

②与えるのは少量だけ

桃は糖分が多いため、食べすぎると肥満や下痢の原因になることがあります。猫に与える際は、おやつ程度の少量にとどめましょう。

③初めて与える時は様子を見る

桃は、アレルギー症状を引き起こす「特定原材料に準ずるもの」の20~21品目のひとつとして挙げられています。

猫によってはアレルギーや体調不良を起こす場合があるため、初めて与える際は少量から始め、異変がないか様子を見ましょう。

猫に桃を与える際は少量から!

桃は猫も食べられる果物ですが、与えすぎには注意が必要です。種や皮をしっかり取り除き、まずは少量から与えて体調の変化がないか確認しましょう。

愛猫の健康を守るためにも、基本はキャットフードなどの総合栄養食が安心です。桃はたまにあげる”おやつ”として与えると、愛猫も飽きずに気分転換として楽しめますよ。

キャットフード 果物

キャットフードの果物(フルーツ)一覧。栄養素と特徴、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富!

2019年8月27日

 

ABOUTこの記事をかいた人

土橋

プードル、ペキプーなど15年以上動物と暮らし、犬の介護経験もあります。グルメ、旅行が趣味で全国へ取材に行き、地方ならではの魅力や遊びについて各メディアに寄稿した経験もあります。読者の皆様にわかりやすく、親しみやすい文章で執筆することを心がけています。損害保険募集人一般試験などの資格も取得。