キャットフードの大豆。栄養素と成分の特徴、アレルギーの心配は?大豆由来のレシチンも注意

大豆 キャットフード
鈴木さん
私たち人の食生活には様々な食品に大豆が使用されていますが、キャットフードに含まれる大豆や大豆ミールは猫にとってどのような原材料なのでしょうか。
猫田
大豆は残念ながらキャットフードでは避けられる原材料ですね。

キャットフードで使用される大豆

敬遠される原材料

大豆はキャットフードでは敬遠される原材料の一つとなっています。

多くのキャットフードではエンドウ豆、レンズ豆、ヒヨコ豆など様々な豆類が使用されていますが、その中で大豆はあえて配合しないようにするメーカーが多いです。

大豆・トウモロコシ・小麦の不使用をかかげているキャットフードが沢山あります。

大豆由来レシチン

大豆レシチンはコレステロールを低下させる働きがあるため、食品では健康食やサプリメントなどにも使用されます。

しかしこちらもキャットフードの場合はアレルギー反応が出てしまう可能性があるので、大豆アレルギーを持っている猫の場合は注意した方が良いでしょう。

レシチンは乳化剤といって、油と水を混ぜるために使われる食品添加物です。レシチンには大豆由来または卵黄由来のものがありますが、卵黄由来のレシチンよりも大豆レシチンの方が安価であるため、多くは大豆由来のレシチンが使用されています。

大豆の栄養素

タンパク質35g
脂質19g
炭水化物28g
ミネラルカリウム1900mg
ナトリウム1mg
カルシウム240mg
マグネシウム220mg
カロリー100g417kcal

様々な栄養素を豊富に含む

大豆は「畑の肉」と呼ばれるだけあり、非常に豊富な栄養素を持ち合わせています。

具体的には、植物性タンパク質や炭水化物、脂質、食物繊維、ミネラル、ミネラルなどが多く、大豆1つで様々な栄養素を摂取することができます。

特に肉に多いタンパク質や脂質が多いのでカロリーは高い傾向にあります。

キャットフードに大豆を使用するメリット

多くのタンパク質を摂取できる

他の豆類に比べてタンパク質を多く含んでいるので、タンパク質量の増加にも使用されます。

大豆には他にも様々な栄養素が含まれているため、大豆だけでも多くの栄養素を摂取することができます。

コストが比較的安い

大豆は植物なので肉原料などに比べると時間もコストも安く済みます。キャットフードを安く抑えるためにも大豆は効果的な原材料の一つです。

血糖値が上がりにくい低GI食材

大豆は食べた直後に血糖値が急激に上がりにくい低GI食材としても注目です。じゃがいもやトウモロコシなどは食べた直後に血糖値が上がりやすい高GI食材ですが、低GI食材の大豆は食べた後にゆるやかに血糖値が上昇するため、糖尿病や肥満の猫にも嬉しい食材です。

キャットフードに大豆を使用するデメリット

アレルゲンになりやすい

大豆は猫のアレルゲンになってしまうリスクが他の豆類よりも高いです。アレルギー反応が出ると、下痢や嘔吐、皮膚の炎症、脱毛などの症状が出てしまうため、食べ物に対してアレルギーが出やすい猫は特に注意しましょう。

多すぎると消化不良に

大豆は栄養が豊富な食材ですが配合量が多いと、消化器官に負担をかけ場合によっては消化不良を引き起こす可能性もあります。

食物繊維が多く含まれているのであまりに多いと便秘を悪化させてしまったり、反対に下痢になることもあるので注意しましょう。

消化吸収で生成されるアンモニア

大豆の強みであるタンパク質量。しかし猫は元来小動物の肉を食べてきたため、消化吸収は植物性タンパク質よりも動物性タンパク質の方が負担なく消化吸収ができます。

また植物性タンパク質は肝臓の酵素によって分解される際、体にとって有害なアンモニアを発生させてしまいます。量は多くありませんが、植物性タンパク質はサブ、補助的な役割程度で抑えるのがおすすめです。

大豆が使用されているキャットフード例

大豆使用のキャットフード
  • デフキャットフード
  • ピュリナワン
  • モンプチ
  • ねこまんま

投稿者プロフィール

【監修・執筆】鈴木利奈
【監修・執筆】鈴木利奈ペットフード販売士 / コスメコンシェルジュ
一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。

日本化粧品検定協会会員。

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【監修・執筆】鈴木利奈

一般社団法人ペットフード協会ペットフード販売士、キャットフード勉強会ディレクターとして、キャットフードに関する情報を提供しています。また、日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュ資格を有し、ペットフードだけでなく化粧品にも精通しています。販売時に必要な知識となる薬機法などについてもご紹介ができます。 日本化粧品検定協会会員。