目次
フードジプシーとは
フードが定まらない状態
フードジプシーとは愛するペットのために様々なフードを試し続けて、一つのフードに決められない状態のことをいいます。
「食べ物の放浪者」
フードジプシーを直訳すると「食べ物の放浪者」。ジプシーという言葉には、移動しながら生活をする民族、放浪者、渡り歩く者、などの意味があります。
まさに猫のために様々なキャットフードを探して点々と試し、なかなか固定したキャットフードに落ち着けない状況を表したような言葉です。
フードジプシーに陥りやすい人の特徴
フードジプシーに陥りやすいのはこんな方。
- 愛猫が大好き
- 勉強熱心
- 愛猫の健康を願っている
- ネットで知識を得ている
猫想いの人はなりやすい
猫想いで猫に対する愛情が深い方、猫を家族として考えている方に多く、猫にとってベストなキャットフードを追い求めるため、フードジプシーに陥りやすい傾向があります。
ネット知識が多い方
ネットから知識や情報を得ている人は、フードジプシーに陥りやすいかもしれません(当サイトが言うのもなんですが)。
ネットでは多くの知識や情報があるため、調べるときには非常に便利です。しかしサイトの方針や書き方によって、原材料一つとっても見解が異なることもあります。
そのためキャットフードに関する情報をたくさん知っている人ほど余計にフード選びに悩んでしまい、フードジプシーに陥りやすいといえます。
猫飼いさんの方がフードジプシーに陥りやすい?
グルメな猫に振り回されやすい
フードジプシーは、犬を飼っている方よりも猫を飼っている方の方がなりやすいかもしれません。
猫によっても違いますが、
- 気に入らないキャットフードはお腹が空いていても食べない
- 好きなキャットフードでもしばらく経つと飽きてしまう
というように、犬よりもフードへのこだわりがあるグルメな猫が多いです。猫の健康だけでなく、猫の好みや嗜好性も考慮しなくてはならないので、猫飼いさんの方がフードジプシーになりやすいといわれています。
フードジプシーの状態はまずいのか
グルメで飽き性な猫であればフードジプシーな状態を楽しめるかもしれません。しかし、キャットフードはあまりコロコロ変えたりしない方がいいというのが一般的です。
偏食が激しくなる
キャットフードを頻繁に変えていると気に入ったキャットフードだけを求めるようになり、「食べなければ違うフードに変えてくれる」と学習してしまうからです。
その結果、嗜好性だけが重要視されたキャットフードばかり食べるようになる可能性もあります。また、実際そこまで嫌いではないキャットフードも口を付けなくなって偏食が激しくなってしまうこともあります。
切り替えの手間
キャットフードを切り替えたときにすぐに食べてくれる猫もいますが、切り替わった直後は食いつきが悪くなる傾向にあります。
切り替え直後は猫の体がフードに慣れずに、食べた後に吐き戻したり便秘・下痢などの症状が出ることもあります。そのため、キャットフードの切り替えは頻繁にするべきではありません。
フードジプシーを脱却するには
フードジプシーを脱却するには、固定にするキャットフードを決めることが先決となります。飽き性の猫の場合は2~3種類に絞って数ヶ月単位でローテーションを組みましょう。
最優先事項を決める
フードジプシーを抜け出すために固定のキャットフードを選ぶとき、数多くあるキャットフードを試していくのではなく、いくつかの条件と最優先事項を決めます。愛猫の病歴や嗜好、性格などを考慮に入れて、優先したい項目を決めて探しましょう。
しばらく変えない
新しいキャットフードを試すときは長期的に見る必要があるので、まだ決めていない段階でもしばらくは変えずに様子を見ましょう。すぐに変えてしまう習慣をやめることで、猫が本当に毎日食べたいキャットフードが見えてきやすくなります。