猫はメロンを食べられる?
夏に旬を迎えるメロンは、ジューシーで甘く人気の果物のひとつ。
メロンは、基本的には猫が食べても大丈夫な果物とされています。
水分量が豊富なため、キャットフードに少量トッピングすることで夏場の水分補給のサポートにもつながります。

キャットフードに使用されるメロン
一部の海外産のキャットフードにはメロンが原材料に含まれることがあります。
イタリア産の総合栄養食「ファルミナ N&D パンプキン ダック&メロン」 や、ドイツ産の高級ウェットフード「プレイアーデン サーモンとメロン」 などに使用されています。
猫が食べられるメロンの栄養成分
メロンは全体の約90%が水分で、エネルギー量は100gあたり約42kcalと、果物の中では低カロリーです。
| メロンの栄養成分 | |
|---|---|
| 水分 | 約87.9g |
| 炭水化物 | 約10.4g |
| たんぱく質 | 約1.1g |
| 脂質 | 約0.1g |
| カロリー(100gあたり) | 約42kcal |
メロンに含まれる栄養素と効果
カリウム
メロンには100gあたり約340mgのカリウムが含まれており、果物の中でも非常に多い含有量を誇っています。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、体液のバランスを維持する働きがあるミネラルです。また、筋肉や神経の正常な働きをサポートする役割もあります。
ただし、猫はカリウムを過剰摂取すると、「高カリウム血症」を引き起こすおそれがあるため、与えすぎには注意が必要です。
食物繊維
メロンには、水溶性・不溶性両方の食物繊維が少量含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通をサポートする働きがあります。
ただし、猫は本来肉食動物であり、多くの食物繊維を必要としません。健康な猫であれば、キャットフードから必要な量を摂取できるため、食物繊維を補給する目的でメロンを与える必要はありません。
また、一度にたくさん食べると、下痢や嘔吐などの消化器症状を起こすことがあるため、与える場合は少量にしましょう。
β-カロテン
赤肉メロンに多く含まれるβ-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換される色素成分です。抗酸化作用があり、細胞を酸化ストレスから守る働きがあります。
なお、猫はβ-カロテンをビタミンAへ変換する能力が低いとされているため、人ほど効率よく利用できません。そのため、β-カロテンを補給する目的でメロンを与えるメリットはあまりありません。
ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、細胞を酸化から守る働きがあります。
しかし、猫は体内でビタミンCを合成できるため、健康な猫であれば食事から積極的に摂取する必要はありません。
猫が食べられるメロンの部位
果肉はOK
猫にメロンを与える際は、果肉部分のみ少量与えましょう。
キャットフードに少量混ぜることによって、夏場の水分補給をサポートします。
ただし、メロンは糖分が多いため、肥満や糖尿病のリスクを避けるためにも与えすぎないことが大切です。
種や皮はNG
メロンの種自体に猫が中毒を起こすような成分は含まれていませんが、種は硬く消化しにくいため、丸飲みすると喉に詰まったり、消化器に負担をかけたりする可能性があります。
大量に食べると消化不良を起こすこともあるため、種は取り除いてから与えるのがおすすめです。
また、メロンの皮は非常に硬く、猫は消化できません。誤って飲み込むと、喉に詰まったり腸閉塞を起こす危険性があります。
皮の表面には農薬や汚れが付着している可能性もあるため、猫がかじらないよう注意しましょう。
メロン風味の市販品はNG
猫にメロンパンやメロンアイスなど、メロン風味の市販品は与えてはいけません。
人間用の食べ物は、猫にとって糖分や塩分、油分が多く肥満や病気の原因にもなり得ます。
基本は総合栄養食であるキャットフードを中心に、野菜や果物を与える際は少量にとどめましょう。
猫にメロンを与える際に注意すること
猫にメロンを与える場合は、与え方や量に注意することが重要です。安全に食べてもらうためにも、以下のポイントを押さえておきましょう。
果肉のみ少量与える
猫にメロンを与える際は、果肉のみを少量にとどめましょう。
メロンは水分が豊富ですが、糖分も多く含まれています。
与えすぎると、肥満や消化不良、下痢などの原因になることがあります。メロンは主食ではなく、キャットフードのトッピングやおやつとしてひと口~数口程度くらいがおすすめです。
小さく切って与える
大きなまま与えると、丸飲みして喉に詰まらせる恐れがあります。
食べやすいように、小さくカットして与えましょう。シニア猫や子猫には、さらに細かく刻むと安心です。
初めて与える場合は少量から
初めてメロンを食べる猫は、ごく少量から与えて様子を見ましょう。
体質によっては消化不良を起こしたり、まれにアレルギー反応が現れたりすることがあります。食後に嘔吐や下痢、かゆみ、顔の腫れなどの異変がみられた場合は、すぐに与えるのを中止し、動物病院を受診してください。
持病のある猫は獣医師に相談する
糖尿病や肥満、腎臓病などの持病がある猫は、食事制限が必要な場合があります。
自己判断で与えず、事前にかかりつけの獣医師に相談してから与えるようにしましょう。
メロンはおやつ程度に
メロンは猫にとって必須の食べ物ではありませんが、少量であれば水分補給の補助や、おやつとして楽しめるというメリットがあります。
一方で、糖分が多く与えすぎは肥満や消化不良の原因になるため、与える場合は果肉を少量だけにし、皮や種は取り除いて与えると安心です。







































































































































































ここでは、猫にメロンを与えるメリットや注意点などをご紹介します。