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キャットフードの原材料:スペアミント(spearmint)
スペアミントとはシソ科に属する多年草で、ヨーロッパから西アジアを原産とするハーブです。スペアミントはペパーミントに比べて清涼感は穏やかで、優しく甘みのある香りを持ち、刺激の強いメントールは少なめです。
欧米のキャットフードでは原材料としてよく使用され、ミント特有のひんやりとした清涼感のある香りが特徴です。この香りを苦手とする猫は少なくありませんが、個体差があり、メンソール系の匂いに興味を示す猫がいることも知られています。
一方で、スペアミントの生の葉を口にしたり、香りの強い精油に直接触れることで中毒症状を引き起こす恐れがあるため、十分な注意が必要です。
キャットフードのスペアミントも危険?
スペアミントはさまざまなキャットフードやおやつの原材料に使用されています。
スペアミントがキャットフードに配合される場合は、製造過程で十分な加熱や加工がされるため、毒性成分が残留することはほとんどありません。また、配合量は極めて少なく、ミント特有の清涼感のある香りを強く感じることもありません。
単一ではなく複数のハーブを少量ずつ組み合わせることで、風味に奥行きを持たせ、単調になりにくい香りや味わいを作り出し、猫の嗜好性を高めている製品もあります。
スペアミントが原材料のキャットフード例
原材料欄にはスペアミントの他に、オーガニックスペアミント、スペアミント抽出物、乾燥スペアミント、スペアミントエキスなどと表記されます。
- Raised Right(レイズドライト)キャットフード
- Scrumbles(スクランブルズ)キャットフード
- キアオラキャットフード
- ソリッドゴールド インディゴムーン
- アデョクション ビバ・ラ・ベニソン
など
スペアミントの猫への健康効果
口臭の抑制
キャットフードに配合されるスペアミントは、食後の口内のにおいを整える目的で用いられることがあります。猫の口臭は食べ残しや唾液、口腔内環境などが複合的に影響しますが、スペアミントは刺激が強すぎないため、猫の嗅覚を過度に刺激せず、食事後の香りを自然にまとめる役割を果たします。
胃もたれや消化不良の改善
ペパーミントは炎症を抑える働きや、胃の緊張をやわらげる作用が知られているハーブです。胃腸の動きを穏やかに整えることで、食後の胃もたれや消化不良の軽減に役立つとされています。
抗酸化作用、抗ウイルス作用
スペアミントは、抗菌作用や抗ウイルス作用をもつ成分を含むハーブで、細菌の増殖を抑える効果があります。また、優しく清涼感のある香りには口臭を一時的に和らげる作用があり、歯磨き粉やガムなどの香味成分として広く用いられています。
スペアミントの注意点や副作用
生食や精油の匂いを嗅ぐのはNG
キャットフードに使われるペパーミントは配合量がごく微量であるため、毎日のキャットフードの摂取において過度に心配する必要はありません。
一方で、生のペパーミントをそのまま与えたり、香りが強く立つ精油を嗅がせたりすることは避けるべきです。猫にとって生のペパーミントや精油成分は刺激が強く、少量でもアロマ中毒として肝機能への負担や神経症状を引き起こす恐れがあります。
ご自宅で料理やお菓子、お酒などにペパーミントを使う場合は、猫が触れられない場所で保管しましょう。また屋外に出る猫の場合、庭や近隣でミントが栽培されていないかにも注意が必要です。猫よけ目的でミントが植えられることもありますが、個体によっては香りに惹かれて口にしてしまうことがあります。
まとめ
- スペアミントは欧州のキャットフードでよく配合される
- 口臭や消化不良の改善、抗ウイルス作用などがある
- 生のスペアミントや精油を摂取すると中毒症状を引き起こす恐れがある




































































































































































