猫にキャベツを与えてもOK
キャットフードや猫用おやつでも販売あり
猫にキャベツを与えても問題はありません。私の周りではあまり聞きませんが、キャベツが大好き!という猫も少なからずいるようです。味や匂いに癖がなく、シャキシャキの食感が面白いのかもしれません。
キャベツはキャットフードの原材料として使用されることもありますし、そのままフリーズドライにして猫用のおやつとして販売もされています。なのでもし猫がキャベツを欲しがるようなら与えても問題はありません。おやつやご褒美として与えることで、普段のフードに飽き防止になるかもしれません。
また、手作りレシピにキャベツを使う飼い主さんもいます。キャベツは栄養も豊富で、腹持ちがよく満腹感が持続するので、食いしん坊で肥満気味の猫のダイエットレシピにもおすすめです。
ただし猫にとってキャベツは「与えた方が良い」というほどの食材でもありません。総合栄養食で栄養自体は足りていますので、猫が食べたがらないなら無理にキャベツを与える必要もありません。
キャベツの与え方
猫にキャベツを与える時は、生の大きい葉ぼままで与えるのではなく、小さく切って茹でてから与えましょう。猫は噛まずに飲み込む動物なので、大きいまま与えると消化不良になりやすいです。
キャベツに含まれるビタミンは水溶性のものが多いので、茹でたスープやだし汁も一緒に与えるのがおすすめです。
また、調味料などで味付けはせず、ある程度小さく切ったキャベツを茹でた後にウェットフードやかつお節などをかけると一緒に食べてくれやすくなります。混ぜてあげるとなお良いです。
キャベツに豊富な栄養素
成分 | 炭水化物 | 5g |
タンパク質 | 1.3g | |
脂質 | 0.2g | |
水溶性食物繊維 | 0.4g | |
不溶性食物繊維 | 1.4g | |
ナトリウム | 5mg | |
カリウム | 200mg | |
ビタミンC | 41mg | |
カルシウム | 43mg | |
マグネシウム | 14mg | |
カロリー | 100g | 22kcal |
不溶性食物繊維
キャベツには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は、猫の腸内を綺麗に掃除して便通を促すなど、整腸作用や便秘解消の効果が期待できます。また、不溶性食物繊維は腸内でも水に溶けずに、水分を吸収してふくらむので、うんちを固める作用があり、軟便や下痢の猫にもおすすめです。
キャベジン(ビタミンU)
キャベジン(ビタミンU)はキャベツから発見された成分でキャベツに最も多く含まれる栄養素です。キャベジンには抗潰瘍作用があり、胃の粘膜の修復や肝臓機能を助ける働きがあります。
他にもキャベツにはビタミンC、K、葉酸、カリウム、カロテンなど体の機能に必要な様々な栄養素が含まれています。
猫にキャベツを与える時の注意点
生のままで与えない
猫に生のままキャベツを与えると消化不良になりやすく、かえって便秘を悪化させてしまったり腸内環境を悪くしてしまうことがあります。
少量なら消化も可能ですがあまり沢山生のキャベツを食べると、消化しきれずに消化器官の負担になってしまうからです。
茹でることで消化はしやすくなりますが、それでも与え過ぎには注意しなければなりません。
与えすぎに注意
キャベツにはミネラルが豊富に含まれているので、キャベツを摂取し過ぎると猫の体内のミネラルバランスが崩れて尿路結石症を引き起こす原因になります。
ですので、キャベツを与える時はたとえ茹でていたとしてもあまり与えすぎないよう注意しましょう。