キャットフードの原材料:白身魚
白身魚について
白身魚とは、魚肉部分が白い魚の総称です。白身魚の他に赤身魚と青魚などがあります。
白身魚は普段はひっそりと隠れて過ごすため泳いでいる時間が少なく、餌を食べたり逃げる時に泳ぐ傾向があります。大してマグロやカツオなどの赤身魚は休みなく泳ぎ続けるため大きく油ののった身になります。
代表的な白身魚
- タラ
- ヒラメ
- タイ
- マス
- スズキ
- サケ(サーモン)
代表的な白身魚は上記のような物があります。
さっぱりとした味と食感
白身魚は赤身の魚に比べて、さっぱりとした味と食感が特徴的です。白身魚を使用したキャットフードでは、さらっとあっさり味のキャットフードに仕上がる傾向があります。
人が食べる食品では、さっぱりとした身から、あえて料理方法はフライやムニエルなどこってりとした料理にして食べられます。
白身魚なのにサケ(サーモン)の身が赤い理由
サケ(サーモン)の身は非常に赤身があるため赤身魚に間違えられやすいですが、白身魚に分類されます。
サーモンはエビやカニなどを食べるため、アスタキサンチンという成分で筋肉が赤身をおびるため、白身魚でありながら身は赤くなります。
白身魚の栄養の特徴とメリット
脂質が少なくヘルシー
白身魚は赤身の魚に比べて脂肪の量が少なく低カロリーでヘルシー食材として知られています。
肥満気味の猫や体重管理であまり脂質ととらせたくない場合には白身魚を使用したキャットフードもおすすめです。
コラーゲンなどのタンパク質が豊富
また白身魚は脂質が少ないながら、コラーゲンなどのタンパク質が豊富に含まれています。猫にとって動物性タンパク質を十分摂取することは最も大切なことの一つです。
さらにコラーゲンが豊富に含まれる白身魚は、関節の健康に必要な軟骨や骨などをつくる構成成分も摂取できます。
魚の中ではアレルギーが出にくい
白身魚は赤身魚に比べて猫のアレルゲンになりにくく、アレルギー対策のキャットフードにも使用されています。
タンパク質が非常に豊富な赤身魚の場合、猫によってはアレルギー症状が出やすくなります。
白身魚を使用したキャットフードのデメリット
魚の種類を特定できない
「白身魚」とだけあるキャットフードの場合、使用されている魚の種類が特定できません。
メーカーや工場によって白身魚の仕入れ先が違うので、どの魚がどのくらい使われているかも分かりません。
たとえばタラが大部分で他の白身魚が少量使用されているケースもあれば、様々な種類の魚が均等に混ざっているという可能性もあります。
そのため例えば、白身魚の中でもある特定の白身魚にのみ寄生虫や汚染などが問題になった場合、白身魚ミールになった状態では、トラブルを避けられるか難しくなります。
白身魚を使用したキャットフード例
魚を使用したおすすめキャットフードは下記で紹介しています。
白身魚を使用したキャットフードをいくつかご紹介します。
モグニャンキャットフード
白身魚を63%使用したモグニャンキャットフード。タンパク質30%で脂質は16%となっています。白身魚とだけあるので、こちらはどの白身魚を使用しているのかは特定できません。
カナガンを販売している株式会社レティシアンのオリジナルレシピで、原産国はカナガンと同じイギリス産です。
アルモネイチャー 白身魚&ライス
アルモネイチャーキャットフードのホリスティック白身魚&ライスは、メイン食材にフレッシュオイリーフィッシュを25%使用し、他サーモンやマグロなどを使用しています。
こちらもフレッシュオイリーフィッシュはどの白身魚を使用しているのか明確に分からないため、特定はできません。
ピュリナワン グレインフリー 白身魚
白身魚とチキンミールをメインに使用したピュリナワンのグレインフリー白身魚は、タンパク質35%以上でありながら脂質は14%と低脂質におさえたレシピとなっています。
ペットショップなどでも購入できるため手に入れやすいキャットフードだと思います。
ファーストチョイス 白身魚&チキン
白身魚をメインに米、コーン、続いて鶏脂、鶏肉を使用したファーストチョイスの白身&チキンキャットフード。
グルテンなどが入っているためアレルギーの観点からはおすすめできませんが、1.6kgで1,000円程度と非常にお得なキャットフードとなっています。