ローズマリーとは
地中海沿岸地方が原産のハーブ
ローズマリーは、地中海の沿岸地方が原産のシソ科に属する植物で、ハーブの一種です。
ハーブとしての高い効果や働きから「若返りのハーブ」や「記憶のハーブ」とも呼ばれています。
使い道さまざまな万能植物
ローズマリーはハーブとしてだけでなく、食材の香り付け、精油、インテリア、保存料など様々ものに用いられています。
ヨーロッパではローズマリーには悪魔から守る神秘的な力があると言われ、キリスト教では祝典や葬儀などにも用いられています。
ハーブは古くから薬として利用されてきました。また香りも強く特徴的なため、スパイス(香辛料)やアロマなどとしても利用されます。
ローズマリーの効果・作用
ローズマリーがもつ力と働き一覧
- 消臭効果
- 抗菌作用
- 抗酸化作用(酸化防止)
- 記憶力を高める
- リラックス作用
- 刺激作用
- 血行促進
- 集中力を高める
- 育毛促進
- 肌のたるみ改善
- 肝機能を高める
人に対する効果も含まれていますが、ローズマリーにはざっとこのような働きや効果があります。
薬のような働きも多い
ローズマリーの効果の特徴としては、記憶力を高めたり、肝機能を高めたり、といったような薬のような力が見られる点です。
記憶力を高める効果ゆえに、若返りのハーブや記憶のハーブと呼ばれています。
他にも様々な効果があり、リラックス作用と刺激作用の両方を併せ持っている点も特徴です。
キャットフードにおける役割
天然の酸化防止剤
ローズマリーやローズマリー抽出物は、キャットフードでは主に植物由来の天然酸化防止剤として利用されています。
酸化防止剤とはフードの酸化(劣化)を防ぐための物質で、油脂を使用するドライキャットフードには必要不可欠なものです。
しかし中には、発がん性や猫の体への影響が心配される「合成酸化防止剤」を使用しているキャットフードもあります。
合成酸化防止剤を使用せずに酸化を防止するために、ローズマリーのような植物由来の原材料を酸化防止剤として配合しています。
消臭、抗菌作用、香り付け
ローズマリーには消臭効果や抗菌作用、肉の鮮度を保つ効果などもあることから、天然の保存料としても機能しています。
また、ローズマリーのハーブとしてのスパイシーな香りもキャットフードにおける香り付けとして働いています。
キャットフードのローズマリーまとめ
キャットフードの場合、使用されるハーブはごく少量ずつです。
副作用や猫の体に大きな影響が出るほどの量は使用しませんので、キャットフードにローズマリーが含まれている場合は心配いりません。