手作りキャットフードのメリットと注意点!危険な原材料や必要な成分を知ろう

猫田
ここ数年はキャットフードのバラエティーも広がり、材料や製法にこだわったキャットフードが増えてきました。人間の食料と同質の材料を使っているもの、肉をメインに穀類を使わないものなど選択肢は多岐にわたります。
鈴木さん
市販のキャットフードでも健康で長生きできる時代ですが「愛猫に安全で美味しいものを食べさせたい」と願って、猫のごはんを自ら手作りする飼い主さんもいらっしゃいますよね。
猫田
はい。猫の食の楽しみを増やしたり、普段のキャットフードとは違った食べ物を与えたいという方には、少しずつ手作りのフードを取り入れてみてもいいかもしれません。

手作りキャットフードは水分補給に効果的

必要な水分を補いやすい

手作りのよい点として、必要な水分量を食事でまかなえることがあります。

猫に合わせて材料の調整もでき、アレルギーなどの病気があったり高齢であったりする猫には優しい食事です。飼い主の愛情のこもったフードは、徐々に猫が楽しみにするようになっていくようです。

ドライフードは水分10%以下

キャットフードは手軽ですが、水分量はたったの10%程度しか配合されていません。

これはカビや保存対策のため。猫は積極的に水分を摂取する生き物ではないので、水分の摂取が不足しがちです。水をあまり飲まない猫の場合、尿路や膀胱の病気になることもあります。

手作りキャットフードの注意点1:猫に有害な材料

まず手作りキャットフードで注意したいのは、手作りキャットフードに使用する材料です。

  • ネギ類の食べ物
  • 貝類
  • 生肉(加熱処理が望ましい)
  • チョコ
  • ココア
  • 卵の白身
  • 調味料

猫に食べさせてはいけない原材料を認識しておかないと猫が体調不良や危険な状態を引き起こす原因となります。

最も危険なネギ類

最も危険なのが、タマネギ、ネギ、ニラ等のネギ類です。ネギ類に含まれる成分は血中の赤血球を破壊してして、下痢、嘔吐、貧血等の症状を引き起こします。人間用のスープや缶詰にもタマネギエキスが含まれているので注意してください。

その他

他にも、チョコやココア、卵の白身、貝類は要注意です。塩や砂糖は極少量でしたら問題はありませんが基本的には必要ありません。香辛料は使用しないほうがよいでしょう。

手作りキャットフードの注意点2:手作りの頻度

週に1~2回が望ましい

手作りキャットフードの頻度は多くても週1~2回が望ましいです。

毎日手作りキャットフードをつくってあげたいという飼い主さんもいるかと思いますが、栄養面に問題点があります。

栄養バランスの管理が難しい

手作りの最大の問題点は、猫が必要な栄養を確保できているかという点です。人間が考える栄養管理はタンパク質や脂質という大きな枠組みまでしか考えないことが多いですが、手作りキャットフードの場合は、たとえば猫に必要な「必須脂肪酸」という脂質や「タウリン」というアミノ酸(タンパク質)など細かい栄養素の配合量まで気を遣う必要があります。

この細かく数多くある栄養素を把握し管理するのは非常に難しいことです。

特定の栄養が欠乏・過剰しやすい

たまに手作りキャットフードを与えるくらいなら、他の日にキャットフードで必要な栄養を補うことが可能ですが、毎日となれば、特定の栄養素が足りない、または過剰摂取している、ということが起こりやすくなります。

そのため栄養素バランスを考えると、キャットフードの手作りは週に1〜2回ぐらいにとどめると安心です。

手作りキャットフード必要な材料・成分

動物性タンパク質

手作りキャットフードで必要なのはなんといっても、動物性タンパク質。

猫のエネルギー源であり体を作る成分でもあるため、手作り食にも豊富に含まれている必要があります。

メインには肉を使用

猫は動物食性の動物なので、手作り食でも肉をメインとした食事を与えましょう。

近所のスーパーで探す場合は、良質な鶏肉や豚肉、サーモンや青魚など鮮度を重要視して選びましょう。

たまには魚も

魚には動物性タンパク質はもちろん、猫に必要な3種の必須脂肪酸(リノール酸、αリノレン酸、アラキドン酸)が豊富に含まれています。

この脂肪酸は肉にはあまり含まれていないので魚を与えるメリットとして大きいと思います。

ペット用の肉や魚もおすすめ

またペット用の生肉や加工された肉や魚も販売されています。そちらは猫にとって安全に製造されているため手作りキャットフードに使用するにも安心です。

手作りキャットフードの作り方

肉は加熱処理

猫はたんぱく質は生の状態の方が消化吸収がよいとされていますが、寄生虫や食中毒など危険性も含みますので、猫の好みに合わせて火を入れるように調理しましょう。

野菜や果物も加えると良い

肉と一緒に野菜や果物も一緒に与えることで、より自然や野生化に近い食生活に近づけることができます。

野菜を与える時は、柔らかく煮たり、すりおろして少量を加えるといいでしょう(そのまま食べる猫も)。

炭水化物は不要

ご飯・パン・麺などの炭水化物は基本的には不要です。猫は炭水化物よりもタンパク質からの方がエネルギーを得るのが得意なので、わざわざ糖質を与える必要はありません。

猫の体重や体質、健康状態を考慮してつくる

これらの材料を適当に入れてつくれば良いというわけではなく、猫の体重や年齢、体質、健康状態などを考慮し作りましょう。

キャットフードの手作りの本も多くありますので、そこから知識を得るのがおすすめです。

猫も10歳を過ぎると必要な水分を取りにくくなります。市販のキャットフードと手作りフードを併用しながら、健康で豊かな猫の一生にしたいものです。