犬猫ペット用ケア用品
ケア商品はものによって必須ではない場合もありますが、犬や猫のケアは犬猫の安全や健康を守るために必要です。清潔な状態を保つことで、病気や疾患の予防にも繋がります。また、ケアする中で細かい変化に気付くことができ、体に異常があった場合、普段からケアをしている方が早期発見の可能性は高くなります。
猫種や犬種によって、汚れがたまりやすい場所やケアが必要な場所は異なるため一概には言えませんが、次で紹介するようなケア商品が一般的です。
目やに、涙やけケア
目やに・涙やけのケア商品として一般的なのが、シートやクリーナーです。
目やにや涙を拭くシートや指サックのようなものと、除菌、保湿をしながらケアする液体、スプレーなどがあります。
特に小型犬や毛の長い犬や猫に多く、先天的に目やにや涙やけが出やすい猫種・犬種もいます。
また、高齢になるにつれて目やにや涙やけが出やすくなるので、多くの犬猫に必要なケアといえます。
色素沈着によって着色汚れが落ちなくなると、ケア用品を使っても取り切れなくなるので、色素沈着してしまう前にこまめにケアする必要があります。
口臭、歯周病ケア
デンタルケア用品では、ペット用の歯ブラシや歯磨き粉、歯磨きシートなどがあります。
子犬・子猫の時期に歯磨きの習慣がないと口の中を触られるのを嫌がる犬猫も多いので、その場合は歯磨き効果のあるおやつやガム、フードやふりかけ、サプリメントなどで対策します。
歯周病は放置すると口臭だけでなく、顎や顔の一部の骨まで溶かし、歯茎が歯を支えきれずに全て抜け落ちてしまうこともあるので、デンタルケアは犬猫・年齢に関係なく必要です。
耳掃除、耳ケア
耳のケアは商品は、アイケアと同じ拭き取りシートと液体のクリーナーが一般的です。
耳にはもともと自浄作用があるので、頻繁なケアは必要なく、目に見える汚れがあればシートやコットンで優しく拭きとる程度で問題ありませんが、特に垂れ耳・折れ耳の猫や、散歩などで外に出ることが多い犬は汚れが溜まりやすく、外耳炎などの耳の炎症を引き起こすことがあるので、注意します。
スキンケア
肉球・スキンケア用品では、スプレーやバーム、クリームなどが一般的です。
犬や猫の皮膚は被毛で覆われているため、スキンケアではスプレーのように被毛の奥の皮膚まで届くタイプの形状が多いです。
また、猫では顎ニキビ(ざそう)という顎に砂のようなブツブツができることが多いため、顎ニキビ用のケア商品も販売されています。
被毛ケア
被毛ケア用品では、ブラッシング用ブラシ、シャンプー、トリートメント、オイル、サプリメントなどがあります。
猫の場合は、ブラッシングのみ、または何もしない方も多いかもしれません。猫の場合はブラッシングで抜け毛が減らすことで毛玉ケアも兼ねます。
犬の場合は外出が多いので、シャンプーやトリートメントのケア用品は必須。また、パックやオイルなどを使ってフワフワ・ツヤツヤな毛に仕上げてくれるドッグサロンもあります。
爪、肉球ケア
爪や肉球のケア用品では、ペット用爪切りと肉球用の保湿クリームなどがあります。また、犬の爪にネイルアートを施すドッグネイルを行うサロンもあるようです。
爪切りはペット用の爪切りがおすすめです。爪が引っかかってケガをすることもあるので、ニットやカーペットなど繊維が爪にひっかかる可能性がある場合は、爪ヤスリなどで角を削ったりして形を整えるのがおすすめです。
肉球ケアではバームタイプやクリームタイプの保湿系に特化したものが多く、ひび割れ対策として秋冬だけ利用している方もいます。
注意点
やり過ぎに注意
やり過ぎはかえって炎症を引き起こすこともあるため、適切な量と頻度で行いましょう。
特にきれい好きな飼い主さんの場合、ケアの回数が異常に多かったり、汚れを落とすために強く拭きすぎて皮膚を傷つけてしまわないよう注意しましょう。
犬猫に合うものをチョイス
それぞれ苦手な物や体に合うものは異なるので、良いと思ったものや薦められたものでも、合わないと思ったら他の方法を検討してみることも大切です。
たとえば歯磨きが苦手なのに力尽くで無理矢理行ってしまった場合、噛まれて重症を負ったり、次から警戒されて一切歯磨きができなくなる可能性があります。また、大きなストレスやトラウマで信頼関係が崩れてしまうこともあります。
歯ブラシができなくても、少しずつ歯磨きシートで慣れさせたり、口腔ケア用おもちゃなら嫌がらないかもしれません。今は様々な用品が開発販売されているので、その子その子に合ったものを探してみるといいかもしれません。
まとめ
今回はペット用のケア用品についてご紹介しました。
犬猫ペットと触れ合ったり舐められたりすることを想定して作られた飼い主用基礎化粧品やハンドクリームも紹介しているので、気になる方はぜひ見てみてください。